さいたま水族館のムサシトミヨ
5月25日(水)久々に朝から晴れ。
以前「県のシンボル」で取り上げた埼玉県の魚「ムサシトミヨ」が気になって、ぶらり、羽生市にある「さいたま水族館」に出かけてみました。
ちなみに、埼玉県のシンボルは・・・鳥:シラコバト、花:サクラソウ、木:ケヤキ、蝶:ミドリシジミ、魚:ムサシトミヨなんですが、このムサシヨミヨだけまだ見た事がありません。
「ムサシトミヨ」
体長6センチぐらいの小さな魚で、トゲウオの仲間だそうです。
冷たく澄んだ水の中でしか生きていけず、元荒川にしか生息してない絶滅危惧種です。
水草などを集めて小鳥のような巣をつくる事でも有名で、昔は井の頭公園や善福寺池、神田川にも生息してたそうですから、結構身近な魚だったようですね。
熊谷市では1984年に天然記念物に指定して保護活動が積極的に行われています。
早速水族館に入ります。(入場券:400円)
ここで大誤算です。
写真なんて簡単に撮れると思っていたらとんでもない誤算でした。
館内が暗いことは想定内だったのですが、予想以上に小さくて、結構動くんです。
水槽の表面が汚れてることもあって、ピントが合わせづらいです。
かろうじて証拠写真です。
骨も透けて見えるようです。こんな魚が清流でしか棲めないなんて信じられませんね。(ムサシトミヨには失礼ですが・・・・)
関東地区ではここ「さいたま水族館」と「しながわ水族館」・「井の頭自然文化園」でしか見れないそうです。
この「さいたま水族館」では淡水魚しか展示してませんが、身近な魚や外国の珍しい魚も展示されています。
ゆっくり泳いでくれる少し多いな魚は綺麗な写真も簡単に撮れます。
「シクリッド」の仲間だそうです。綺麗ですね。
この仲間は、大きく分けて・・・・・
(1)オス又はメスが産卵された卵を口の中へ入れて孵化させる種類
(2)メスが水中に産卵した後、これを親が守る種類
(3)メスが産卵した後、孵化した稚魚を親の口内で育てる種類
・・・・・・・・が居るそうです。
東アフリカと中央アメリカ原産で1300種類(詳しく調べれば2000種類)ぐらいあるそうですから驚きです。
こんな綺麗な魚も居ました。名前は覚えて居ません。(*_ _)人ゴメンナサイ
ここでは絶滅危惧種の「ムサシトミヨ」以外にも、同じく危惧種に指定されていり「ミヤコタナゴ」や「ニッポンバラタナゴ」なども居ます。
まずは「ミヤコタナゴ」です。日本固有種で、関東地方の一部にしか生息してないそうです。もちろん絶滅危惧種に指定されて居て保護されています。
次は「ニッポンバラタナゴ」です。関西・四国・九州の一部に生息するのみですが、最近ペットショップなどで売られている「タイリクバラタナゴ」が放流され、ハイブリッド型が増えてるそうで、残念なことです。
ペットとして飼う人は安易に放流などせず、責任ある飼い方をしてもらいたいものです。
このことはよく話題になるのですが一向に良くなりません。
あなたの無責任なペット管理が自然の生態系を壊しているのですよ!!もっと自覚して欲しいです。
館内には、綺麗な魚の水彩画を描いてるグループの方も数人おられましたが、見事な出来栄えでした。
このような趣味を楽しんでおられる方も多いんですね。
ここには水族館以外に水生植物園などがあり、かなり広いです。
傍の池で休憩してると、突然コアジサシが頭上を通過します。200ミリしかもっていなかったのですが、取り敢えず鳥さんも撮ってみました。
セグロセキレイでしょうか?目の前を横切ります。(トリミング)
この水族館には、息子達がまだ幼いころ連れてきたことがありますが、その頃の記憶がよみがえって来ました。
埼玉県は数少ない「海の無い県」だけに、淡水魚の水族館しかありませんが、今回改めて、自然保護の地道な活動が必要なことを感じた一日でした。
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