ブログに写真を掲載してると、時々、機材の問い合わせを頂きます。
以前、このブログでも簡単に紹介したのですが、ここで改めて詳しく紹介しておきますね。
私の場合、鳥の写真に限ると飛び物を撮る時はもちろんデジイチを多用しますが、写真の60%はデジスコを使用しています。
デジスコのメリットはいろいろな所で紹介されていますので詳しくは述べませんが、個人的には・・・・・・・・
「軽い」・「安い」・「高倍率が楽しめる」の3点だと思います。
次の写真は距離は概算150メートル先、荒川対岸のササゴイです。
デジスコ使用で35ミリ換算約2340ミリに相当します。
併用してるデジイチEOS-7Dに、仮に800ミリの大砲+1.4倍のテレコンを付けても35ミリ換算約1790ミリですから、いかに高倍率か分かりますね。
最高35ミリ換算約3990ミリまで可能ですが、そこまで上げると遠くのものはブレで鮮明な写真は撮れません。(少なくとも私の技術では・・・)
もちろん、季節によってはゆらぎの影響などで、鮮明な写真は望めません。

現在使用してるデジスコ機材は・・・・
フィールドスコープ:ニコンED82 コンデジ:メインがキヤノンIXY30S、サブがソニーW300
接眼レンズ:径82使用で38倍 三脚:マンフロット 雲台:ベンロのジンバル雲台
こんな感じです。

もちろん、鳥を補足するための照準器は必須アイテムです。

撮り方は・・・・・・
まず照準器で鳥を補足した後、スコープのリングでピントを合わせます。(マニュアル)
そしてレリーズを半押しし、コンデジのAFを合焦させ、ピントリングで微調整してシャッターを切ります。
この動作を一連で一気にやる訳ですから、動きが早い鳥には苦労します。
次の写真のように、ジッとしてくれる時には、遠くてもこんな写真が撮れます。(約50メートル先、35ミリ換算約3200ミリ)

ササゴイが、近くまで来てくれました。ちょっとピンアマですが35ミリ換算約3200ミリの画像です。

高倍率の良さに気を良くして、最大限まで使うと倍率が高すぎて少しの振動でブレブレ写真の連発です。
その為、普段はワイド側でケラレが出ないカメラ本体の焦点距離7~11ミリ(35ミリ換算約1500~約2300ミリ前後)の範囲を使用しています。
《ちなみに現在メインで使用しているコンデジキヤノンIXY30Sの焦点距離は4,9~18.6ミリ(フルサイズ35ミリ換算28~105ミリ) 連写速度:3.7枚/秒です。焦点距離の換算はここに+フィールドスコープの38倍が乗算されますので、すごい倍率になります。》
次の写真が、今回一番安定した焦点距離で撮った写真です。
毛繕いのシーンですが、フィールドスコープ倍率:38倍 概算距離:約50メートル ISO:200 f:5.6 SS:1/800 焦点距離:9ミリ(35ミリ換算約1900ミリ)
動画を撮る時は、もちろんカメラは動画モードで、上記の一連の動作をした後、レリーズを押します。
動画撮影には7倍の接眼レンズにDMX-HD1000を使うこともありますが、最近は、写真と動画が同時に可能なデジスコ(30S)を使ってます。
比較的近くに来た時の動画です。
次の動画を見て下さい。後半、明らかに風の影響でプルプル震えてます。ズームアップすると良く分かります。
明らかに高倍率に上げた時の失敗例です。距離は約70メートル
これだけ高倍率なので鳥撮りには向いてるのですが、さすがに動きが早い対象物は苦手ですね。
中には、カワセミの飛び物やツバメなどを写真で撮られる神業を取得されてる鳥撮りさんもおられるのですが、とてもソングバードには出来ません。
そこで登場するのが、もちろんデジ一眼です。
カメラは、主に鳥や昆虫用はEOS-7D、花や風景はEOS-40Dの2台を使い分けてます。
特にEOS-7Dは動画撮影にも便利です。
鳥撮りで一番多用するレンズは400ミリですね。(35ミリ換算640ミリ)
このレンズはオールド設計で手振れ防止もついてないのですが、単焦点レンズ独特の綺麗な写りを見せてくれます。
これに1.4倍のテレコンを付けてマニュアルで撮る事もあります。(35ミリ換算896ミリ)
動きの速い鳥(アジサシやカワセミなど)の飛翔を撮る時はもちろん、ファインダ-と同じ位置の左側に照準器をつけます。

シグマの150-500ミリ(35ミリ換算最大800ミリ)を使うこともあるのですが、最近はほとんど使用してません。
花や昆虫で圧倒的に使うレンズはキヤノン100ミリマクロです。
以前は手振れ防止が付いてなかったのですが、現在は手振れ防止付きを使ってる為、三脚なしで行動範囲が広くなりました。
花や昆虫などを撮る時、70-200ミリにエクステンションチュ-ブ(接写リング)を付けて撮る時もあります。
本当は150か180ミリマクロが欲しいのですが、我が家の大蔵省が・・・・・
その他のレンズは・・・・・
広角レンズ:キヤノン10-22ミリ
標準レンズ:キヤノン24-105ミリ、タムロン28-75ミリ
安物レンズですが重宝してるのが、キヤノン50ミリ f:1.8、1万円でお釣りが来ます。
三脚と雲台はベルボンを使用してますが、最近手に入れたKTSの自由雲台が気に入ってます。
町工場の手作り品ですが、見事にピタリと止まってくれます。
コンデジは、前述のキヤノン30SとソニーW300、スナップ用に古いG7です。
これだけのシステムで、35ミリ換算焦点距離16~約4000ミリぐらいまでカバーできます。1000ミリ前後が空白になりますが、トリミングで対応してます。
あとは本人の腕次第???
ちょっと記事が長くなりすぎましたね。(*_ _)人ゴメンナサイ
デジイチ400ミリで撮った今年前半のお気に入り写真です。(前に掲載済みですが・・・・)
トリミングしてます。
ちょっと絵画風に仕上げてます。
*ここで使用した撮影距離は、グーグルマップの距離測定で算出してます。
また、デジスコの焦点距離換算はラフに計算しておりますので、間違いがあればご指摘ください。
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