行田の田圃アート
前から一度行ってみたかった「行田の田圃アート」、月も変わった9月2日、思い切って行って見る事にしました。
埼玉県行田市は、あの暑い町で有名な熊谷市の隣の町、「さきたま古墳」や「古代ハス」、「のぼうの城」などで知られてる人口84,000人ほどの市です。
古くは『万葉集』に「さきたまの津」という記述があり、『風土記』にも「武蔵国埼玉郡(さきたまごおり)」とあるように、「埼玉県」という地名の発祥地であるとされています。
前にも書いたのですが、私のブログ「さきたまの自然日記」の≪さきたま≫とは、この埼玉の事なんです。
その行田市にある「古代蓮の里」の東側の田圃に造られた「田圃アート」が今回の目的。
現地に着いたのは午前10時過ぎ。(この時間帯が結果的に大失敗)
早速、入場料400円を払って、「古代蓮会館」に入場し、約50メートルの展望台に上がります。
この田圃アートは今年で7年目とか・・・・
今年は、市制施行65周年事業として、世界一の規模で描かれたそうで、今年の作品名は「古(いにしえ)の行田」
中央には「国宝:金錯銘(きんさくめい)鉄剣」を掲げる仲睦まじい古人、その後方には世紀の大発見の舞台になった「稲荷山古墳」(写真ではちょっと分かり辛いですが・・・)、さらに右側には、全国唯一の出土品で行田郷土博物館所蔵の「重要文化財:旗をたてた馬形埴輪」を、縁起の良い「左馬」で、そして左側は、古代ロマンが華麗に咲く「天然記念物:行田蓮」が7種の稲で、描かれてます。(パンフレットより)
実は、この写真を撮るのに大変苦労したんです。
展望台に上がった10時過ぎは、まさに逆光で、展望台のガラスの反射が強く、角度を変えながら何枚撮っても、どこか片隅には、反射影が・・・・・
本来、レンズをしっかりガラス面に密着させれば、反射が防げるはずなんですが、悪いことに、被写体は、かなり下に見えるため、どんな撮り方をしても、カメラは下向きにセットしなければならず、レンズの下部に隙間が出てしまいます。
中には、レンズの周りにタオルを巻いたり、PLを付けたり、中には傘でカメラを覆いながら撮る人まで出てきます。
しかしどんな方法で撮っても反射影は消えず!!
結局、11時半ごろまで待って、陽が高く上がったころ、日の当たらない場所から辛うじて・・・・・
馬形埴輪が、変な角度からしか撮れなかったのも、この為なんです。
何とか、全景を撮り終えて、今度は1階にある展示コーナーを覗いてみます。
ここには、蓮に関わる、いろんなオブジェがあって、蓮の事がよく分かります。
下の写真は、いろんな種類の蓮のアートフラワーでしょうか。
その中の一つだけ撮ってみました。こんな蓮の花もあるんですね。
この「古代ハスの里」では、古代ハス池の行田蓮(古代蓮)以外に、水生植物園で、世界のいろいろな蓮の花を見る事が出来ます。
そして、次は、たまたま廊下に何気なく飾ってあった「蓮の精」の人形。
どこにでもある西洋人形だと思いながら、写真に撮ってみると・・・・・
どなたの作品か分かりませんが、なかなか表情が豊かで、「蓮の精」にふさわしい姿形に感動!!
思わず、何枚か写真に収めた次第。
うるんだ眼が、何かを訴えてるようですね。
初めは1枚だけを載せようと思ったのですが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんだか、「田圃アート」より、「蓮の精」の方が、メインになってしまいそうですが、この田圃アート、10月下旬まで開催されてるようで、稲が黄金に輝くと、また違った風に見えるそうで、お近くの方はぜひ足を運ばれてはいかがでしょう。
その節は、お昼頃が一番いいかも知れません。(特に晴天の時には)
また、日が傾きかけると、西日で、今度は展望台の影が出てくるようなので、ご用心ください。
天気がいい日だと、展望台から「と今日スカイツリー」や「富士山」も見えますよ。
下記サイトで、田圃アートに状況を見る事が出来ます。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- いよいよ「仁和寺」へ(2014.11.29)
- 龍安寺(2014.11.27)
- 京都番外編(西本願寺・東本願寺)(2014.12.01)
- 金閣「鹿苑寺」(2014.11.22)
- 京都巡り1日目(宇治平等院)(2014.11.20)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
田んぼアート、当地方でも行われておりますが行田市のアートの方が素晴らしいです。
それに古代人の顔や輪郭もハッキリしています。。。
ガラスの反射、こればかりは防ぎようがありませんね、自分も先日下田のロープウエイ内からの撮影では苦労しました。
「蓮の精」の人形、仰るとおり人形の表情が素晴らしい。
自分も必ず数枚撮ることでしょう(笑)
投稿: country walker | 2014年9月 5日 (金) 09時12分
おはようございます。
行田市の田圃アートは有名なので
あちこちのブログで拝見しますが
展望台のガラスの反射について書かれた記事は初めてです。
ご苦労の甲斐あって 素晴らしい お写真ですね♪
ハスのアートフラワーも
こんなふうに並べたら とても素敵です。
ハスの精の お人形も 憂いを帯びたような表情が
雨に濡れるハスの花を思わせますね
投稿: 花mame | 2014年9月 5日 (金) 09時45分
こんにちは
田んぼアート、どこか別の所のものを新聞とニュースでみましたが、
行田でも行っているのですね。ためしにググってみたら、全国でたくさん
行われていてびっくでした。どれも見事なものですね。
稲の色の違いで、しかも高いところから見たときの角度なども計算したうえで
描いているのですものね。たいしたものです。
ソングバードさんのお写真で、ガラスなど無い展望台から撮られたのかと
思いましたが、実はこんなに苦労されての、反射影無しのお写真だったのですね!
様々な蓮の花を並べたアートフラワー作品もステキです。
ひとつひとつ花の種類と特徴を見て知って楽しむもよし、
全体を眺めて楽しむもよし、という感じですね。
蓮の花の精 想像したこともありませんでしたが、なるほど…です。
最初の精の雰囲気が好きです。
投稿: ポージィ | 2014年9月 5日 (金) 10時44分
こんにちは!
お邪魔します!
田圃アート、立派ですね!
美しい写真がいっぱいですよね!
いいブロクだ!
投稿: 幸奈 | 2014年9月 5日 (金) 14時47分
田んぼアートそちれでもやってるんですね。
雰囲気が違ってまたいい感じです~!
上手く作りますね
まだまだ稲が、青々していますが、
稲刈りはいつ頃なんでしょう??
投稿: マイグリ-ン | 2014年9月 5日 (金) 19時13分
こんばんは
わあ~田んぼアート、素晴らしいですね^^。
苦労なさって撮っていただいてありがとうです
古人と埴輪、堪能しました^^。
蓮のもいろいろな種類があるのですね~
きれいです。
蓮の妖精の人形、いいなあ~
表情が素敵、何かを訴えているみたい。
ありがとうございました。
投稿: みい | 2014年9月 5日 (金) 20時01分
こんばんは。
素晴らしい田圃アートですね。
こんな素晴らしい写真を撮られるのにはいろいろな苦労があったのですね。
しかし苦労はみんな成果になっています。
花の精の人形もそれぞれ表情が違っていてどれも素敵!
投稿: nampoo | 2014年9月 5日 (金) 21時15分
なんとすばらしい田圃アート~!
それにもまして すばらしい撮影技術~!
映像を堪能させていただきました~!
沢山の人の協力で こんなステキな芸術作品が出来たのでしょうね~!
投稿: りり | 2014年9月 5日 (金) 21時42分
>country walkerさん
おはようございます。
今年は市制65周年行事の一環で、なんでも世界一の規模だとか・・・・・
ガラス越しの写真、今回のように、逆光の日差しがまともに当たるところは初めてでした。
皆さんかなり苦労されてたようです。
「蓮の妖精」可愛いですよね。
>花mameさん
コメント有難うございます。
行田の田圃アートはもう7年も続いてるのですが、今回初めて行ってみました。
ガラスの反射、日差しが当たってなければ、そんなに苦労しなかったのですが・・・・
ここのはっすは古代ハスが有名なのですが、世界中のハスも花を咲かせてくれます。
来年は、蓮の花の時期に行ってみたいです。
その時は、「蓮の精」にも会えるかもしれませんね。
>ポージィさん
おはようございます。
田圃アート、各地で行われてるようですね。
個々のは、結構規模が大きくて、関係者の方達も、かなり苦労されてるようです。
エレベーター付きの展望台があるくらいですから、かなり力が入ってるようですよ。
ここはもともとは古代ハスが有名で、蓮の花が咲く頃は、たくさんの人が訪れて賑やかな所なんです。
「蓮の精」の人形、どなたの作品か分かりませんが、なんともかわいい姿に・・・・・・(笑)
投稿: ソングバード | 2014年9月 6日 (土) 07時07分
>幸奈さん
コメント有難うございます。
田圃アート、なかなか綺麗でしょう。
お褒め頂いて恐縮です。何でも思いつくままに写真に撮って楽しんでます。
これからも時々、覘いてみて下さいね。
>マイグリーンさん
おはようございます。
マイグリーンさんの所では、田圃アート見れませんか??
7種類の稲を使い分けて作るそうです。
こちらの刈取りは10月頃だと思うのですが、周囲を刈り取った後もこのアートだけは暫く残すそうで、
また違った雰囲気のアートが楽しめるようです。
稲が黄金に輝く時の面白そうですよ。
>みいさん
おはようございます。
ここ行田は、古代人の里、近くには大きな古墳群もあるんですよ。
そして、その古墳群から見つかった古代ハスの種を発芽させて、「行田蓮」が生まれたそうです。
ロマンチックですよね。
「蓮の妖精」にも会えるといいのですが・・・・
来年は、蓮の花を見に行くつもりです。
投稿: ソングバード | 2014年9月 6日 (土) 07時20分
>nampooさん
おはようございます。
高さ50メートルの展望台から見て、初めて全容が分かる田圃アート。
初めて行ってみたのですが、初めはどうして作るんだろうと・・・・・??????
設計図の段階から、いろいろ模索されてるようですよ。
蓮の花も、たくさんお種類があって、アートフラワーも見事でした。
来年は本物のハスの花を見に行きたいです。
妖精もね!!
>りりさん
おはようございます。
今年は北陸地方も雨で大変でしたね。
こちらもぐずついた日が続いてますが、晴れの合間に田圃アートを見に行ってきました。
撮影技術は大したことないのですが、反射影が無い所を探すのが大変でした。
このアート制作もそうなんですが、メンテナンスも大変なようで、皆さん苦労されてるみたいです。
投稿: ソングバード | 2014年9月 6日 (土) 07時31分
田園アート、迫力ありますねぇ。
ガラス越しとは思えないぐらい、
とってもクリアですね。
稲が黄金に輝く頃の田園アート、どんなふうになるのかしら♪
楽しみですね^^
投稿: 音函 | 2014年9月 7日 (日) 14時51分
田んぼアートは、最近はあちこちで、やっているようですね?
北海道でも、やっているところがあるようですが、見たことはないです・・・
さすがにこれだけ大きいと、迫力あるでしょうね。
投稿: てっちゃん | 2014年9月 7日 (日) 16時29分
>音函さん
おはようございます。
ここの田圃アート、稲が青い時期、黄金色の時期、刈り取った後、3種類のアートが楽しめるそうです。
黄金色の時が一番綺麗かもしれませんね。
多分、記載のHPでその様子が見れると思いますよ。
>てっちゃん
おはようございます。
田圃アート、今流行のようですね。
ここのアートは、今回世界一の大きさを目指したようです。
北海道なら、もっと大きなアートが出来そうですね。
丘の上から眺める広大な、アートを想像してしまいます。
投稿: ソングバード | 2014年9月 8日 (月) 06時49分