最近ブログネタが少し溜まってしまって、なかなか整理が出来ず、話題があっちこっち飛んでしまって申し訳ありません。
もたもたしてる間に、関東地方もついに梅雨入り。
今回はいよいよ鳥見行の最終回です。
初撮りの鳥、鳥撮りさん達からは「な~んだ!」と言われそうな写真ですが、私にとってはドキドキワクワクの一枚でした。
2日目、帰り際に頭上のキビタキを撮っていたら……後方から頭上を通り越して、先の枝にとまった地味な猛禽。
慌ててデジスコをそちらの方に向けます。
一瞬ノスリ?それともサシバ??猛禽類にはあまり縁がないので、後姿だけでは判別が出来ません。
少し横を向いてくれたのですが、今まで見たことがないタカのようです。
まさか???こんな林の中で・・・・・・・・・・!
そしてやっと左を向いてくれました。ハチクマのようです。
以前この近くで大空を舞うハチクマは見たことありますが、こんなに近くで枝に止まってるところを見たのは初めてです。
ハチクマ(八角鷹)
日本には夏鳥として九州以北に渡来し、渡り時の鷹柱でも有名な猛禽類です。ハチを好んで食べるクマタカに似たタカなので、この名前が付いたといわれてます。
ハチクマについて、少し前にNHKでも取り上げられたことがありますが、詳しい生態についてはまだまだ分からないことが多いようです。
そんな訳で、ネットでいろいろ調べてみたものの、写真もとまり物シーンが少なく、大空を飛んでる写真の方が圧倒的に多い所からも、他のタカ類に比べて神秘的なタカなのかもしれません。
そんな中、慶応大SFC研究所生物多様性研究・ラボが掲載している「ハチクマ渡り公開プロジェクトサイト」に面白い記事がありましたので、抜粋してみました。
ハチクマはその名のとおり、タカ類なのにハチ類の幼虫、蛹、成虫を主食にしているが、ハチ類以外では、小鳥やカエルなども捕って食べる。
樹上にあるスズメバチなどの巣は当然ながら、地中にあるジバチなどの巣については、空中や樹上からハチの行動を見ながら捜しているのではないかと思われる。
多くのタカ類と違って、ハチクマは繁殖期間中でも、ある限られた範囲を占有することなく、かなり広い範囲を移動しながら過ごす。抱卵中や育雛中でも、数10kmを越える距離を少なからず動きまわる。
このように、他のタカたちとはちょっと違う習性を持ってるようです。
もちろんハチの巣を襲うときには、ハチたちの反撃に会うはずですね。それではなぜ刺されないのかが不思議です。
一説によると、身体からハチたちが嫌がるようなにおい(フェロモン?)を出しているのではないかといわれています。
また、ハチクマの顔の周りの羽毛は、小さな硬いうろこ状の羽毛に覆われていて、ハチの針が通らないようになってるとか・・・・・・・・(NHKの番組を見て)
いよいよ不思議なタカです。
写真の頭部部分を等倍で切り出してみました。
さすがに解像が悪くてはっきりしませんが、如何ですか。(アンシャープをかなり強くかけています。)
云われてみれば、鎧のような羽毛????
下の写真、4枚目と同じような写真ですが、目の部分をよく比較してみて下さい。
瞬膜を閉じた瞬間です。
ハチクマは個体差が多く、羽の色や模様が異なることが多いようですが、この個体は虹彩の色が黒っぽいことから、雄だと思われます。
ちょっと首を伸ばすと、禿鷹のように見えますね。
次の写真はトリミングして大きくしてみました。この写真も瞬膜が閉じてるように見えますね。
この間、連写枚数から換算すると、留まっていたのは15~20秒間ほどでしょうか。同じような写真になってしましましたが、ご容赦を!!
この後、あっという間に飛び去ってしましましたが、何度もここに通っていたご褒美でしょうか。何とか初撮りが出来て、感謝!感謝!
そんな訳で、今回のハチクマを最後に、鳥見遠征シリーズは終わります。
帰る途中の「横川PA]で買った「峠の釜めし」が格段美味しく感じた遠征でした。
おまけは、林道で咲いていた水芭蕉とカタクリ・キクザキイチゲ(?)です。
*なにせ、今回は初物で、あまり自信がなく、記事の内容などに間違いがあるかもしれません。
その時は遠慮なくご指摘ください。
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