カワセミ

2010年9月28日 (火)

カワセミ物語(最終回)

いよいよ、カワセミ物語の最終回です。

今回、今まで撮った写真の整理もかねて、カワセミ物語を掲載し始めたのですが、予想以上に枚数が多く、結構ラフになってしまいました。「もっと早くから整理しておけばよかった!」と、反省しきりです。

Img_2929s前にも書きましたが、カワセミを撮り始めた頃は、一途に、「大きく撮りたい!」と、一生懸命になっていました。

確かにそれなりに面白いのですが、何か足りないんです。

よく考えてみると、カワセミ君、もともと色がきれいで、目立つ鳥の一つなんです。

全体の景色の中で、撮った方が、バランスがいいんですね。(写真の基本ですね!)

そんな訳で、最近は、色の鮮やかな鳥さんは、カワセミに限らず、出来るだけ引いて(レンズではなく、自分の体を・・・・・)撮るように心がけてます。その方が、鳥さんにも優しいですね。




下の写真は、ちょっと季節は異なりますが、同じ枯れた木に止まった時で、左が午前中、右が午後です。雄ですが同じ個体かどうか分かりません。

Img_0085s Img_0059s





















次の写真は、結構お気に入りで、静かな雰囲気が出てると思いませんか?(自画自賛かな???)

Img_4736s

次は、夕焼けに映えるカワセミのようですが、実は早朝なんです。

Img_2695s

どういう訳か、いつも右を向いてる写真が多いですね。それでは最後に、左を向いてる写真をどうぞ。

025s

カワセミシリーズは今回で終わりますが、ここで掲載した写真は「マイ・フォト」にまとめておきますので、いつでもどうぞ!!

これからも、懲りずにカワセミ君を追いかけてみたいと思います。

おまけです。

製作中のバードカービングがやっと完成しました。全長が11センチほどのミニチュア版ですが、以前作っておいた、竹筒の台にくっつけてみました。(ちょっと変ですけど、急場しのぎと云うことでご容赦願います。)

いつも、色つけが苦手なんですが、今回も最後にグロスが濃すぎて、テカテカになってしましました。(反省!!)

小さいと特に色つけが雑になってしまいます。

実物はそうではないのですが、ストロボで写真を撮ると、すごいテカテカですね。

実物は、羽のスジまで入れてあるのですが、写ってませんね。(マクロでアップすると荒がみえてしまうので・・・・・)

Img_2451s Img_2458s

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年9月16日 (木)

カワセミ物語(3)ド・アップ写真

カワセミ物語も、いよいよ3回目です。

今回は、比較的大きく撮った写真を中心に載せてみたいと思います。

Img_0299s カワセミの写真を撮り始めたころは、とにかく「大きく撮りたい!」の一心で、近づけるときは、出来るだけ近く、近寄れないときはテレ端で…と、一生懸命でした。

今から思えば、微笑ましい奮戦ぶりだったのでしょうね。(??)

当時は、デジスコだけで撮ってましたので、近づき過ぎて、フォーカスが合わないことはしょっちゅうでした。

ピンぼけ写真の連発なんて当たり前。

当時の写真を見てみると、ひどい写真だらけで、それでも満足していたのでしょうね。

ところで、カワセミにも、いろいろ個性があるようで、同じ場所に居るカワセミでも、人を全く恐れないもの、非常に神経質なもの、さまざまです。

Img_0111s Img_0162s












餌付けされたり、人の多い公園などに棲むカワセミは、カメラ慣れしているのか、カメラ目線で、こちらを見てくれる個体もいますから、面白いですね。

Img_2309s

鳥の中では、嘴が長く、尾は短い独特のスタイルですが、体全体が青緑で、きれいです。

水面近くを「チィー」と鳴きながら、まっすぐ飛びますので、声ですぐ分かるはずです。

下嘴が赤い(オレンジ)のが雌ですから、すぐに分かります。

Img_0311s

杭の上や突き出た枝・石の上などに止まって、じっとしていますが、小魚やエビなどを見つけると、ダイビングして捕まえます。

Img_0276s

次の写真のように、欄干から飛び込むこともあります。

Img_0049s

                             *写真をクリックで、大きくなります。

(後記)
気がついて見ると、意識してるわけではないのですが、写真のほとんどが、左を向いてますね。(笑)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年9月10日 (金)

カワセミ物語(2)飛び込み

今回は、カワセミの飛び込みシーンです。

Img_0893s カワセミが魚を捕るシーンは、だれもが「一度は撮ってみたい!」写真の一つではないでしょうか。

ところが、これが結構大変で、根気と忍耐・タイミングは当然ながら、写真の腕前、カメラとレンズの性能にかなり左右されるようです。

ましてや自然の状態で、撮るには、カワセミの生態や餌場・そのカワセミの癖を熟知しておかないと、なかなか偶然で撮れるものではないと最近、特に感じます。(ラッキーチャンスは別ですが・・・)

一番、撮りやすいのは「お立ち台」から飛び込んでくれる場面。
カワセミ君は、枝や竿などを立ててやると、そこに止まる習性があるようで、この写真などは典型的ですね。

しかしこのような写真は、自然ではありませんし、みんな同じような写真になってしまします。

次の写真は、お立ち台から飛び込んだところを撮ったものですが、左の写真は、見事にファインダーからずれてます。(水しぶきがきれいので載せてみました)

右の写真は、連続写真ですが、残念ながら顔が見えません。いつも、こんなものですね。(笑)

Img_1595s Img_1596s











次は、小魚をくわえて、飛んでいるところを狙ったものです。(左の写真)距離があれば狙えますね。

右の写真は、ホバリングから飛び込んで、上がってきたところですが、背景が悪いですね。

Img_4566s








Img_0571s_2






次は、水浴びのシーンです。

良く見て下さい。餌を捕るときの飛び込みと少し違うのが分かりますか?

4663s 4654s








水面で、僅かですが、留まってます。こういうときは、同じ場所から、何度も飛び込んでくれますから、結構撮りやすいんです。

4691s4692s_2










このように、いろいろ楽しませてくれるカワセミ君ですが(カワセミ物語(1)でも触れたように)、結構、環境適応力が強く、悪臭がしそうなドブ川でも見ることが出来ます。

次の写真がそうですが、かえって、きれいに見えますね。

Img_5130s

最近は、温暖化の影響でしょうか、一説では、カワセミの最近の年間産卵回数は3~4回で、今までより増えてるそうです。
その分、寿命が短くなっているようですが、本当のところはどうでしょうか???

他にも写真はたくさんあるのですが、、改めてマイ・フォト「カワセミ」に掲載していきます。

次回は「ドアップ写真」の予定です。

*画像をクリックすると、大きくなります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年9月 7日 (火)

カワセミ物語(1)

まだ、まだ暑い日が続いてますが、元気なヒタキ類がそろそろ顔を見せてくれる頃でしょうか?

今回は、カワセミ物語です。今まで撮りためた写真がたくさんあったのですが、整理もせず、そのままになっていたものを、これを機にまとめてみました。

カワセミを見て、初めて鳥見に夢中になった人は多いのではないでしょうか?私も、その一人ですが、初めて見たときの感動は今も忘れられません。

いつ見ても、あのコバルトブルーが光の具合によって変化する様は、飽きることがありません。

デジスコで写真を始めたころは、カワセミばかり追いかけていたのですが、「バードカービングの資料用に…」、とアップの写真ばかり撮っていました。その頃が懐かしいです。

0293s

さて、カワセミ君、実は環境適応力が強く、ちょっと注意をすれば、身近なところで観察することが出来るんです。近くの公園の池や小川だけでなく、どぶ川のようなところでも、立派に繁殖してます。

Img_2285s カワセミ(翡翠・川蝉)はブッポウソウの仲間で、一年中見ることが出来ます。

鳴き声「そび」「せび」から「せみ」になり、川などの水辺にいるので「カワセミ」と云う名前になったとされていますが、鳴き声の「そび」「せび」は想像できません。(古語のそびせびはカワセミの短い鳴き声"ツ・チィー"による。)

日本で繁殖しているカワセミの仲間は、カワセミ・ヤマセミ・アカショウビンの3種で、カワセミは「川に棲むせみ」の意味だそうです。

ちなみに、山地の渓流でよく見られるので「ヤマセミ」、赤いショウビン(カワセミ)だからアカショウビンと名前がついたようです。(資料:山と渓谷社「野鳥の名前」)

全体的には青緑色、腹部はオレンジ色、背中はコバルトブルーで、光の当たり具合で、一見、青く見えたり、グリーンに見えたりします。

Img_0100s Img_0080s











日本では、ほぼ全国に分布してますが、北海道では、冬季、南下するようです。

エサは、小魚やエビなどが主ですが、金魚なども捕るようですが、(金魚養殖池で、良く見られるようです。)赤い金魚をくわえたカワセミは、絵になりませんね。

204s Img_0217s













カワセミの写真と云えば、やはり、「飛び物」ですね!写真を始めると、やはり、一度は撮ってみたいシーンですが、これがなかなか機会と云うかタイミングが難しいんです。
とりあえず、今回はホバリングから……(朝日があたり、ちょっと露出オーバー気味です)Img_0407s

次は、バードカービングから・・・・・・

6年ほど前から、「何か趣味を一つ!」と始めたバードカービングですが、このところ、ご無沙汰してはや1年半。

今回、北海道にお住まいの「てっちゃん」(グランプリを数々受賞されてるカ-バーです)を紹介され、いろいろ刺激を受けました。

そこで、ほこりをかぶっていた道具を取り出し、全長11センチほどのカワセミを久しぶりに作り始めて見ました。

始めてから後悔……老眼が進んだのか、腕がなまったのか、細かい作業がうまくいきません。さらに、下塗り段階で、作品が落下し、左翼がポッキリ!!尾羽の先端も欠け!散々な再出発です。

とりあえず、下塗りをした状態です。写真を撮って見て分かったのですが、嘴が少し寸足らずか(太い)??

Dsc01831s Dsc01839s











次の段階で、本塗りに入りますが、色塗りが苦手なソングバードとしては、いつ完成するやら???


*てっちゃんの作品を是非のぞいてみてください。(左サイドバーのソングバード・リンクに登録してますので、クリックしてください。)バードカービング、フィッシュカービングのすばらしい作品が見れます。

次回は「飛び物」を中心にまとめてみたいと思います。

*画像をクリックすると大きくなります。

| | コメント (4) | トラックバック (0)