曼珠沙華とナガサキアゲハ
彼岸花(曼珠沙華)を撮りながらのんびり歩いてると、何やら黒い蝶が彼岸花の周りを飛ぶ姿が目に入ります。
赤い花に黒い蝶、お似合いの光景です。
初めがクロアゲハかモンキアゲハかと思ったのですが、よくよく見ると・・・・・・何とナガサキアゲハの雌ようです。
次の写真は、この日一番のお気に入り写真ですよ。
何せ、私自身見沼でこの蝶に出会ったのは初めて・・・・何とか美人に撮りたくて・・・・
ナガサキアゲハ(長崎揚羽)
もともと、日本では南方系の種類ですが、九州以南に限られていた分布域は拡大しつつあるようで、温暖化の傾向がはっきり分かる指標になってるそうです。
埼玉で見るのは初めての経験ですが、生育域は徐々に北上しているようで、最近では、栃木や茨城県でも多数確認されてます。
オスはクロアゲハに、メスはモンキアゲハに似ていますが、尾状突起が無いので区別できます。ただし、クロアゲハには尾状突起がない個体もあるらしいので要注意。(ナガサキアゲハの中にはたまに有尾型もいるそうです。)
名前の由来は、「最初、長崎で見つかった」からとか・・・・・・・・・?
この日は彼岸花を撮るつもりだったので、長いレンズは持っていなくて100ミリマクロで追いかけますが、そっと近づくのに苦労しました。
でも、鳥と違って蝶は一定のエリアで、何度も同じところに来る習性があるので、落ち着いて撮れば何とかなります。
キアゲハと一緒の所はこの1枚だけ!!ラッキーでした。
妖艶な彼岸花の赤とのコラボは、美しいですね。
縦位置でも挑戦してみましたが、なかなか苦労します。
SSを少し落としてやると、こんな感じの写真が撮れます。
よく見ると、4枚の翅が同時に同じ動きをしてるわけではないですね。
複雑な羽ばたきで、コントロールしてるようです。
今まで、クロアゲハと曼珠沙華はたくさん撮ってるのですが、今回のナガサキアゲハは初めてでした。
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