« クロハラアジサシシリーズ最終回 | トップページ | マヒワが元気 »

2012年10月28日 (日)

京都・奈良、駆け足道中記パートⅢ

奈良唐招提寺から薬師寺までは徒歩7~8分、のんびりと田園風景の小路を歩きます。

このような田園風景の中をのんびり歩いて巡ることが出来るのも奈良の良いところかもしれません。

薬師寺(やくしじ)は、興福寺とともに法相宗の大本山で、南都七大寺のひとつに数えられています。

本尊は薬師如来、開基(創立者)は天武天皇で、1998年(平成10年)に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。

まず、薬師寺の北側にある「興楽門」から入り、「大講堂」を右に見ながら東回廊に抜けます。

04191

東回廊の横には、「東院堂」があります。

東院堂は、養老年間(717~724)に吉備内親王[きびないしんのう]が元明天皇[げんめいてんのう]の冥福を祈り、建立されました。奈良時代は現在地の東側に建てられていましたが、天禄4年(973)の火災で焼失しました。

現在の建物は正面7間、側面4間の入母屋造本瓦葺で、弘安8年(1285)に南向きで再建されましたが、享保18年(1733)に西向きに変えられました。高い基檀の上に建つのは、水害・湿気を避けるためであり、鎌倉時代後期の和様仏堂の好例です。

堂内には、白鳳仏を代表する国宝 聖観世音菩薩が安置され、その四方は鎌倉時代の四天王像が守護しています。(薬師寺公式HPより)

04197

東回廊を右に曲がると「中門」があり、中門越しに西塔が見えます。そして門の左右には仁王様。

04198
金剛力士(こんごうりきし)は、仏教の護法善神(守護神)である天部の一つでサンスクリットではVajradhara(ヴァジュラダラ)というそうです。

口を開いた阿形(あぎょう)像と、口を結んだ吽形(うんぎょう)像の2体を一対として、寺院の表門などに安置することが多く一般には仁王(におう、二王)の名で親しまれています。(ウィキペディア参照)

昔から二人の息の合った様子を「阿吽の呼吸」と云いますが、ここから来ています。

まずは口を開いた「阿形(あぎょう)」像。中門の右側にあります。

04199_3
そして左側の「吽形(うんぎょう)」

04200

中門をくぐると、左側(西側)に「西塔」、右側(東側)に「東塔」がありますが、東塔は現在改修工事中です。

西塔は昭和56年(1981)に復興されました。東塔と比較すると、まずその鮮やかな色に目を奪われますが、またそれは奈良を表わす色使いでもあると言えます。

塔の連子窓[れんじまど]に使われている色を「青[あお]」色、扉や柱に使われている色を「丹[に]」色と呼び、万葉集の一節に

あおによし ならのみやこは さくはなの におうがごとく いまさかりなり

と歌われている事からも当時の平城京の華やかさを表現する意味もあったのではないかと思われます。「青丹良し」とは奈良の枕ことばを意味するのです。(薬師寺公式HPより)

04204

正面には「金堂」。ここもあまり人の姿が無く、ゆっくり回れました。

04205

「金堂」は1976年に再建され、奈良時代仏教彫刻の最高傑作の1つとされる本尊薬師三尊像を安置されています。

04212

次の写真は、金堂の後ろにある「大講堂」の前から見た「金堂」と「西塔」です。

逆光なので見辛い写真ですが・・・・・・・・・・この左側に改修中の「東塔」があります。

04216

中門から見た西塔と金堂の動画です。手持ちで少しブレてますが・・・・・

                         

折角なので日本画家の平山郁夫が30年をかけて制作した縦2.2メートル、長さが49メートル(13枚の合計)からなる「大唐西域壁画」がある玄奘三蔵院に寄ってみます。

玄奘三蔵院は主要伽藍の北側にあり、1991年(平成3年)に建てられたもので玄奘三蔵が祀られています。

写真は、玄奘三蔵院の前に建てられた玄奘塔です。

04218

平山郁夫の絵は壮大な大きさで圧巻ですが、絵心のない私達にとっては、只々「すごいなぁ~!!」の一言。

今度は薬師寺からすぐ近くにある近鉄線「西ノ京駅」から「奈良駅」に移動します。

奈良駅から大仏様で有名な東大寺や奈良の鹿を見に行くこともできるのですが、歩き疲れたこともあって昼食タイムです。

昼食後、残された時間もあまりないので、そのまま東大寺には寄らず、JR[京都駅」まで戻ることにします。

ここで、夫婦そろって、大チョンボです。weep

帰りの新幹線に時間を勘違いしていたんです。お蔭で、1時間半以上の待ち時間。

歳のせいか、最近思い込みが激しくて困ります。

折角なので、甘味処で少し休憩した後、京都駅八条口から歩いて15分ほどの「東寺」に行くことにします。

東寺(とうじ)は、真言宗の根本道場であり、東寺真言宗の総本山でもあります。

「教王護国寺」(きょうおうごこくじ)とも呼ばれ、山号は八幡山。本尊は薬師如来。

東寺は平安京鎮護のための官寺として建立が始められた後、嵯峨天皇より空海(弘法大師)に下賜され、真言密教の根本道場として栄えることになります。

中世以降の東寺は弘法大師に対する信仰の高まりとともに「お大師様の寺」として庶民の信仰を集めるようになり、21世紀の今日も京都の代表的な名所として存続し、昭和9年(1934年)に国の史跡に指定、平成6年(1994年)には「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されました。(ウィキペディアより)

04219

国宝五重塔は京都のシンボルのシンボルでもあり、日本で最も美しい五重塔かも知れません。

高さ54.8メートルは木造塔としては日本一の高さを誇る。

天長3年(826年)空海により、創建着手にはじまるが、実際の創建は空海没後の9世紀末であった。その後、何回か焼失しており、現在の塔は5代目で、寛永21年(1644年)、徳川家光の寄進で建てられたものです。

次の写真は、上の写真とは反対側の池からの五重塔です。

04231
東寺のHPが面白いことに縦書きなんです。厳かな鐘の音も聞こえますよ!!

興味のある方は・・・・・・・・・・・・こちら

 

東寺では中学生が、個別に見学してるグループがたくさんいましたが、最近の中学生の修学旅行は、4~5人くらいの単位でタクシーを活用しての見学が多くなってるようですね。

特に京都では、私たちが昔経験したようなバスガイドさんの案内ではなく、タクシーの運転手さんが案内してる場面がよくみられ、時代も変わったものです。(今では当たり前????)

・・・・・・・・・そんなことを感じながら、今回の京都・奈良道中が終わり、駅弁買って新幹線へ・・・・・・

この日も良く歩きました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・sleepy sleepy bullettrain

ポチッとよろしく!

|

« クロハラアジサシシリーズ最終回 | トップページ | マヒワが元気 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、ソングバードさんの実家は京都ですか、お墓参りで行くのは大変ですが、
京都、奈良は旅行で行くには最高に風情が有って良いとこらですよね。
自分は、修学旅行と、会社の旅行で何度か行きましたが、プライベートで
ゆっくり行ったことが有りませんが。

投稿: 花の伝道師 | 2012年10月28日 (日) 17時12分

(* ̄ー ̄*)今回も、ありがとうございました。

まだ見ぬ姿を見せて頂きました。

奈良に行ったことがありません。通り過ぎただけ!!

こうして、歩き疲れる位に歩いてみたいなぁ~

ゆったり、まったり・・・良いもの見せて頂きました。

駆け足なんて思えませんでしたよ。お疲れさまでした(* ̄ー ̄*)sweat01

投稿: こころぐ郁美 | 2012年10月28日 (日) 18時17分

さすが、奈良、京都は立派なお寺が続きますね。 
金剛力士像は各地で見かけますが、 
ポーズもいろいろあるようです。
そして、ここのものは彩色が施されてきれいですね。
まだ、紅葉には少し早いようですが、楽しまれたでしょうね。

投稿: たかchan | 2012年10月28日 (日) 19時34分

駆け足道中記~とお書きですが…
けっこう のんびりと、あっちこっち回られたのですね~!
列車時間の勘違いで、東寺にも足を延ばされて~~
よかったじゃないですか~!
お陰で私も東寺の五重の塔や、HPを見る事ができました。
HPの「境内の案内」が面白かったです~。

投稿: りり | 2012年10月28日 (日) 20時40分

京都、奈良へ行かれたんですね!
高校の修学旅行は京都でした。
グループで一日廻りました。
その後も、2回ほど行きました。
寺巡り…なつかしく拝見させて頂きましたsign03

投稿: マイグリーン | 2012年10月28日 (日) 21時24分

薬師寺から東寺まで私も旅しているような気分で見させて頂きました。
ありがとうございました。
仁王様いつも見る仁王様と違ってカラフルですね。

投稿: nampoo | 2012年10月28日 (日) 21時45分

こんばんわ(*^_^*)
どの建物も美しさが伝わって来ますよ、また詳しい説明にも
ありがたや…confidentです。まるで生徒になった気分heart04
日本の建築も素晴らしいですね、今になって、ゆっくりと訪れ歩きたいですよhappy01
いやいや、歩き通しでお疲れ様ですcoldsweats01

投稿: momoちゃん | 2012年10月29日 (月) 00時07分

京都、奈良のお寺巡り解説も入って判り易かったです^^
私は、奈良の自然が、まだ残る風情が好きですが、
あまりお寺に行かないので、楽しかったですhappy01

投稿: ケチャプ姉さん | 2012年10月29日 (月) 04時57分

古都の観光、知らず知らずの間に随分歩いてしまいます。今回もこーコースなら、かなり歩かれたのでは?
思い込み、自分も最近多くて困っています、先日もあるスケジュールを忘れないようカレンダーに書き込んでいたのに一週間、行を間違えておりました。年齢のせいでしょうね。

投稿: country walker | 2012年10月29日 (月) 09時11分

奈良にも寄ってこられたんですね。
華やかな京都と比べると落ち着いてゆっくり出来そうですね。
何十年も前に修学旅行で行ったきりですが、秋の一日のんびりと歩いてみたいです。
京都・奈良・大阪と回った修学旅行ではどこを見学したのかほとんど覚えていませんが
薬師寺で高田好胤さんのお話を聞いたことだけは今でも覚えています。
「阿吽の呼吸」勉強になりました(*^_^*)

投稿: mio | 2012年10月29日 (月) 09時34分

こんにちは。
京都も良いですが、奈良も良いですね~
なんと大昔、小学校の修学旅行で自動的に連れて行かれたのと、
夫の祖母の分骨のために、長谷寺へ直行直帰でいったきりです。
京都と比べ観光客が少なく自然がたくさんありそうな奈良は
それこそてくてくとたくさん歩いて深く実感したい場所と
感じます。
こちらにご紹介いただいたお寺はお化粧直しして間がないんでしょうか。
とても綺麗ですね。それにしても、はるか古に、これほど素晴らしい建物を
造り上げたことにただただ感心します。味わい深いです。
楽しませていただきました。

投稿: ポージィ | 2012年10月29日 (月) 10時29分

京都、奈良と良い旅をされましたね。
やはり、日本の古都を旅すると心癒されるものが多かったでしょう。
私も4,5年前に行きましたが、何度行っても良いところですね。

投稿: key | 2012年10月29日 (月) 14時15分

>花の伝道師さん
こんにちは。
実家は大阪なんですが、墓は京都宇治にあるんです。
そんな関係で、年に一度は京都を訪れるのですが、折角なので旅行も楽しんでます。
今度はプライベートで京都・奈良見物如何ですか。

 
 

>こころぐ郁美さん
奈良はまだ行かれたことないのですか。
それは残念ですね。
京都より奈良の方が落ち着いて回れるかもしれませんね。
吉野のサクラも綺麗ので、是非その時期に行かれてはいかがでしょう。
春日山の鹿に好かれるかもしれませんよ~!!lovely

 
 

>たかchanさん
こんにちは。
最近、京都も奈良も改修ブームなのか、色も鮮やかでなんだか違和感を感じる事があります。
薬師寺の西塔や金剛力士もなんだかハデハデでしたよ。
紅葉、これからいいですね。特に京都はもみじが綺麗です。

投稿: ソングバード | 2012年10月29日 (月) 16時27分

>りりさん
こんにちは。
今回、短時間でこれだけのお寺を歩いて回ったのは初めてなんです。
大阪に住んでた頃でも経験してないので、いささか歩き疲れました。
でも楽しかったですよ。
東寺のHP、なかなか面白いでしょう。
各地の名勝地のHPももう少し工夫してくれればいいのですが・・・・

 
 

>マイグリーンさん
コメント有難うございます。
京都・奈良には何度か行かれてたんですね。
修学旅行、すでにグループで回れてた時代ですか。
我々の時は団体でバスガイドさんに付いてゾロゾロの時代でした。(笑)
時代時代で楽しめる街ですから、是非また一度行かれてはいかがでしょう。
違った楽しみ方が出来るかもしれませんよ。

 
 

>nampooさん
こんにちは。
奈良は、田園風景の中をのんびり歩いたり、自転車に乗ったりしながら巡ると面白いですよ。
薬師寺の仁王様は修復されて間もないので、朱色も鮮やかでした。

投稿: ソングバード | 2012年10月29日 (月) 16時42分

こんにちは。
京都、奈良、いっぱいの寺院めぐり、
解説付きの写真で旅行に行ったような錯覚を覚えました。
金剛力士の阿吽の呼吸が阿形像と吽形の像からきた言葉とは
初めて聞き勉強になりました。
建築物の素晴らしさはすごいですね!
聞けば聞くほど奥が深いと思います。
しっとり落ち着いた奈良を今度は行ってみたいです。

投稿: でこっち | 2012年10月29日 (月) 16時48分

>momoちゃん
こんにちは。
事巡り、本当は事前に調べてから巡ると面白いのですが、ズボラなソング君、帰ってから調べるのが常なんです。
本音を言うと・・・・・解説も、実は自分用のものを載せてるだけなんです。bleah
今度ちびちゃんと京都・奈良巡り、如何ですか。

 
 

>ケチャップ姉さん
コメント有難うございます。
最近は鳥撮りがご無沙汰で、ブログもついつい・・・・・・・・
でも楽しんで頂けて良かったです。
私も大阪に住んでた頃は、身近にお寺がいっぱいあるのに、改めて巡ることはなかったです。
今度ゆっくりと、寺巡りでも如何ですか。

 
 

>country walkerさん
こんにちは。
歩きましたよ~!!
さすが2日連続の長丁場はきつかったです。
お陰様で帰りの新幹線ではよく眠れました。
思い込み。お互い気を付けましょうね。(笑)

投稿: ソングバード | 2012年10月29日 (月) 16時54分

>mioさん
こんにちは。
そうなんです。今回は奈良まで足を延ばしてきました。
もう20年ぶりくらいいでしょうか。
そう云えば高田好胤さんの頃、この薬師寺の改修の話が進められたそうですよ。
是非近いうちに如何ですか。のんびり回ると結構面白いですよ。

 
 

>ポージィさん
こんにちは。
京都の煌びやかさと奈良の寂び、どちらもいいですよ。
長谷寺も、もう一度行きたいところなんですが、時間的に制約があってなかなか思い通りに回れませんでした。
京都も奈良も最近改修されたところが多くて、過去が現在にスリップしたような錯覚に陥ります。
一度ゆっくり巡られてはいかがでしょう。

 
 

>keyさん
こんにちは。
奈良は20年ぶりくらいなんですよ。
大阪にいた頃は別に興味もなかったのですが・・・・・・
確かに何度行っても飽きないところですね。

投稿: ソングバード | 2012年10月29日 (月) 17時06分

>でこっちさん
こんばんは。
今ベランダから綺麗な月が見えますよ。(余談でした)
金剛力士の話、面白いでしょう。
京都・奈良巡り、機会があればぜひ企画されてはいかがでしょう。
地図を片手にゆっくり歩いて回るといろんなものが見えてきて面白いですよ。
お寺巡りと云えば、近くには鎌倉があるんでしたね。
一度ゆっくり行ってみたいところの一つです。

投稿: ソングバード | 2012年10月29日 (月) 17時12分

凄い 立派なお寺が沢山ですね。さすが 都のあったところですね。
修学旅行で行ったのですが 鹿と池が思い出に残っています。
色々見て回ったと思うのですが忘れて!

平山郁夫さんの絵 見てみたいです。
素晴らしいでしょうね。
色々説明していただいてるから 行ったつもりで見せていただきました。
写真大きく撮ってるから ハッキリわかって良いです。happy01

投稿: 初心者水彩画 | 2012年10月29日 (月) 22時42分

楽しい旅行記でした^^
自分が歴史建造物を見ながら歩いている感覚になりました^^
金堂など、美しい色の写真にクギヅケでした^^

投稿: 音函 | 2012年10月30日 (火) 00時12分

>初心者水彩画さん
こんにちは。
奈良の猿沢の池と春日山に行かれたのでしょうか。
奈良の雰囲気は多分その時のままタイムスリップしてると思います。
機会があればのんびりと散策してみてください。
平山郁夫さんの絵、大きくてダイナミックでしたよ。

投稿: ソングバード | 2012年10月30日 (火) 13時43分

>音函さん
いつも有難うございます。
旅日記ももう少し早くまとめられれば良かったのですが、写真の整理がなかなかできなくて・・・・・
今度は写真だけではなく、実際に体験してみて下さいね。

投稿: ソングバード | 2012年10月30日 (火) 13時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1391983/47615227

この記事へのトラックバック一覧です: 京都・奈良、駆け足道中記パートⅢ:

« クロハラアジサシシリーズ最終回 | トップページ | マヒワが元気 »