鳥見行

2014年6月 1日 (日)

妙高高原2日目は・・・・

妙高高原2日目、5月24日(土)早朝、ペンション近くを散歩しながら探鳥してみようと、5時ごろ小鳥の声に起こされて起きて見ると・・・・・・外は真っ白・・・・・・ガスがかかってかなり厳しい状態です。

それでもと・・・・・・・双眼鏡と手持ちの456を持って「いもり池」周辺を歩いてみます。

「いもり池」もこんな状態です。晴れていれば、池に映る妙高山の朝焼けが見れるはずなのですが・・・・

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キビタキの元気な声に混じって、所々でノジコの声が聞こえますが、いづれも高い木の上で、確認できません。

すぐそばの木の枝にはクロツグミの雄が止まってくれますが、ガスがかかって、とても写真にならず、断念。

ガスだけではなく、気温もだいぶ下がってるようで、長袖のスポーツシャツの上に薄いジャケットを着ていても寒い!!!

少しガスが薄い所で、キビタキを狙ってみるものの、靄がかかったような写真しか撮れません。

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アカゲラも顔を見せてくれますが、同じようにぼんやりした写真。

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ストーブで暖められたペンションの食堂で朝食を済ませた後、車で霧の中を山に登ってみると・・・・・・・・標高1000メートルを超えたあたりから、突然視界が広がって快晴!!

山の中腹には霧が谷に漂ってる様子がよく分かります。ここから下の標高の所は、一面ガス状態です。

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早速、、デジスコだけ担いで林道を歩き始めると・・・・やはり最初に挨拶してくれたのはキビタキでした。

この林道では、キビタキの個体数は多いのに、どういう訳か囀りはあまり聞くことが出来ません。(ペンション周辺ではよく聞こえるのですが・・・・)

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突然藪から飛び出してきたのは、アオジ。冬の時期、近くの公園などで見かける姿とはちょっと違って、夏服に衣替えしてガングロ状態です。

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コルリなどの声に混じって、あちこちで、センダイムシクイやメボソムシクイの囀りが重なって聞こえます。

囀りをよく聞いてみると、センダイムシクイは高い所で、メボソムシクイは低い藪に近い所で囀る傾向があるようで、ここでは2種類がうまく共存してるようです。

少し前に、センダイムシクイを載せましたので、今回はメボソムシクイの方を載せてみます。

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メボソムシクイ(目細虫喰)

先日載せたセンダイムシクイと同じように、日本では夏鳥で、センダイムシクイの方は標高の低い所に多いといわれてますが、ここでは、メボソムシクイと同じところで同時に見る事が出来ます。

江戸時代にはヤナギメジロという異名があったようで、この鳥の特徴である細くて長い眉線をシダレヤナギに見立てて命名されたといわれています。(「野鳥の名前」より)

囀りの声はセンダイムシクイと全く違って、「チョリチョリチョリ・・・・」と独特で、すぐに聞き分けが出来ます。。

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センダイムシクイと違って、頭央線がありません。

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頭央線を比較するために、センダイムシクイの写真も載せておきます。

メボソムシクイとそっくりですが、頭の頭央線(頭にうっすらと白い線)がはっきりしてるのがセンダイムシクイの方です。

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帰り際になって、目の前に現れたすっかりお馴染みになったコルリです。

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この日は土曜日で、山歩きや山菜採りの人たちで賑わっていましたが、鳥見コースとは外れてるため、この日会った鳥撮りさんはご夫婦連れの一組だけ。

お昼近くになって、コルリたちともいよいよお別れ、最後に樹上のキビタキでも撮ろうとデジスコを上に向けてると、後方からバサバサッ!と頭上を飛び越して、先の枝にとまった大型の鳥。

ノスリ?サシバ?????・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く!

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2014年5月30日 (金)

妙高高原へ鳥見行2014(コルリ)

妙高高原鳥見行の第2弾はコルリです。

キビタキを撮りながら、林道を進むと、綺麗な囀りが所々から聞こえます。

まず姿を現せてくれたのは高い枝の上のコルリ(小瑠璃)です。綺麗な声で囀ってます。

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暫く我慢して待ってると、すぐ近くまで降りてきてくれましたが、すぐに薮の中へ・・・・・

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さらに林道を進むと、少し遠いですが、谷側の薮から山側へチョコチョコと移動する雄を見つけました。

そしてうまい具合に倒木の上に・・・・

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この男の子はしばらくの間、周辺をウロウロしながら、辺りを警戒することなく、餌を探しています。

少しごちゃごちゃしてますが、今度は水芭蕉をバックに・・・・・・・

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すぐそばの谷川で、コマドリが鳴いてます。

ここでコマドリの声を聞くのは初めてで、暫し待ってみたものの、さすがに、この時間帯では姿を現せてくれません。

この後、長野から来られたという鳥見さんと出会い、しばし鳥談義。

10年ぶりにここに来られたそうで、鳥撮り歴30年の大ベテランさん。

コルリが出ても出なくても夕刻まで、決めたポイントで、のんびり自然を楽しまれるとのこと。

遅い昼食の後、、午後2時ごろからオオルリなどを求めて、他のポイント2か所を覗いてみましたが、さすがにこの時間帯では、姿を見せてくれません。

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午後3時頃、元のポイントに戻ると、午前中にお会いした鳥撮りさんに再びお会いして、今度は一緒に並んでカメラをセット。

この御仁、さすがに大ベテランさんで、急がず、焦らず、のんびりとそよ風に当たりながら鳥を待ってる時が一番お好きだそうで、鳥を撮るというより、その時の自然の雰囲気が楽しみで、鳥撮りに出かけられるとのこと。

情報などに惑わされずに、自分の脚でしっかり確かめながら、鳥を観察してから撮る、そんな撮り方をお聞きしてると、俗っぽくて、急ぎ足の私にはいろいろ考えさせられることが多いひと時でした。

そんな鳥談義をしてる最中にも、すぐそばの薮では、相変わらずコマドリが綺麗に囀ってます。もちろん姿は見えず!!

そして夕刻近く、やっと出てきたのが上の写真の雄です。

雄に引き続いて、藪の中から、雌が出てきます。

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この子は実に、愛嬌が良くて、警戒心もなく、すぐそばまでやって来ます。

さすがにデジスコでは近すぎて無理なので、慌てて456で撮ってみました。

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雪解け水がチョロチョロ流れるところに咲いた水芭蕉の傍を動き回ります。

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斜め後ろから見るろ、尾羽付近が淡い瑠璃色をしてるのがよく分かります。。

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そして頭上の枝に再び現れた雄です。

少し斜めに構えた姿がお似合いです。

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気が付くと、いつの間にか夕刻5時近くになっていましたが山の上はまだまだ明るいです。

私は、早々に引き上げることにしたのですが、長野の鳥撮りさんは、夕日に映えるコルリを狙ってみるとのこと。

やっぱり、意気込みが違います。

宿泊先のペンション周辺はまだ、霧が残っていましたが、キビタキなどの囀りが賑やかです。

翌日は霧が晴れてくれればいいのですが・・・・・・・・・・・・・・

午前中に撮ったコルリの動画を載せてみます。

少し遠かったのと、他の小鳥の囀りが混じってしまって判別しにくいですが、耳を澄まして聞いてみて下さい。

                                   

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2014年5月25日 (日)

妙高高原へ鳥見行2014(キビタキ)

今年も妙高高原へ遠征。いつの間にかこの季節になると通うこと7年目。

いつも同じような鳥にしか出会わないのに、毎年この時期が来ると。ここに出かけたくなります。

ここ数年、Mさんと一緒だったのですが、今回は久しぶりに一人旅。

持病の腰痛が心配だったのと、天候が不安定だったので躊躇していたのですが、、今回も思い切って行くことにしました。

5月23日(金)、午前6時過ぎに自宅を出発。片道約300キロの鳥見行です。

自宅を出る時は、天気予報に反して、曇り空。ちょっと心配!!

その心配が的中したのが上信越道の長野ICを過ぎて、黒姫あたりから雨が降り始め、「妙高高原IC]を出る頃には雨と濃い霧に包まれて、3~40メートル先も見えません。

途中「妙高高原ビジターセンター」に立ち寄ってみると・・・・・館内には山歩きやBW目的の人たちが、10人ほどたむろしてますがなすすべ無し。

時間はまだ10時過ぎ、仕方なく、運を天に任せて、そのまま霧雨の中を、山に向かうことにします。

そして、山道をトロトロ走ること約10数キロ、途中から霧が晴れ始めて、目的地に着く頃には日差しが出てきました。ラッキー!!

そしてさっそく第1ポイントへ・・・・・

すぐに出迎えてくれたのは、お馴染みのキビタキ君です。

まだ若い個体ですが、何故か人懐っこくて、しばらくの間遊んでくれました。

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この日は久しぶりの重装備。

いつものデジスコを担いで、デジイチは使い慣れた456付けて肩に掛け、そしてリュックにはマクロ撮影用の6D一式。ずっしり重い装備です。

ここは、キビタキの個体数が多く、あちこちに姿を見せてくれます。

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キビタキは飛んでる小さな虫をホバリングしながら捕ることが多いのですが、このキビタキ君、大きな蛾を捕まえたようです。

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ちょっと枝被りですが、綺麗な個体がのんびり休憩中。

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キビタキ達も、そろそろ子育ての時期、偶然見つけたデート中のカップルです。

デジスコでの超望遠撮影では被写界深度が極端に浅い為、男の子にピントを合わせると女の子がボケてしまいます。

よく見て下さいね。ちょっと地味で分かり難いですが、雄の後ろに雌がいますよ。

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そんな訳で、2枚目は女の子にピントを合わせてみます。

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前半では、男の子ばかり載せたので、次はキビタキの女の子。

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このポイントではいろんな鳥が見る事が出来ますが、今回はクロツグミの鳴き声も聞こえます。

暫く待機して待ってみたのですが、結局近くには出てくれず、遠くのクロツグミ!!証拠写真です。

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そして、あちこちでニュウナイスズメの鳴き声が聞こえます。

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今回は取り急ぎ、初日のキビタキを中心に載せてみましたが、写真が整理出来次第、何回かに分けて紹介していきたいと思います。

今回の遠征で見聞きした鳥は、このキビタキ・クロツグミ・ニュウナイスズメの他に、アカゲラ・センダイムシクイ・メボソムシクイ・コルリ・コマドリ(声のみ)・ウグイス・モズ・コルリ・コガラ・オシドリ・ノスリ・ハチクマ・アオサギ・サンショウクイ・アオジ・フクロウ(声のみ)・ホオジロ・イワツバメ・ハクセキレイ・アカハラ・エナガ・オオルリ(声のみ)・ヤマガラ・シジュウカラ・ノジコ・ゴジュウカラ・ツグミ・メジロ・カワラヒワなど・・・・・

今回、初撮りの鳥もありますよ。お楽しみに!!! 

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2014年5月18日 (日)

「焼酎一杯グィー!」ア・ラ・カ・ル・ト

プチ遠征の最終回の登場者はセンダイムシクイ(仙台虫喰)です。

この鳥がなぜ「仙台」なのか分かりませんが、決して仙台にだけいるということはありません。(笑)

日本で見られるムシクイの仲間はこのセンダイムシクイの他に、メボソムシクイ・エゾムシクイ・イイジマムシクイの4種類ですが、それぞれよく似ていますので、判別が難しいことでも有名です。

でも囀りにはそれぞれ特徴があるので、囀りさえ聞ければ判別は容易です。

(私自身、センダイムシクイとメボソムシクイしか見たことがありませんが・・・・)

よく見かけるのは、このうち、このセンダイムシクイとメボソムシクイです。

センダイムシクイの囀りは「チィヨチィヨジュイー」、この囀りが「焼酎一杯グィー」と聞こえることでも知られていて、特徴があるのですぐに分かります。

下の写真では、頭の中央に白い線(頭央線)が見えますね。メボソムシクイにはこの頭央線がありません。

(実際には下から見ることがい多いので、なかなか見えませんけど・・・・・・)

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普段見れるのは比較的高い所が多いのですが、山の中では谷や渓谷があるため、山道などから目線の位置で見る事が出来ます。

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大きな口を開けて・・・・・・・・・・・本当に焼酎が呑みたいのかな???????

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ムシクイの仲間は、みんな地味なのですが、新緑に一番似合う鳥なのではないかと思います。

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ちょっと考え事をしてるような仕草も可愛いです。

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青虫を捕まえたようですね。何度か振り回しながら弱らせて・・・・・パクリ!!

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動きはなかなか早くて、ジッとしてくれません。チョコチョコと枝を移動するのを追いかけるのに苦労します。

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最後はセンダイムシクイを撮ってる時に現われたメジロです。

こんな山中で見つけたメジロ、思わずカメラを向けてパチリ!です。

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おまけは帰る途中に立ち寄った「羽生PA]

昨年末にオープンした「鬼平江戸処」が賑わってると聞いていましたので、立ち寄ってみたのですが、平日にもかかわらず、すごい人・人・人・・・・・・!!

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故池波正太郎氏の人気小説「鬼平犯科帳」の世界を表現したもので、その当時の江戸の町をイメージした施設が並んでいます。

この辺りは江戸時代に日光街道の要衝であり、江戸の入り口となる「栗橋関所」が設けられていた埼玉県久喜市栗橋北がこの羽生PAから近いことから企画されたようです。

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店内は混雑してとてもゆっくり見学するどころではなく、早々に退散。

東北道を通られる際は寄ってみてはいかがでしょう。

         

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2014年5月13日 (火)

サンショウクイ(山椒喰)2014

プチ遠征の第2弾です。

今回取り上げるのはサンショウクイ(山椒喰)

「山椒はピリリと辛い!」    ピリリ!ピリリ!と鳴きながら飛ぶサンショウクイ。

・・・・・・・・・・・・かといって山椒の実を食べるわけではありません。

この山では、サンショウクイの出会うことが多く、あちこちで、あの独特な鳴き声を聞くことが出来ます。

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特に、雄のツートンカラーは目立ちます。

サンショウクイ、普段は比較的高い所を飛ぶことが多く、数年前に初めてサンショウクイを撮った時は感動ものでしたが、その後、どういう訳か、相性が良くて、毎年撮っています。

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サンショウクイの事は2011年に詳しく書いてるのですが、今回は、江副 水城著「鳥名源」より引用したものを少し記しておきます。

中国には「山椒鳥」という名の数種の鳥が棲息していて、いずれも美しい色彩の鳥です。

その中で、日本のサンショウクイに相当する鳥は、最も地味な色彩なので、「灰山椒鳥」と書かれます。

漢語の「山椒」の意味は・・・・山(シャン)は善(シャン)に通じていて、「素晴らしい」という意味で、椒(チャオ)は姣(コウ)に通じていて「美しい」という意味になっています。

すなわち、山椒鳥とは善姣鳥であり、直訳すると「素晴らしい、美しい鳥」という意味になります。

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日本語では、サンショウクイのサンとは、一音節読みした時の嗓(サン)の事で、「声」の事を意味し、ショウとは韶(シャオ)のことで、「音や声が美しい」という意味です。

クは咕(ク)と書き、「鳴く、囀る」ことを意味し、イは異(イ)の事で、「異なっている、変っている」ことを言います。

つまり、さんしょうくいとは、嗓韶咕異の訛り読みの事であり、直訳すると、「声が美しくて、囀りが異なっている(鳥)」という意味になり、これがこの鳥の語源です。

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この周辺では、まだ山桜が満開で、葉桜状態の桜の樹も残っています。

そんな葉桜にサンショウクイが・・・・・・・・・・典型的な空抜けですが、ラッキー!!!

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ここからはデジスコで撮った写真ですが、さすがにデカく撮れます。

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次の写真は今にも飛び出しそうな姿勢。デジスコではこの先、飛び出すところまでは追えません。

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枝の上で、ちょっと武者震い????

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道路わきには、ヤマツツジでしょうか、綺麗に咲いています。

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この後、カワガラス狙いで、渓谷まで降りてみますが、その姿は見る事が出来ず断念。

2011年のサンショウクイを書いた記事に興味のある方は・・・・・・こちら

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く! 

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2014年5月11日 (日)

久しぶりのプチ遠征

GW明けの5月7日、前日に思い立って、急遽、久しぶりの鳥撮りプチ遠征です。

毎年5月半ばごろに出かけるお馴染みの場所ですが、今年もIさんと一緒に午前6時に出発。

目的はオオルリ・キビタキ・サンショウクイ・クロツグミ・カワガラス・サンコウチョウなど相変わらず欲張りな成果を求めて・・・・・・・・・・いざ!出陣!

まずは、前日Mさんから教えて頂いたオオルリポイントに向かいます。

現地に到着すると、早速、山側と谷側からそれぞれ綺麗なオオルリの囀りが聞こえます。

山側のオオルリはかなり近いのですが、なかなか姿が確認できず、仕方なく谷川のオオルリに的を絞ることにします。

遥か彼方の梢で囀っているのですが、さすがに遠いです。

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少し近い所まで来てくれましたが、強い日差しの上、逆光気味。なかなか良い色が出てくれません。

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少しすると、盛んに囀り出します。可愛い舌が見えますね。

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この後少しずつ、枝の高い方に移動しますが・・・・・・でも今度は枝が被ってます。

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我慢して待ってると、こちらの意を察してくれたのか、位置を少しずらせてくれました。

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この後しばらく近い所に出てくれるまで待機してみたのですが、ベストポジションに一瞬来てくれたものの・・・・・・・・・・慌てて撮り損ね!!ブレブレでした。

気をとり直して、今度は別のポイントに車で移動します。

毎年お馴染みのポイントに着いたものの、聞こえるのはオオルリとサンショウクイ・ツツドリなどの声のみ。

キビタキの囀りが全く聞こえません。時期的にまだ早いのか???

それでもやっと、静かに林中を移動するキビタキを1羽見つけましたが、いい所には止まってくれません。

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やっと近くに止まってくれたものの真上の電線の上。

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番なのか、一緒に雌も居ました。

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帰り際に別のポイントで見つけたキビタキですが、この個体も囀りは無しで、忍者のように林の中を飛び回っていました。

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それでも、とりあえず、証拠写真程度には撮れたので、二人とも大満足!!

 

オオルリの動画も載せておきます。

耳を澄まして聞いてくださいね。綺麗な囀りが聞こえますよ。

バックできときどき聞こえる小さな声は、山側で囀るオオルリの声です。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く!!!    

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2013年6月 9日 (日)

鳥見行3日目(戸隠森林公園)

いよいよ今回の遠征も最終日です。

宿泊地のペンションから40分程で、戸隠森林公園に着きます。

昨年は天気が悪かったため寄れなかったので2年ぶりになります。

今まで無料だった戸隠神社奥社前の大駐車場が整備されて、有料になっていました。

最近はここ戸隠も、パワースポットブームで、観光客も以前より増えてるようで、我々鳥見達にとってはちょっと複雑な気持ちです。

この日は平日のせいか?赤い鳥がいないせいか?鳥見さん達の姿も少なそうです。

木道を進むと、カッコウのつがいでしょうか、高い所を飛び回ってます。

そして、いつものコルリポイントでは・・・・・・・・・・綺麗な声が聞こえます。

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さらに奥に進むと、カメラが数台鎮座してます。

オオアカゲラの巣があるそうですが、かなり遠くで、先着の人に教えてもらってやっと確認。

そして・・・・・・・・カメラをセットするなり・・・・・・親がやって来ます。

でも突然の事だったので、ピント合わせが間に合わず・・・・・・・・とりあえず証拠写真です。

オオアカゲラのお父さんです。

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オオアカゲラとアカゲラの違い???

下の写真をよく見て下さい。側胸や脇腹に縞々模様が見えますね。

またアカゲラより一回りくらい大きいでしょうか。雌は赤い帽子がありません。

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ここでは毎年アカゲラやオオアカゲラの巣に出会うのですが、この巣では、巣立ち寸前の雛がいました。

顔を何度も出したり引っこめたり・・・・・時には身体を乗り出して、今にも巣から出そうな仕草を見せてくれます。

樹の幹の穴から子を出してるのが分かりますか?

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どうも雛は1羽しかいないようですが、まさに巣立ち寸前で、時折、親が近くまで来て鳴きながら雛の巣立ちを促してるようです。

親が姿を見せてくれるか、雛が巣立つ瞬間が見れるかもしれないので、暫くここで待つことにします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しかっし2時間過ぎても親はたまに近くまで来るだけで、餌を与えようとしません。

途中近くに来たのはカケスです。ちょっと目が怖いですね。

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結局、昼過ぎまで粘ってみたものの、親の姿も雛の巣立ちの瞬間も見ることが出来ず、断念。

数日前にはマミジロも入ったようですが、今はその姿もなし、もちろん赤い鳥など望むべきもありません。

仕方なく引き上げることに・・・・・・・・・

途中、ここの名物ミソサザイが見送ってくれました。

松の樹のちょこんと出た小さな枝の先に・・・・・・・・・

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角度を変えて・・・・・・真上なので、腕と首が疲れます。

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限られた時間でしたが、オオアカゲラに振り回された半日でした。

最後は、いつもの動画ですが、木道のため、人が通るとカメラがゆれて少し見難いかもしれません。

普段、営巣シーンなどは大幅にい時期をずらして載せるのですが、このオオアカゲラはすでに巣立ちしてると考えられるのでアップしました。(撮影日から2週間ほど経ちます)

                                        

 

今回お世話になったペンションスノーグースのHPは・・・・・・

http://www31.ocn.ne.jp/~snowgoose/

オーナーのKさんはフェイスブックでも情報発信されています。

https://www.facebook.com/pages/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E4%B8%80%E7%9C%BC%E3%83%AC%E3%83%95%E5%86%99%E7%9C%9F%E9%9B%86/159480064150838

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2013年6月 2日 (日)

妙高市大洞原の「菜の花祭り」と「いもり池」

少し鳥の記事が続いたので、今回は「大洞原の菜の花」と「いもり池」の写真を載せてみたいと思います。

5月26日は早めにペンションに到着して、すぐ近くの日帰り温泉で身体を癒そうと思っていたのですが、Kオーナーから「菜の花祭り」の事を聞いて、急遽そちらの方に行くことにしました。

ペンションから車で2~30分程で、目的の大洞原に到着。

もう夕刻近くで、あいにく雲も出てきたため、妙高山は霞んでいましたが、広大な菜の花畑です。

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夕刻近くだったせいか、人もまばらで・・・・・・・・この時期にまさかの菜の花畑にちょっぴり感激です。

さすがに雪国の春は遅いです。

南西方向には雪がまだ残ってる妙高山(左)と茶臼山(?)が見えます。(上の写真)

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ここは3年ほど前から、耕作放棄地を利用して、地元の方たちが四季折々の花を植えて町おこしをしてるようですが、今回初めて訪れます。

春は菜の花、夏はヒマワリ、秋はコスモスと芙蓉の花が楽しめるそうです。

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晴れた日中だと青空に映えた菜の花と山が楽しめたかも知れません。

この時は広角レンズを持っていなかったので、パノラマ合成してみました。

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この日はこれでおしまい!!

 

 

そして翌26日早朝、ペンションから2~3分の所にある「いもり池」に行ってみます。

もちろん朝焼けの「いもり池」から望む「妙高山」を撮るためです。

5時過ぎに行ったのですが、ちょっと遅かったようです。

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もう陽は昇っていました。かろうじて朝焼けらしいところは撮れましたが・・・・・

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そして日はどんどん登ってあたりはみるみる明るくなってきます。

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南西方向には「黒姫山(?)」も望めます。

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もう少し早い時期だと、この辺り一面水芭蕉が咲いています。

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陽が昇ってしまったので、朝食までの約1時間、昨日証拠写真しか撮れなかったノジコに再度挑戦することにします。

ノジコの記事は後日・・・・・・・

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2013年5月30日 (木)

鳥見行 妙高(1日目)

毎年遠征してる妙高高原、今年も行って来ました。

今年は昨年同行できなかったMさんも一緒です!!

5月25日(土)午前7時にMさんと合流して自宅を出発、関越道・上信越道を経由して4時間強の道のりです。

途中昼食をとって、そのまま探鳥ポイントに向かいます。

そして、いつものポイントに着いたのは午後1時ごろ。

探鳥には不向きな時間帯ですが下見を兼ねて付近を散策してみます。

それにしても、、暑い!!   高原にしては気温が高すぎます。

カメラをセットするなりオオルリが出てくれましたが、空抜けで遠い!!

今回の行程でオオルリを見たのはこれ1回のみで、全行程を通じて、オオルリは結局空振りでした。 

大きな声で囀りながら、元気で飛び回ってるのはメボソムシクイです。

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もともとここにはメボソムシクイが多いのですが、数羽が入り乱れて飛び回ってます。

以前にも書いたようにムシクイの仲間は姿形だけでは見分けがなかなかつきません。

囀り声で判断するのが一番ですね。

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このポイントでコルリも出てくるはずだったのですが、コルリの声も姿もなし。

早々に、次のポイントに移動します。

次のポイントでもコルリの姿は見えず、聞こえるのは奇麗な声だけ・・・・・

ここで元気に飛び回ってるのはキビタキだけです。

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妙高ではどこででも見れるキビタキですが、このポイントのキビタキは警戒心も薄く、結構近くで撮ることが出来ます。

お馴染みの夏鳥で、どこででも人気者で、何度見ても飽きない鳥の一つかもしれません。

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今年は雌の姿が少ないようで、姿を現すのはほとんど雄です。雌は抱卵中かな??

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周辺を散策すると・・・・・・コガラが目の前に出てきました。

コガラもこの周辺では多いのですが、いつも高い所をちょろty路飛び回っていて忙しい鳥です。

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この子は突然近くの枝で休息でしょうか、羽繕を始めました。帽子をかぶったような頭が特徴です。

良く似たヒガラと同じ留鳥です。

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高い枝の上ではコサメビタキも飛び回ってます。ちょっと遠いですが、さすがデジスコの威力です。

この鳥も夏鳥ですが、目がクリッとして愛くるしい小鳥です。

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結局、この日は目的のコルリの姿は確認できず、時間切れで下山。

この日、キビタキ・コガラ・コサメビタキ・メボソムシクイ以外に確認できたのはオオルリ・アカゲラ・メボソムシクイ・センダイムシクイ・ニュウナイスズメ・クロジ・コルリ(声のみ)・ホトトギス(声のみ)など・・・・・・・・・・・

いつもお世話になる「ペンション・スノーグース」に向かいます。

(ペンションのKオーナー曰く、「この日は朝から気温が高く、鳥の動きも鈍かった。」との事!!)

翌日に期待して、Mさんと乾杯!!! 

*今回は慌てて写真を整理した中から初日の分を載せてみましたが、これからも連載になりますので、コメント欄は閉じてます。

これからも何回かに分けて載せていきたいと思います。お楽しみに・・・・・・!

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2012年6月 1日 (金)

妙高高原鳥見行(1)景色レポート

5月26日(土)、当初、翌27日から予定していた妙高高原行を天気の具合が28日(月)当たりから崩れそうな気配だったので、急きょ前日の26日に変更することにしました。

宿泊先のペンション「スノーグース」の小林オーナーには快く急な変更を受けて頂き感謝!感謝!です。

今回はそんな鳥見行を連載で載せてみたいと思います。

まず初回は風景編です。

妙高高原にはこの5年ほど毎年訪れてるのですが、鳥撮りに夢中で風景には縁がありませんでした。今回は多少時間的にも余裕があったので、駆け足でいくつか名勝を巡ってみました。

今回の妙高高原行は26日~28日までの2泊3日、妙高高原・戸隠を訪れる予定で早朝午前6時に出発。

残念ながら毎年ご一緒してるMさんが体調を崩し、今回は単独行です。

東松山ICから関越道ー上信越自動車道を経由して妙高高原まで約4時間片道300キロほどで現地に到着します。

26日当日は小林オーナーから事前に聞いていた鳥ポイントをいくつか回り、27日は早朝から風景を探しながらのプチドライブです。

まずはペンション近くの「いもり池」から妙高山を望みます。(早朝午前5時ごろ)

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いもり池に写った逆さ妙高です。もう少し時間が早ければもっと朝焼けに輝いていたはずなんですが・・・・

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ちょっと違う角度からです。

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このいもり池周辺は5月連休頃にはあたり一面、水芭蕉で覆われるのですが、今頃はミツガシワが咲いているだけでした。

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5月上旬には水芭蕉で覆われていたところからの妙高山です。

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さらに南の方角には黒姫山が望めます。

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池の傍らには大きな白樺が1本あって、存在感を示してます。

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いもり池のそばにはビジターセンターもあり、バードウオッチングが盛んなところでもあります。

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今度は、その足で「苗名の滝」「乙見湖」へ向かいます。

「乙見湖」までペンションから3~40分程で行け、その途中に「苗名の滝」があります。

駐車場に車を止め、15分ほど歩くと「苗名の滝」に着きます。

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「苗名の滝」

新潟県と長野県のほぼ県境にあって「日本の滝百選」の一つに選ばれている落差55メートルの滝です。

もともと落ち口には岩があり、滝は左右に分かれていたようですが、高田藩が伐採した木を流した(1813年)ことによって岩が欠けて今日の姿になったそうです。

轟音を響かせながら落ちる様が「地震=なゐ」のようであるとされ、口語体に転化して「ないの滝」が「なえな滝」となり、「苗名滝」と名付けられたとも、また、下流の高田平野の水田に水を供給する事から苗名となったとも云われています。(ウィキペディアより)

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苗名の滝に行く途中、駐車場からすぐの所と滝の前に吊り橋があるのですが、高所恐怖症の私としては何とか大きい1本目の吊り橋はクリアーしたものの、滝の前の吊り橋はとても渡れません。

仕方なく、吊り橋の端から数歩進んだところから撮ったのが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ!!

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そこで今度は側面の道を登ってみますが、かなり急斜面で、今日の靴ではさらに上るのは無理なようです。(言い訳??)

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滝つぼ近くまで最接近した所から・・・・・・・・

今年は雪が多かったせいか、水量は尋常ではありません。でもマイナスイオンを一杯吸って気分爽快。

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近くには滝の音に負けずミソサザイが大きな声で囀ってますが、姿は見えません。(もちろん鳥撮りの準備はしていなかったので、姿は見れても撮れませんが・・・・・・)

岩肌も直立していて面白い形をしています。

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早々に今度は「乙見湖」に向かいます。途中の景色は新緑が眩しく、プチドライブを楽しみながらゆっくり登っていきます。

乙見湖に向かう途中の笹ヶ峰高原牧場付近からはまだ残雪の残った山々が望めます。

天狗原山・金山・裏金山などが見えます。

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そして、焼山も見えますが、よく見てくださいね。頂上右から噴煙が出てるのが分かりますか。

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牧場からさらに進むと笹ヶ峰ダムに到着します。

この笹ヶ峰ダムのダム湖を「乙見湖」と呼び、観光スポットになってます。

笹ヶ峰ダムは、新潟県妙高市(旧中頸城郡妙高高原町)、関川水系関川に建設されたダムで、高さ48.6メートルのロックフィルダムで、下流に広がる農地へのかんがい用水の確保と水力発電を目的としています。

右の方に見える少し突き出た山が前述した焼山です。噴煙が見えますね。

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乙見湖ではイワツバメが飛んでいましたので、慌てて車からデジイチを取り出して飛び物を狙ってみます。

(イワツバメの写真は次回載せますが1枚だけ予告写真です)

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こんな風に駆け足で見物してきましたが、ペンションから3~4時間でぐるっと駆け足で回ることが出来ました。

なんだか写真というより旅レポートになってしましましたが、次回からはいよいよ鳥たちの登場です。   

      

 

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