国営武蔵丘陵森林公園(パート2)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・続き
この森林公園の「野草コース」、入り口は北と南の2か所あります。
この日は北口側の道が一部水没してるとのことで今回は南入口の方から入ることにします。
まずは北入口に咲いていたオオミスミソウ(大三角草)
オオミスミソウ(大三角草)は別名「雪割草」と呼ばれてるそうですが、初見の花です。
「雪割草」は、キンポウゲ科ミスミソウ属の園芸名だそうで、北半球に9種類の分布が知られています。
日本にはその中の1種類から分かれたミスミソウ・スハマソウ・オオミスミソウ・ケスハマソウが自生しています。
このオオミスミソウ、自生地は新潟県を中心とする日本海側に多いそうで、雪割草の中でも最も変異の幅が広く、さまざまな色や形が楽しめ、愛好家も多いそうですから、奥が深いのでしょうね。
ここに咲いていたのはこの2種類の色の他に赤い種類もありました。
傍らにはキクザキイチゲ(菊咲一華)も咲いています。
キクザキイチゲはキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草でキクザキイチリンソウ(菊咲一輪草)とも呼ばれるそうです。
本州近畿地方以北~北海道に分布し、落葉広葉樹林の林床などに生育し、山梨県など複数の都道府県で、レッドリストの絶滅危惧種(絶滅危惧I類)や絶滅危惧II類などに指定されています。
「菊咲」は菊に似た花を咲かせるという意味で、「一華」は1輪の花を咲かせるという意味だそうです。(ウィキペディアなどより)
野草コースの入り口付近でも、フクジュソウがたくさん咲いていました。
それらを見ながら奥に進むと、セツブンソウ(節分草)が咲いてるところに出ますが・・・・・・
時期的に遅かったのか、ほとんどの株は痛んで、見るも無残。
ただ一輪だけ、何とか見つけたものの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こんな姿です。
ちょうど3年前、東日本大震災の日でした。小鹿野町のセツブンソウを見に行ったときの写真ですが、セツブンソウに興味のある方は・・・・・・・こちら
セツブンソウを諦めて、野草コースを散策してると、1輪だけですが、ザゼンソウが咲いていました。
ザゼンソウ(座禅草)は、サトイモ科ザゼンソウ属の多年草で、仏像の光背に似た形の花弁の重なりが僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされています。
また、花を達磨大師の座禅する姿に見立てて、ダルマソウ(達磨草)とも呼ばれていますが、ユニークな形をした花ですね。。
結局、野草コースをぐるっと1周してみましたが、これ以外の野草には会えませんでした。
四季折々約150種類の野草が楽しめるそうですから、別の機会に訪れることにします。
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梅林から中央レストランに向かうものの、レストランは定休日!!
園外へ出ないと昼食にはありつけそうにありません。
空腹を我慢しながら、昼食後見る予定だったシクラメンの原種が咲いてる「針葉樹園」へ向かいます。
幸いな事に、中央口からすぐの所で、助かりました。
原種のシクラメンは、人の改良の手が加えられていない野生のシクラメンのことです。
クリスマスの時期に華やかに大きな花を咲かせるシクラメンに対し、原種シクラメンは小柄で可愛らしいのが一番の魅力。
原種シクラメンは約20種が知られる球根植物だそうですが、原種とは品種改良されていない野生種を指します。
最近はガーデニングブームで、野趣の富む「原種シクラメン」にも注目が集まり、園芸種の原種のほか、別の種に属する野生種が一部の収集家によって栽培されることが多くなったそうです。
それにしても可愛いシクラメンです。
原種シクラメンを堪能して、中央口に戻ろうと「山田大沼」を覗いてみると・・・・・・・・・こんな光景が・・・・・
白樺の林???????
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではありません。
少し引いてみると・・・・・・・・・・・・カワウがいっぱい。
実はこの辺りにはカワウがコロニーをつくっていて、その糞で木々は真っ白で枯れてしまってます。
以前はサギ山などでよくこんな光景が見られたのですが、最近カワウのこんな被害があちこちで起こってるようです。
具体的な対策もなく、今は放置されていますが、困ったものですね。
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コメント
国営武蔵丘陵森林公園は、私が大学生のころにできた?公園かな。近くに友達が住んでいて遊びに行ったことがあります。いろいろ珍しい花が咲いているんですね。カワウの糞のせいで雪が降ったあとのようですね。困ったものです。
投稿: ヨッシー | 2014年3月24日 (月) 18時42分
こんばんは
オオスミスソウ初めて見ました。きれいな花ですねえ。
キクザキイチゲも初めて見る花でした。
セツブンソウも実物を見たことがありません。
暖かい地方には咲かない花なんでしょうか。
ザゼンソウは礼文島で見たことがあります。
原種のシクラメンかわいいですねえ。
投稿: nampoo | 2014年3月24日 (月) 19時39分
可憐な花がいろいろ見られましたね。
シクラメンの原種…可愛い花ですね。僕もファンになりそうです。
カワウ…ほんと真っ白になっていますね。多量の魚を捕食してしまうし…あちらこちらで嫌われ者になってしまっていうようです。カワウに責任はないのですが…考えなければいけない問題ですね。
投稿: noharatugumi | 2014年3月24日 (月) 21時26分
ソングさん こんばんは^^
可愛い可憐な花・・ユキワリソウ♪
そして・・原種のスクラメンの花・・下を向いていて
控えめな感じがしますね♪
私も・・撮りに行こうっと~♪(笑)
投稿: ミント | 2014年3月24日 (月) 23時03分
>ヨッシーさん
おはようございます。
四季折々、いろんな花が楽しめるので時々訪れますが、広すぎて、移動が大変です。
カワウの被害、前から聞いていたのですが、予想以上にひどいものでした。
>nampooさん
おはようございます。
オオミスミソウは私も初めて見たのですが、自生は日本海側に多いようです。
最近はユキワリソウという名前で、園芸種も多いみたいですよ。
セツブンソウの自生は、環境にも左右されるようで、関東地方でも自生地は少ないみたいです。
どこかで見れるといいですね。
投稿: ソングバード | 2014年3月25日 (火) 07時10分
>noharatugumiさん
おはようございます。
この公園は花撮りには、絶好の場所みたいです。
シクラメンの原種は初めて見たのですが、園芸種のシクラメンより可愛くてとりこになる方も多いようですよ。
カワウ、天敵が少ないだけに、被害が広がってるようですね。
木が枯れてるだけではなく、道路まで糞が・・・・・
>ミントさん
おはようございます。
原種のシクラメン、小さくてかわいいですよ。
群生してるところはまるで小人が並んでるようです。
自生してるところも多いようですから、是非見に行ってみて下さい。
素敵な写真が撮れますよ!!
投稿: ソングバード | 2014年3月25日 (火) 07時16分
おはようございます
今回は足元の可愛い花たちに注目ですね♪
ミスミソウ、キクザキイチゲは何年か前に公園で見ましたが、
オオミスミソウ、セツブンソウやザゼンソウは写真でしか見たことありません。
原種シクラメンも可愛いですねぇ。森の中にこんな風に咲いていたらたまりません。
いいなぁ、みんな見てみたいなぁ。こういう風情、ホントいいですねぇ…
カワウの糞公害、深刻そうですね。
あちこちで問題になっているようですが、昔からいた鳥が問題を起こすように
なったのには、やっぱり人間の生活や開発などがバランスを崩してきたから
なのかもしれません。
糞は土壌を肥えさせ、樹木の枯死は長期的には森林更新の役割があるそうですが、
それもバランスが取れていてこそですね。
投稿: ポージィ | 2014年3月25日 (火) 09時48分
こんにちは
野草は、きれいですね~
わたしも、名前は覚えられないのですが、見るのは好きです
ひっそりと咲いている小さな花は、愛おしいです。
野生のシクラメン、かわいいです^^。
座禅草は、写真でしか見たことありませんが、とってもユニークな花ですね^^。
カワウの被害は、こちらでも見たことあります。
真っ白になってて、驚きました。
なにか対策はないのでしょうか?
投稿: みい | 2014年3月25日 (火) 10時47分
ソングバードさんこんにちは!
ご無沙汰しています。
トップページのお写真を拝見して、新潟一早く春を感じた気分です
自然のシクラメンがあるなんて、初めてみました。
ついつい頂くと、大切に(過保護すぎるくらいに?)育ててしまうのですが
自然の中で咲いているのも応援したくなるほど可愛いです。
個人的にはザゼンソウが気になります。実際のが見てみたいな~
投稿: うずまき | 2014年3月25日 (火) 14時32分
カワウ、各地で大繁殖して困っているみたいですね。
自然のものだけでなく、漁協が釣り人のために稚アユを放流しても大食漢のカワウに食べられてしまうものが多いそうです。天敵は居ないのですかね~
野鳥は好きですがあまり増えすぎて迷惑なものは困りますね。
糞公害ははハトにムクドリだけで充分です。
投稿: country walker | 2014年3月25日 (火) 16時50分
>ポージィさん
おはようございます。
ここの野草コースでは、いろんな野草が育てられていて、四季折々可愛い姿を見る事が出来ます。
それぞれの花の有名な自生地があるようですが、手軽に見れるので重宝してます。
カワウの糞公害は全国的な悩みになってるようです。
以前はサギのコロニーでよくこんな光景が見られたのですが・・・・・
天敵もいないし、具体的な対策もないみたいで、仕方ないのかもしれませんね。
>みいさん
おはようございます。
花の名前は難しいですね。
ブログにアップする時はいつも悩んでしまいます。
野生のシクラメン、実際に見ると、とりこになるかも知れませんよ。
小さくてかわいいシクラメン、小さな鉢に植えてあげるとお似合いかもしれません。
カワウの対策は難しいかもしれませんね。
樹を切っても、また近くの樹に移ってしまうだけかもしれないし・・・・・
投稿: ソングバード | 2014年3月26日 (水) 06時50分
>うずまきさん
おはようございます。
こちらは春モードに変わりましたよ。
原種のシクラメン、可愛いでしょう。
我が家でも毎年、大きなシクラメンを買ってくるのですが、1年で枯らせてしまします。
観賞用のシクラメンも綺麗ですが、この野生のシクラメンも可愛くて、育てたくなります。
ザゼンソウ、雪の中から顔を出して咲いてると素敵ですね。
これから見れる花ですから、どこかで見れるといいですね。
>country walkerさん
おはようございます。
確かにカワウの大食漢は有名ですね。
自然界ではある程度やむを得ないかもしれませんが、異常に増えるのも困りものですね。
カラスやムクドリなど、人間の責任も大きいのかもしれません。
投稿: ソングバード | 2014年3月26日 (水) 06時59分
こんにちは。
綺麗な色とりどりのお花、特にザゼンソウが珍しいと云うか
お坊さんが座禅を組んでいる姿に似ているとか変わった花ですね!!
原種のシクラメンも可愛いですね!!
カワウの糞公害、困りものです。
私の公園の池の周りもこのようです。もっとひどいですよ。
投稿: ひこ | 2014年3月26日 (水) 16時28分
>ひこさん
こんばんは。
ザゼンソウ、あまり見かけない花ですね。
まさに名前の通りの花ですが、世の中にはいろんな花がありますね。
原種のシクラメン、小さな鉢で育てると面白いかもしれませんね。
園芸屋さんで売ってるのかっしら????
カワウ、何もカワウが悪いわけではないのでしょうが、人間様の近くに住むと、嫌われますね。(笑)
投稿: ソングバード | 2014年3月26日 (水) 22時07分