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2011年8月 1日 (月)

金子みすゞの詩を読んで

今回はいつもとはちょっと違う記事です。

 

子供の時から作文や詩など国語そのものが苦手だった私は、今まで金子みすゞの童謡詩を読むこともなかったし、全く興味もなかった。

3月11日の東北大震災以降、テレビで毎日放送されたAC広告のセリフが気になっていたのだが、その時初めて金子みすゞの作品だと知った程度である。

こんな金子みすゞの存在すら知らなかった私が、その童謡詩に遭遇したのはつい最近のことで、近くの書店で立ち読みした本の中に金子みすゞの童謡詩集を見つけた時からである。

巻頭の「お魚」と「大漁」を立ち読んだとき、何か心に響くものがあり、あっという間に3分の1ほどページが進んだ。

後で知ったことだが、この2編は金子みすゞの代表的な作品らしい。(実に無知をさらけ出すようで恥ずかしいが・・・・・) 

みすゞの詩には、優しいさと寂しさを感じるが、しかし陰湿な感じがしないのはなぜだろう?

不思議な感動を与えてくれる・・・・・・・優しさと思いやりを・・・・・・

 

このみすゞの詩の多くが、小学校などの教科書にも載せられてる事も知った。

それだけ、現在にも受け入れられるだけの要素があるのだろう。

 

金子 みすゞ(1903年(明治36年)~1930年(昭和5年))

本名、金子テル
山口県大津郡仙崎村(今の長門市)に生まれ、26歳の若さでこの世を去るまでのわずか6年ほどの間に512編もの詩を綴ったとされる。

恵まれなかった結婚生活・・・・自殺に至るまでのわずか6年ほどの間に、これだけの詩を残したことは天性の才能だけでなく情熱的で強烈なエネルギーを持ち合わせていたからであろう。

たくさんの人がこの金子みすゞの詩を評価し、論評しているが、勉誠出版「金子みすゞ 永遠の抒情」の中で井上文氏がこう書いている。

「現代を生きる私達に、最も必要なのは、目先の利害など関係なしに、小さなもの、弱い者たちや、初めて出会い、すぐに視界から消えていくものでも、慈悲深く視線を注げることだろう。・・・・(中略)・・・・みすゞさんの周りに居る生き物は、おそらく、全てが、分身なのではないだろうか。心の中の囲いを取り払い、万物に接することが出来たなら、人は、どんな時であっても、かけがえのない、大切な時間を過ごしている事実を思い出せるだろう。」

まさにこの通りだと思う。

今の時代でもみすゞファンが多いのはこうした背景があるのかもしれない。

 

・・・・・・・・・・・・・・・以上

みすゞファンもたくさんおられる中で恥ずかしいのですが、私、ソングバードが感じたままを書いてみました。

金子みすゞの生い立ちなども詳しく書こうと思ったのですが、すでにいろんなところで紹介されていますので、今回は省略しました。

みすゞの詩もほんのわずかしか読んでませんが、共感できる詩をこれからも少しづつこのブログにも挿入してみたいと思います。

 

9564s

                                  「花のたましい」

                                 散ったお花のたましいは、

                                 み佛さまの花ぞのに、

                                 ひとつ残らずうまれるの。

 

                                 だって、お花はやさしくて、

                                 おてんとさまが呼ぶときに、

                                 ぱっとひらいて、ほほえんで、

                                蝶々にあまい蜜をやり、

                                 人にゃ匂いをみなくれて、

 

                                 風がおいでとよぶときに、

                                 やはりすなおについてゆき、

 

                                 なきがらさえも、ままごとの

                                 御飯になってくれるから。

                                                                               (金子みすゞ)

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コメント

おはようございます。
金子みすゞの詩集、手元にあります。
何年か前に、ドラマ化もされましたね。
とっても、じ~んとくる詩が多いいです。
山百合と睡蓮の写真がぴったしです。
詩の情景が浮かびあがります。

投稿: EOSのパパ | 2011年8月 1日 (月) 09時45分

あっという間にページが進む気持ちよく分かりますconfident
す〜と心に溶け込みとても私を素直にさせてくれる♪
この詩を読むといつも幼い頃の遊びを思い出しますよhappy01
本当に。。。パッと開いて微笑んでるconfident

投稿: 大海 | 2011年8月 1日 (月) 12時56分

こんにちは。

金子みすゞの詩集・・・友達の家で読みました。
身近に感じじ~と心にしみますね。
優しい気持ちにさせてくれる詩集ですね。

また取り上げて下さる事 楽しみに待っています。
山ユリ・・今が時期なんですね。綺麗です。

投稿: ひまわり☆ | 2011年8月 1日 (月) 16時34分

>EOSのパパさん
結構前から有名だったらしいですね。
今まで、興味がなかったので気にもしてませんでした。
でも、今回は結構ハマってます。
もう少し読み込んでみたいと思います。

投稿: ソングバード | 2011年8月 1日 (月) 21時05分

>大海さん
正直、ちょっと感動モノでしたね。
今まで、あまり興味がなかっただけに感じることが多いです。
みすゞの優しさを感じることが出来ますね。

投稿: ソングバード | 2011年8月 1日 (月) 21時09分

>ひまわりさん
今晩は!
みすゞファンの方たちが結構多い訳が良く分かりました。
いつのまにか心に入り込んでくる詩に遭遇したのは生まれて初めてでした。
これからも少しずつ取り上げてみたいと思います。
ヤマユリ、そろそろ終わりそうですが、さすがユリの王様だけあって気品がありますね。

投稿: ソングバード | 2011年8月 1日 (月) 21時16分

こんばんは。
金子みすゞの詩はさておき、睡蓮の写真がすごいです。
幻想的な感じで素晴らしいですdog

投稿: ぽこりん | 2011年8月 1日 (月) 23時35分

こんばんは。
金子みすゞには、以前から興味があり詩集も持っていました。
英訳版も手元にあります。

彼女の、繊細で可愛らしい心のうちが読み取れます。

作品は、一貫して自然への愛着と命の尊さを詠った、まさにソングバードさんの自然をこよなく愛するハートをくすぐるものばかりです。

投稿: 素朴な日々 | 2011年8月 2日 (火) 00時32分

>ぽこりんさん
有難うございます。
スイレンの白い花、昼間に撮ったものですが、ブルー系のフィルターをかけるとちょっと幻想的になります。
スイレンもいろいろな色がありますが、白が一番好きですね。
 
 
 
>素敵な日々さん
今度初めてみすゞの詩に接してみて、共感を覚えました。
また、みすゞファンの多さにびっくりしました。
もう少し深読みしてみたいと思っています。

投稿: ソングバード | 2011年8月 2日 (火) 06時44分

こんにちは
みすずさんの詩が自然の風のように、
温かく時に涼しく心を吹き抜けて行く。
素朴で素直な心、清浄でゆったりとした心。
心の仮面をはがされ、恥ずかしくさえなります。
言霊の神秘、大自然の偉大さ、包むものは大きい。


投稿: アットマン | 2011年8月 2日 (火) 11時02分

>アットマンさん
こんにちは!
いつもポチッとありがとうございます。
 
その通りですね。
みすゞの世界に抵抗なく入っていけました。
これがみすゞの詩の魅力でしょうか。

投稿: ソングバード | 2011年8月 2日 (火) 16時44分

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