« 妙高高原へ鳥見行2014(コルリ) | トップページ | 見沼自然公園のスイレン(睡蓮) »

2014年6月 1日 (日)

妙高高原2日目は・・・・

妙高高原2日目、5月24日(土)早朝、ペンション近くを散歩しながら探鳥してみようと、5時ごろ小鳥の声に起こされて起きて見ると・・・・・・外は真っ白・・・・・・ガスがかかってかなり厳しい状態です。

それでもと・・・・・・・双眼鏡と手持ちの456を持って「いもり池」周辺を歩いてみます。

「いもり池」もこんな状態です。晴れていれば、池に映る妙高山の朝焼けが見れるはずなのですが・・・・

8549_r
キビタキの元気な声に混じって、所々でノジコの声が聞こえますが、いづれも高い木の上で、確認できません。

すぐそばの木の枝にはクロツグミの雄が止まってくれますが、ガスがかかって、とても写真にならず、断念。

ガスだけではなく、気温もだいぶ下がってるようで、長袖のスポーツシャツの上に薄いジャケットを着ていても寒い!!!

少しガスが薄い所で、キビタキを狙ってみるものの、靄がかかったような写真しか撮れません。

3900_r
アカゲラも顔を見せてくれますが、同じようにぼんやりした写真。

3899_r
ストーブで暖められたペンションの食堂で朝食を済ませた後、車で霧の中を山に登ってみると・・・・・・・・標高1000メートルを超えたあたりから、突然視界が広がって快晴!!

山の中腹には霧が谷に漂ってる様子がよく分かります。ここから下の標高の所は、一面ガス状態です。

8538_r
早速、、デジスコだけ担いで林道を歩き始めると・・・・やはり最初に挨拶してくれたのはキビタキでした。

この林道では、キビタキの個体数は多いのに、どういう訳か囀りはあまり聞くことが出来ません。(ペンション周辺ではよく聞こえるのですが・・・・)

01151_r

01043_r
突然藪から飛び出してきたのは、アオジ。冬の時期、近くの公園などで見かける姿とはちょっと違って、夏服に衣替えしてガングロ状態です。

01020_r
コルリなどの声に混じって、あちこちで、センダイムシクイやメボソムシクイの囀りが重なって聞こえます。

囀りをよく聞いてみると、センダイムシクイは高い所で、メボソムシクイは低い藪に近い所で囀る傾向があるようで、ここでは2種類がうまく共存してるようです。

少し前に、センダイムシクイを載せましたので、今回はメボソムシクイの方を載せてみます。

01071_r

メボソムシクイ(目細虫喰)

先日載せたセンダイムシクイと同じように、日本では夏鳥で、センダイムシクイの方は標高の低い所に多いといわれてますが、ここでは、メボソムシクイと同じところで同時に見る事が出来ます。

江戸時代にはヤナギメジロという異名があったようで、この鳥の特徴である細くて長い眉線をシダレヤナギに見立てて命名されたといわれています。(「野鳥の名前」より)

囀りの声はセンダイムシクイと全く違って、「チョリチョリチョリ・・・・」と独特で、すぐに聞き分けが出来ます。。

3766_r

センダイムシクイと違って、頭央線がありません。

3769_r

頭央線を比較するために、センダイムシクイの写真も載せておきます。

メボソムシクイとそっくりですが、頭の頭央線(頭にうっすらと白い線)がはっきりしてるのがセンダイムシクイの方です。

Img_3461_r

帰り際になって、目の前に現れたすっかりお馴染みになったコルリです。

01060_r

01052_r

この日は土曜日で、山歩きや山菜採りの人たちで賑わっていましたが、鳥見コースとは外れてるため、この日会った鳥撮りさんはご夫婦連れの一組だけ。

お昼近くになって、コルリたちともいよいよお別れ、最後に樹上のキビタキでも撮ろうとデジスコを上に向けてると、後方からバサバサッ!と頭上を飛び越して、先の枝にとまった大型の鳥。

ノスリ?サシバ?????・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続く!

ポチッとよろしく!











|

« 妙高高原へ鳥見行2014(コルリ) | トップページ | 見沼自然公園のスイレン(睡蓮) »

鳥見行」カテゴリの記事

コメント

ガスがかかった宿泊付近から目的地で「ソングバード」さんを迎えてくれたのは自分にとっては見たことのないアカゲラやノジコ・・・
羨ましいと言うか、ステキと言うべきかまさに野鳥の宝庫ですね。
自分は今日も終日サンコウチョウ1本でした。
今年の三光鳥、当地ではかなり多いみたいです。

投稿: country walker | 2014年6月 1日 (日) 20時57分

こんばんは

 上のお写真、水墨画みたいできれいです^^。
自然の中の空気感が伝わってきますね。
野鳥たちのさえずりも聴こえてきそう
なかなか小鳥たちの名前は覚えられませんが。かわいいですね~

いつも楽しく拝見しています。
うん、大きな鳥?
なんだろう?

投稿: みい | 2014年6月 2日 (月) 18時43分

こんばんは。
色んな野鳥見せていただきました。
野鳥を撮るときは早朝がいいのですか?
センダイムシクイとメボソムシクイ頭の線がなければ判別は難しいですねえ。
勉強させていただきました。
ありがとうございました。
大きな鳥なんだったのでしょう、楽しみです。

投稿: nampoo | 2014年6月 2日 (月) 20時20分

こんばんは。
朝、起きて外を見た時はガスがかかっていてがっかりしたでしょうね・・・
でもそんな時でもソングバードさんは幸運の持ち主なんですね!
ムシクイの種類は中々区別がつかないとか、私もセンダイムシクイかどうか
分からなくブログアップをするとき困ってしまった事がありました。
頭央線があるかないかで分かる事が分かりました。
コルリが何回も撮れて羨ましい・・・です。

投稿: ひこ | 2014年6月 2日 (月) 21時08分

ソングさん こんばんは^^
山の空気を吸うことが出来ました(*^^*)
鳥さんも 色々いて楽しい場所ですね♪
通ってしまうのが解ります!
ガス?霧が雲のようで・・なんとも・・素晴らしい風景
ですね♪山の天気は読めませんねぇ・・(^^;

投稿: ミント | 2014年6月 2日 (月) 22時55分

>country walkerさん
おはようございます。
この周辺では、アカゲラやノジコは普通に見られます。
鳥の種類は多いですね。(珍鳥はいないですが・・・・)
今の時期、サンコウチョウが見られるだけでもラッキーですよ。


>みいさん
耳を澄ませば、野鳥の声が聞こえてくるかもしれませんよ。(笑)
ガスがかかった「いもり池」、確かに情緒的には素敵な光景なのですが、鳥撮りにとっては・・・・
と鳥に混じって現われた大きな鳥!!なんでしょうね????
スイレンの記事の後、見れますよ。お楽しみに!!


>nampooさん
おはようございます。
野鳥は朝早いうちか夕刻が良いみたいですね。
食事タイムのせいでしょうか。(特に早朝は良く囀ってくれるんです。)
昼過ぎが最悪かもしれません。
ムシクイの仲間は判別が難しいです。

投稿: ソングバード | 2014年6月 3日 (火) 06時26分

>ひこさん
おはようございます。
ここには何度も遠征してるんですが、今回のような天気は初めてでした。
これも自然だけに、仕方ないんですけどね。
頭央線、確かにムシクイの仲間を判断する一つの方法なのですが、
上手く頭頂の写真が撮れるといいのですが・・・・・
コルリ、何度見ても可愛いでしょう!!


>ミントさん
おはようございます。
「山の天気と???は・・・」、難しいですね。
風景写真を撮る人だと、こういう霧がかかってる方が幻想的でいいいのかもしれません。
ここは、珍しい鳥は少ないかもしれませんが、確かに種類は多いですね。
BWだけ楽しむには最高かもしれませんね。。
来年も行ってるかも???


投稿: ソングバード | 2014年6月 3日 (火) 06時36分

o(*^▽^*)oおはようございます。

今年は、この四万十も早朝の鳥の鳴き声が毎日元気です。

1枚目の幻想的なことか❣❣
その後の鳥達もソングさんに写してもらって幸せそうですよ~・・

気持ちの良い朝を頂いてありがとうございました

投稿: こころぐ郁美です | 2014年6月 3日 (火) 08時29分

妙高高原への鳥見の成果、素晴らしいですね。羨ましい限りです。アオジなんて顔が真っ黒に変わってますね。キビタキ、アカゲラ、メボソムシクイ、コルリと珍しい鳥との出会い、いいなぁ。続きも楽しみです。

投稿: ヨッシー | 2014年6月 3日 (火) 18時31分

雲を抜けて…最高の気分ですね。妙高山でしょうか…晴天の山並みがなんとも素敵です。
キビタキにコルリ…この2種類だけでも出会えれば文句なしです。
猛禽…楽しみにしております。

投稿: noharatugumi | 2014年6月 3日 (火) 22時08分

>こころぐ郁美さん
おはようございます。
四万十も、梅雨入りでしょうか。
ジメジメした露も、四万十川のしっとりとした情景の演出者???

今回もいっぱいのイケメンや美女のモデルさんに囲まれて、さすがのソング君も鼻の下が・・・・・
みんな郁美さんの早い回復を願って、囀ってるようでした。
郁美さんの癒しに役立ててうれしいなあ!!


>ヨッシーさん
おはようございます。
アオジも、冬にあちこちで見かける姿とは全く違いますね。
一瞬、別物と思ってしまうほどです。
ここはいろんな種類の野鳥が見れて楽しいですよ。


>noharatugumiさん
おはようございます。
写ってる山は妙高山ではなくて、長野県側にある山だと思います。
(名前は分かりませんが・・・・)
ここはコルリ・キビタキなどがメインですが、野鳥の種類は多いですよ。
猛禽、お楽しみに・・・・

投稿: ソングバード | 2014年6月 4日 (水) 06時44分

たくさん撮られましたね、メボソムシクイ、まだ僕はハッキリと確認していません・・・鳴き声を聞かないことには、分からない種類になってしまいました・・・

コルリ撮りまくりで、羨ましいですね~

投稿: てっちゃん | 2014年6月 7日 (土) 23時18分

>てっちゃん
おはようございます。
ムシクイの仲間は判別に苦労しますね。
まさに鳴き声が聞こえてる時にしか正確な判別が出来ません。
ここはコルリの宝庫??

投稿: ソングバード | 2014年6月 8日 (日) 06時09分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 妙高高原2日目は・・・・:

« 妙高高原へ鳥見行2014(コルリ) | トップページ | 見沼自然公園のスイレン(睡蓮) »