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2011年8月

2011年8月30日 (火)

ヒマワリ畑

先日読売新聞に「越谷大成町のヒマワリ」が紹介されていたので、早速Iさんと出かけてみました。

青空とヒマワリを撮りたかったので、敢えて天気が良さそうな午後を選んで行ってみたのですが、ちょうど綺麗な青空と雲で最高

最近の天気予報、よく当たるんですね!

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ヒマワリはやはり青空が一番似合います。

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ここは越谷レイクタウンの近くですが、休耕田を利用してヒマワリが植えられてます。

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時期的には少し遅かったかも知れません。

先日のブログにも書いたように、ヒマワリはたくさんの花の集まりで一つの花が出来てますが、ほとんどは満開状態で、中央部は膨らんでいます。

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あまり広くはないのですが、まんべんなく咲いていて綺麗です。

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もう一枚。

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たくさんの雲が青空で泳いでいるようです。

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今回は広角レンズを多用してますが、面白い写真が撮れます。

左のヒマワリはまだ中央の小さな花は残って真ん中がくぼんでますが、右の写真は、全ての小さな花が咲き終わって、中央部分が膨れてます。

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もう一度おさらいしてみましょうか。

外輪に黄色い花びらをつけた花を舌状花、内側の花びらがない花を筒状花と区別して呼ばれていますが、右のヒマワリは筒状花が満開です。

大きな1つの花のように見えるのが頭状花序と呼ばれ、多数の花が集まって1つの花の形を作っている。これは、キク科の植物に見られる特徴だそうです。(ウィキペディアより)

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この日の入道雲です。あちこちで大きな入道雲が発生してました。

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こじんまりとした畑ですが、この日は人も少なくのんびり花を楽しみながら撮れました。

                                                      ・・・・・続く!   

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2011年8月28日 (日)

久しぶりの田圃歩き(チュウサギ他)

8月28日(日)、久しぶりにA公園近くの田圃を歩いてみました。

水の入った休耕田には、何種類かのシギチが入ってる話は聞いていたのですが、このところ天気も悪く、じっと我慢で鳥撮りにはご無沙汰でした。

今日は久しぶりの田圃ですが、ここは水の入った休耕田はないのでシギチは望めません。

今回は贅沢を云わず、出てくる鳥はなんでもOKです。

まずはチュウサギの集団がいました。

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すでに刈られた田圃に一角に集まってます。

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今日は、得意の手持ちデジイチのみですので、飛び物を狙ってみます。

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ちょっと変わったところで・・・・

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アオサギも居ました。さすがに大きくて、ダイナミックです。

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畦道を歩いてると、スズメの大群が一斉に飛び立ちます。

そろそろ田圃にはスズメの大きな群れが集まり出す季節です。

1羽だけ取り残されたスズメがいました。口元が黄色いですからまだ幼鳥ですね。

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田圃の中で何やらゴソゴソ動いています。

良く見ると、ヒバリですね。分かりますか?

見事な保護色で、少し近づくだけで稲の根元にうずくまって見えなくなります。

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電線にはモズがいて、けたたましい声を張り上げてます。警戒の声です。

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周りを見渡すと、この場所はモズが3羽、それぞれの縄張りの境界線のようです。

左右で1羽ずつ、3羽が警戒の声を高らかに・・・・競い合ってます。

モズに気を取られてると真上の電線に突然キジバトが止まります。

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そして、縦位置で撮り直そうとした時・・・・突然飛んだため、ファインダーから消えました。

ちょっと面白い写真なので載せてみました。

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遥か高い空では、ノスリでしょうか?2羽が旋回してます。

セッカも周りをうるさく飛び回ってますが、近くには止まってくれません。

ホオジロも綺麗な声で囀ってます。

そしてこんなものも・・・・・

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今日は日曜日の為、公園のグランドやバーベキュウ広場は大盛況です。

ちっちゃなボーイスカウトも・・・・・・

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今日は、朝から久しぶりの鳥見でしたが、普段あまり撮らない鳥さんを撮って大満足の2時間でした。

たまには肩ひじ張らないこんな撮り方も良いですね。   

 

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2011年8月26日 (金)

レンゲショウマ(蓮華升麻)

ブログで御岳山の綺麗なレンゲショウマを見て、俄然興味がわき、近くに咲いてる所はないかとネットで探して見ると・・・・・・・ありました

国営武蔵丘陵公園に・・・・・・

ちょっと時期的には遅いみたいですが、園内の「野草の道」に咲いてるようです。

8月22日、前日から降り続いた雨が止んだので、早速午後から出掛けてみることにしました。

公園事務所でレンゲショウマの咲いてる場所を確認し、一目散にポイントに向かいます。

咲いていました! しかし・・・・・・・

時期的に遅かったせいもあるのですが、前日の強い雨に打たれて、レンゲショウマはクタクタです。

さらに、雨の滴が重いのか、地面近くまで垂れ下がってます。

それでも気を取り直して、周りを探して見ると・・・・・・・

辛うじて2本だけ、なんとか原形を留めてる個体を見つけました。

しかし、花はほとんど落ちてます。

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仕方なく、見つけた2本をいろいろ角度を変えて撮る事にします。

レンゲショウマ(蓮華升麻)

日本特産で1属1種のキンポウゲの仲間です。

本州太平洋岸の温帯域に分布し、山地から深山のかけての湿り気のある林下に生え、多くの都道府県で絶滅危惧種に指定されてます。

薄紫色の花は、何とも言えない上品で気品を感じさせます。

花言葉:伝統美

関東では御岳山のレンゲショウマが有名で、毎年この時期イベントが行われます。

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林の中で暗い為、当初三脚を使うつもりでいたのですが、地面近くまでお辞儀しているのと、斜面の為使えません。

仕方なく。手持ちでストロボを使うことにしました。

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雨の滴で重そうですが、花びらが透けて見えてちょっと幻想的です。

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次の写真は、バックに光のボケを入れてみましたが同じような構図しか撮れません。

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もう一本のレンゲショウマは、さらに無理な体勢で撮ってみましたがピントがあってません。

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結局、今回はレンゲショウマの上品で可憐な姿とは程遠い写真になってしましました。

そこで、レンゲショウマの名誉挽回の為・・・・・・・・・・・

御岳山で綺麗なレンゲショウマを撮ってこられたmioさんのブログ「今日この頃」を紹介します。

ぜひ覗いてみて下さい。レンゲショウマの上品で可憐な姿が見れます。

mioさんのブログ「今日この頃」を見たい方は・・・・・・・こちらをクリック

(字の色が変わってる「こちら」をクリックするとジャンプします)

  

この公園にはレンゲショウマのほかに、オオバギボウシ(大葉擬宝珠)でしょうか、あちこちに咲いています。

蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似ているからこの名前が付けられたそうです。

でも、この花も強い雨に打たれた為か、花びらが傷んでます。

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花だけアップで・・・・

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名前の知らない花に見慣れないハチがいます。

調べてみると、ハラナガツチバチのようです。

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帰り際にはキチョウも見つけました。

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結局、辛うじてレンゲショウマの形を留めていた2本を、あちこち角度を変えて撮っただけで、ちょっと不満が残る一日でした。

来年再挑戦ですね!

 

ここで紹介させて頂いたmioさんのブログ「今日この頃」はサイドバーの「ソングバードのリンク」にも追加してますのでそちらからも訪問できます。

千葉県を拠点に綺麗な花をたくさん載せておられますので是非訪問して見て下さい。   

   

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2011年8月24日 (水)

ルリタテハ

うっとうしい雨の日が続いてますが、先日近くの公園の林に行ってみました。

この林にはクヌギの木が何本かあって、蝶やハチなどが樹液を吸ってます。

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ルリタテハ(瑠璃立羽)

比較的街に近い林の中でも見られ、独特の翅の模様は他のチョウと見分けがつきやすく、間違えることはありません。

樹液を吸ってる以外は動きが激しく、飛び方も早いです。

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上の写真はあまりにも暗くてストロボを使ってますが、次の写真は絞り値:解放の為、胴体にしかピントがあってませんね。

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ここにはアカボシゴマダラも居ました。最近は秋ヶ瀬だけでなく見沼地区にも繁殖してるようです。ここまで増えると、外来種といえども、もう止めることは難しいですね。

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コムラサキも居たのですが、撮り損ねました。

ゴマダラチョウも来てくれたのですが、高い葉の上にとまったまま動きません。

仕方なく、下から撮ってみます。影絵のようですが、間違いなくゴマダラチョウです。

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林の中にもルリタテハがいました。

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葉の上にも止まってくれたのですが、あまりにも暗すぎます。(ストロボ使用)

翅の裏側は複雑な模様で保護色になってます。(葉の上ではとても保護色の役目を果たしてませんね。余計、目立ってます。)

画像をクリックして大きくしてみてみて下さい。複眼の目が面白いです。

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クヌギにとまったときの裏側です。見事な保護色で、暗い林の中で翅を閉じて木の幹に止まってると見つけにくいですね。

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イチモンジチョウも居ます。アサマイチモンジチョウかも知れません。

翅の表側の付け根側にアサマイチモンジ特有の斑点があるようなんですがはっきり見えません。

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飛び立った時を撮ってみたのですが、SSが追い付かない為ブレブレです。

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クヌギの木には凶暴なオオスズメバチ(?)も樹液を求めてやって来ます。。

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もちろんクヌギの樹液には、カブトムシやクワガタ虫などの甲虫も集まって来ますから、賑やかな時には蝶だけでなく甲虫類やハチ名仲間など、一度に観察できる絶好の場所です。 

今回は昆虫日記でした。

         

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2011年8月22日 (月)

アオモンイトトンボとスイレン

M公園のスイレンが赤から白、そして今はピンクの花をあちこちで咲かせてます。

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その傍らでは、ベニイトトンボやアオモンイトトンボなど様々なトンボが飛び回ってます。

ふと見ると、アオモンイトトンボがスイレンの花の周りをヒラヒラと・・・・・なんとも頼りなさそうに・・・・・

スイレンの花にとまってくれないかと、暫し待ちます。

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スイレンの葉にはよくとまるのですが、花にはなかなか期待通りにとまってくれません。

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仕方なしに、スイレンの花を入れて撮ってみました。辛うじて入りましたが、ちょっと無理がありますね。

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しからば・・・・・・今度は・・・・腰をかばいながら低い姿勢で…

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もちろんこの位置からでは、スイレンはボケてしまいます。

傍らで懐かしいケイトウ(鶏頭)が咲いてます。

ニワトリの鶏冠(とさか)に似ているからこの名がつけられたようですが、真っ赤です。

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以前はどこにでも咲いていたのに、最近はあまり見かけません。

そう云えば、昔はケイトウと並んでで咲いていたカンナも最近は見かけませんね。

 

アブラゼミの抜け殻もたくさんあります。ちょっとアップで・・・・

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金子みすゞも「セミの抜け殻」を見て、こんな詩を残してます。

                              「蝉のおべべ」

                             母さま、

                           裏の木のかげに、

                           蝉のおべべが

                           ありました。

                           蝉も暑くて

                           脱いだのよ、

                           脱いで、忘れて

                           行ったのよ。

                           晩になったら

                           さむかろに

                           どこへ届けて

                           やりましよか。

                                     (金子みすゞ)

 

ここにも秋の気配がそろそろと忍び寄ってきてます。

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(おまけ)

先日ツユクサを載せた時、雄しべの一部が数学のπの字に似てることを書きましたが、挿入した写真でははっきり確認できませんでしたね。

この写真の上3つのシベを見て下さい。

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2011年8月20日 (土)

ヒヨドリ(鵯)

毎朝、ヒヨドリの甲高くてうるさい「ヒーヨ・ヒーヨ!」という声に起こされるのが日課になっていますが、7月末~8月になると成鳥とは違う甘えるような優しい声が混じってきます。

ヒナの巣立ちですね。

今年も近くで2羽のヒナが巣立ちし、我がマンション傍の木で給餌する姿を見ることが出来ます。

ところが、先日、1羽のまだ巣立ったばかりで満足に飛べないヒナがカラスに襲われるシーンに遭遇しました。

親はけたたましい威嚇の声をあげながらカラスに突っかかっていきますが、カラスはお構いなしにヒナを咥えたかと思うとあっという間に飛び去って行きます。

その後、親もしばらく大きな声で鳴いてましたが・・・・・・・・かわいそう!!

残ったもう1羽のヒナは無事なのでしょうか?周りには居ません。

そして昨日・・・・・・無事でした。

ベランダの目の前のクスノキの枝にとまってます。慌ててカメラを取り出してベランダから撮ります。

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少し見ないうちに、すっかり大きくなって、成鳥の風格が出てきました。

暑いのか?大きな口をあけて、キョロキョロ!

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鳴き声はまだ幼いですが、ここまで大きくなるともう大丈夫でしょう。

こんな出来事もあって、今回は改めてヒヨドリ(鵯)を取り上げることにしました。

ただし、上の2枚以外はすべて在庫から載せますのであしからず・・・・・・・

ヒヨドリ(鵯)

あまりにも身近にいるせいか、スズメやムクドリと同じようにあまり取り上げられないかわいそうな鳥のグループに入ります。

桜の花の時期や赤い実のなる時ぐらいしか写真の話題にはなりません。

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日本全土に留鳥または漂鳥として分布し、山や平地などどこででも見ると事が出来ます。

餌の関係なのか冬の方が多く見られるような気がしますね。

最近は街でも繁殖し、マンションのベランダでも巣をつくるようですから完全に都会化しているところもあるようです。

秋(10月頃)北海道から津軽海峡越えで本州に渡るヒヨドリの大集団は有名ですが、渡りの時の集団移動は各地で見られるようです。

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「ヒーヨ・ヒーヨ」という鳴き声からその名がつけられたようですが、平安時代には貴族の間で盛んに飼われ、現在の競走馬のように個体名が付けられたりして愛玩されたようですから、やはり昔から身近な鳥だったんでしょう。

秋の季語にもなってるようです。

          ひよどりのこぼし去りぬる実のあかき(蕪村)

          ひよどりや霜の梢に鳴き渡り(惟然)

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頭のツンツンした羽はトゲみたいに見えます。 

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ちょっと季節外れの写真ですが、朝日を浴びたヒヨドリ、どことなく哀愁を感じます。

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最後の写真は、昨年同じような時期に、親がヒナの為に餌を運びに行こうとしてるところを撮ったものです。

止まってる木を見て下さい。1.2枚目の今年の幼鳥が止まってる同じクスノキなんです。

写真の右上の角ににもう一羽居ます。(腹しか写ってませんが・・・)こちらの方はトンボを咥えてました。

この写真もベランダから撮ったものですが、よほどこのクスノキがお気に入りなのでしょうか。

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ちょっと残酷な写真ですが、これが自然社会なんですね。                                      

    

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2011年8月18日 (木)

朝露?トクサの涙

久しぶりに、M自然公園で早朝散歩です。

双眼鏡も持たず、朝6時からのんびりと池の周りを歩いてみます。

さすがに、8月も半ばになると朝の風が心地よく、思わず背伸びをしたくなります。 

池のスイレンも、今はピンク色が主導権を握ってるようです。

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池の傍らのトクサ(砥草)に朝露(?)がびっしりついて、朝日にきらきら輝いてます。

トクサ(砥草)

表皮細胞の細胞壁にケイ酸が蓄積して硬化し、砥石に似て茎でものを研ぐことができることから、砥草の名があるそうです。

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しばし足を止めて、写真を撮る事にします。

写真を撮っていて気付いたのですが、これは朝露ではなさそうです。

トクサが地中から水分を吸い上げて、先端から水分を噴き出してるようで、「トクサの涙」のように見えます。

トクサの先端の水滴が朝日に反射してキラキラ輝いて綺麗です。

 

金子みすゞの詩集の中にも「露」を表現した詩がありました。

ちょっとこの場面とは合わないかもしれませんが、ふっと見つけた庭の片隅の朝露を繊細な心で表現しています。

                                   

                                誰にもいわずにおきましょう。

                                朝のお庭のすみっこで、

                                花がほろりと泣いたこと。

                                もしも噂がひろがって

                                蜂のお耳へはいったら、

                                わるいことでもしたように、

                                蜜をかえしに行くでしょう。

                                               (金子みすゞ)

 

水滴に囲まれてヒルガオでしょうか、綺麗な花を咲かせてます。

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水滴が綺麗にボケて幻想的です。

クモの巣も朝日に照らされてキラキラ光ってます。

巣の中央にアシナガグモの仲間でしょうか、真ん中に鎮座してます。

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トクサの真上にも巣があります。今度はなんとかクモの巣の形が出ました。

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もう一枚、朝露が綺麗な写真です。まるで蛍のようです。

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こんな写真を撮ってるときりがありませんね。

横にはヘクソカズラ(屁糞蔓)の花も綺麗に咲いてます。

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ヘクソカズラは以前取りあげたことがありますから説明は割愛しますが、変な名前をつけられてかわいそうな花ですね。

 

万葉集(巻十六)にも歌われています。

 
かわらふじに 延ひおほとれる屎葛(くそかづら) 絶ゆることなく宮仕えせむ(高宮王)

 

また、こんな諺もあるそうですから、昔から身近な花だったのでしょう。

「屁糞葛も花盛り」 

いやなにおいがあってあまり好かれない屁糞葛でも、愛らしい花をつける時期があるように、不器量な娘でも年頃になればそれなりに魅力があるということ。

 

この諺、ちょっと失礼な話かもしれませんね。

ここに御来場の皆さんには関係ありませんのでスルーしてくださいね!

 

朝露の記事が、少し横に逸れてしまいましたが、清々しい早朝の散歩でした。   

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2011年8月16日 (火)

大磯のアオバト(3)飛び物

いよいよ大磯のアオバトの3回目です。

今回はデジイチで撮った飛び物を中心に載せます。

(*画像をクリックすると少し大きくなります。)

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山から旋回しながら群れで降りてきたり、海の上を旋回しながら岩場に近づいたり・・・・

何度も飛来してくれるので、比較的短いレンズでも撮れそうです。

今回も得意の400ミリの手持ちです。もちろんデジスコと併用ですから、アオバトの飛ぶ状況を見ながらの撮影です。・・・・・・・忙しい!! 

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緑の色が日に映えてきれいです。この沖の先の対岸は真鶴でしょうか、はるか彼方に建物が見えます。

今度はこちらに向かってくるところを撮ってみました。

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このまま頭上右側を通過していきます。飛ぶ速度は結構早く、近くに来た時はファインダーに入れるのに苦労します。

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小さな岩場に、集団で降り立ちます。

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海面近くのものも撮ってみました。雄だったら背羽の暗赤色が綺麗ですが…

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合間にウミネコもゆったりと傍を飛びます。ちょっと怖い顔をしてますね。

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近くを飛んでくれたアオバトです。尾の下尾筒部分の模様がはっきり見えますね。

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滑空する姿も面白いですね。翼をたたんだまま滑空してます。

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なんだかトリック写真のように見えます。ステルス機が飛んでるみたいですね。

雄の背羽の暗赤色が綺麗です。

次の写真のアオバトは左翼の風切り羽が欠落しています。

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最後には動画ですが、さすがに飛んでる所は撮れませんでした。

今回の動画もデジスコで撮ったものです。

結局午前9時すぎに現場を撤収しましたが、その間3時間ほどの間、ほとんど休憩することが無いくらい入れ替わり立ち替わり飛来してくれました。

反省・・・・・この日は日差しが強く、熱射対策が必要でした。

自宅には昼前に付きましたから、結構効率の良い一日でした。

見沼のケンケンさん、運転ご苦労様でした。

 

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2011年8月14日 (日)

ひまわり(向日葵)

ひまわり(向日葵)

これほど名前と姿が一致してる花があるでしょうか?夏の太陽に一番似合う花。

「日回り」と書かれることもあるようです。

和名の由来は、太陽の動きにつれてその方向を追うように花が回るといわれたことから付けられたらしいですが、花を見ても必ずしもそうなってないですね。

調べてみると・・・・・・

この動きは生長に伴うものであるらしい事が分かりました。

光が当たらない部分では成長ホルモンの濃度が高くなり、光が当たる部分より早く成長するため、茎は光の方へ曲がります。これによって太陽を追う動きとなります。

従って、枝分かれして花がいくつも咲く種類の場合は、いろいろな方向に向かって咲くため、一定方向を向いてません。

この運動はつぼみを付ける頃までで、つぼみが大きくなり花が開く頃には生長が止まるため動かなくなります。

その過程で日中の西への動きがだんだん小さくなるにもかかわらず夜間に東へ戻る動きは変わらないため、完全に開いた花は基本的に東を向いたままほとんど動かなくなるそうです。

ただし、この現象は茎頂に一つだけ花をつける品種が遮るもののない日光を受けた場合のことであり、多数の花をつけるものや日光を遮るものがある場所では必ずしもこうはならないようです。(ウィキペディアなど参照)

・・・・・・・・・・なるほど、これで納得!!

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別名「日輪草」や「日車」とも呼ばれています。

金子みすゞは「車の輪」に例えて表現してますね。

                              向日葵

                              おてんとさまの車の輪、

                              黄金のきれいな車の輪。

                              青い空ゆくときは、

                              黄金のひびきをたてました。

                              白い雲をゆくときに、

                              見たは小さな黒い星。

                              天でも地でも誰知らぬ、

                              黒い星を轢くまいと、

                              急に曲つた車の輪。

                              おてんとさまはほり出され、

                              眞赤になつてお腹立ち、

                              黄金のきれいな車の輪、

                              はるか下界へすてられた、

                              むかし、むかしにすてられた。

                              いまも、黄金の車の輪、

                              お日を慕うてまはります。

                                             (金子みすゞ)

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最近は休耕田などに植えられ、比較的近くで見れるようになりましたが、ヒマワリ畑で一斉に花を咲かせているヒマワリよりも、茎の太いヒマワリが堂々と1本だけがたくましく空に向かって咲いてる方が好きです。

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ヒマワリはキクの仲間ですから、小さな花が集まって、一つの花のように見せてるんです。

外側の花びらのように見える舌のような花(舌状花(ぜつじょうか))は虫を引きつける飾りになっていて、内側の筒のような花(管状花(かんじょうか))には雄しべと雌しべがあり、種を作ります。外側から中心に向かって順番に咲きます。

マクロ写真で見ると良く分かります。小さな筒状が一つ一つの花です。一体いくつの花が…???

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9月中旬ごろまで楽しめる種類もありますから、また見に行ってきますね!

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2011年8月12日 (金)

アオバト(2)

アオバトの第2弾です。

今回はすべてデジスコで撮った写真と動画です。

写真はクリックで少し大きくなります。

動画は三角印をクリックしてください。

アオバト(緑鳩・青鳩)

日本では留鳥または漂鳥で、九州以北に住み、北海道・東北では冬季南下します。

ここ照ヶ崎のアオバトは10月頃までで、冬は西に移動してるそうです。

森林や山の中では、なかなか表に出てくることはなく、夏場塩分をとる為に海岸などに出てくる時が一番観察しやすいようです。

鳴き声はヨーデルの裏声のような「オーア アーオ オアオー オー」と鳴くらしいのですが、今回は聞くことが出来ませんでした。

今回、一番近くに来た時に撮ったものですが、雌ですね。

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漢字では「緑鳩」または「青鳩」と書きますが、青は古語で緑の事を指しますので「緑鳩」という字を当てたことも頷けます。

次の写真は連続写真です。

群れの中の1羽が、まず最初に降り立ちます。

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すると、その後から次々と仲間が降りてきます。

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写真に写ってない右の岩場にはもっとたくさんのアオバトが降りてます。 

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次の写真同じ位置から撮ったものですが、今度は、打ち寄せる波に驚いて飛び立つ所です。

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面白い事に、一番最初に降りた個体が最後まで残っていました。

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次も連続写真です。結構大胆なようで、神経質な性格も併せ持ってるようです。

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降り立ったら落ち着いてしばらく居るかと思うと・・・・・

ウミネコが近くを飛ぶだけで、飛び立ったりしますから、岩場に留まる時間は短いです。

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やはり、波が打ち寄せると、一斉に飛び立ちます。。

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今度は、岩場から「ヨイショッ!」と移動した瞬間ですが、脚を見て下さい。

ライチョウの脚のように白いスラックスをはいてるように見えます。

一般の鳩では見られません。尾羽の下尾筒の部分の模様も独特ですね。

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今度は動画です。

もちろん、デジスコのコンデジ30Sのハイビジョン動画で、少し離れた小さな岩に何羽か降りた時の様子です。      

途中何人かの鳥撮りさんが加わったり、帰られたり・・・・・・

磯遊びの人や釣りの人達も徐々に増えそうですから、ここでの撮影は、やはり早朝がベストのようです。

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2011年8月10日 (水)

大磯のアオバト(1)

8月9日(火)早朝から蒸し風呂のように蒸し暑い中、見沼のケンケンさんと大磯までアオバトを見に行ってきました。

神奈川県大磯、照ヶ崎海岸のアオバト(青鳩)は関東では有名で、毎年行こう行こうと思いながら、今まで行けませんでした。

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見沼のケンケンさんと合流して自宅を午前4時45分に出発。

昨夜、夜更かしの為、朝から欠伸をしながらの出発です。

首都高速から東名高速、小田原厚木道路を経て、現地に着いたのが6時半前ですから、1時間半ほどで着いた事になります。

大磯漁港の横にある有料駐車場(800円)に車を止め、早速海岸へ・・・・

平日の為か鳥撮りさんは5~6人ほど。

照ヶ崎海岸は「大磯照ヶ崎のアオバト集団海水吸飲飛来地」として神奈川県の天然記念物に指定されているせいか、地元の方が定時観測されてるようです。

カメラをセットしてる間も盛んにアオバトが、飛来します。

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機材はデジスコとデジイチ400ミリの手持ちです。

見沼のケンケンさんは500ミリに1.4のテレコンで重装備です。

波に洗われる岩場に群れで飛来します。

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この照ヶ崎は大磯港の西端に位置しており、その岩場の一角が、アオバトの水(海水)飲み場になります。

海水の塩分(ミネラル)を補給するために、5月初旬から10月までここ照ヶ崎海岸に飛来し、7~8月がピ-クだそうです。

海水を補給する理由は定かではないようですが、海岸だけでなく、群馬県では山中の塩分を含んだ水飲み場(鉱泉水)にも群れで現れるようですから、必ずしも海岸だけとは決まってないようです。

しかし、海岸線は長いのに何故毎年この照ヶ崎なんでしょう??

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小さな群れで20~30羽、大きな群れで60~70羽が入れ替わり立ち替わり、山の方から滑空しながら下りて来ます。

波打ち際でも平気で、岩の窪みの海水を飲んでます。

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どのあたりから来るのでしょう。遠くは丹沢の山からも来るようです。

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雄は肩羽の所が暗赤色なのですぐにわかります。

何故緑色なのにアオバト(青鳩)なのか?

名前の由来や生態については次回書いてみたいと思います。

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早朝の日差しが強く、順光の場所に来た時は緑色が映えます。

しかし暑いです。日陰もなし!ジリジリ照りつける日差しで汗びっしょりです!!

ひっきりなしに姿を見せてくれるので退屈はしませんが・・・・・・・

スコープを覗いたり、手持ちで追いかけたりで結構忙しいです。

デジスコも、日差しが明るいので、絞りを絞ってもSSは十分です。

ただ、露出補正を頻繁にやらねばならず面倒臭いです。

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絞り込めるため、デジスコも置きピンで十分ピントが合いますから楽ですね。

肩羽の色が赤っぽいのが雄です。

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アオバトが一番よく顔を見せる時間帯は7時~10時ごろまでだそうです。

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アオバトの飛来状況を知りたい方は、下記サイトを見て下さい。参考になります。   

http://www.komatan.jp/AOBATO/terugasaki.html

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磯からは海岸線が見えます。キス釣りでしょうか??

朝日がまぶしそうです。

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アオバトの写真はたっぷり撮れましたので、3回に分けて書きたいと思います。

次回はアオバトのちょっと面白い写真、3回目は飛び物を載せる予定です。

*1枚目と風景写真はデジイチで撮影。他すべてデジスコ撮影です。

クリックで大きくなります。

 

 

   

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2011年8月 8日 (月)

ツユクサ(露草)2011

今日は、道端で普通にどこででも見かける雑草ユクサ(露草)」です。

この花が好きで、毎年飽きずに撮ってます。今年はその1回目です。

いつものM公園では群生してる場所が何カ所かあって、今回もここのツユクサです。

ツユクサ(露草)の花言葉 : 豊潤、 恋の心変わり、 尊敬

5月29日、4月12日、7月6日の誕生花です。

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朝咲いた花が、昼ごろにしぼんでしまうことが、「朝露」を連想させるために「露草」と名付けられたようですが、お昼ごろにはすべての花がしぼんでしまいます。

だから、午後の散歩ではツユクサの花を見ることが出来ません。

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このツユクサは、昔から人々に身近な花で親しまれ、多くの歌に詠まれたり、染料としても使われたようです。

また薬草としてもつかわれたり、茎や花も食べる事が出来るようです。(??)

名前も、「蛍草」「藍花(あいばな)」「青花(あおばな)」「移草(うつしぐさ)」「月草」「帽子花」など・・・・・・いろいろな名前で呼ばれています。

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雄しべは6本で、正面から見ると、上の3本は数学の「π」の字に、真ん中の1本は「人」の字の形に見えます。

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分かりますか!

少し違う角度からの写真ですが、これでは余計分かりませんね。(ノ∀`) アチャー

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ツユクサは虫などを介した受粉以外に、自家受粉もします。

その方法もユニークで、一番長い雌しべと、その横にある長い雄しべ2本が、くるくると巻きながら受粉します。(1枚目の写真の方が良く分かるかも知れません)

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昼ごろに花は縮んでしまうと、帽子のような形の外花被片に収納されます。

確かめるために、自宅に持ち帰ったツユクサですが、お昼にはこんな状態です。

苞に収まった花はそれごと、大きな帽子に収まってしまいました。

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翌朝には、また可憐な花の姿を見せてくれます。面白いですね。

アリさんも蜜を求めて集まって来ます。今回は手持ちで撮ったので、どことなくピントが甘いですね。次回はズボラせずに三脚を使いますね。

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途中「オニユリ」を見つけました。

ハデハデのユリです。蝶でも来ないかと、少し待ってみたのですが、空振り!!

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アブラゼミの抜け殻があちこちにあります。

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今日も暑くなりそうですが、池にはオオバンとカルガモが居るだけで、まだ鳥撮りには程遠いようです。

 

この数日、夕刻になると。我が家周辺の空は、入道雲の壁に覆われ、突然の日が続いてます。

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次の記事は鳥?昆虫?花?その他?・・・・・・・・悩みます。   

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2011年8月 6日 (土)

我慢できずにプチ遠征。しかし・・・・

Mさんと、我慢できずにサンコウチョウ狙いで久しぶりのプチ遠征です。

この日は午前6時少し前にMさんと合流。

いつもの大谷PAでおにぎりを調達し、いざ出陣!

現地に着くと(8時前)、ガスがかかって鳥見どころではない模様で次第に不安になって来ます。

ポイントはMさんが1週間前にサンコウチョウに遭遇したところです。

着くなりサンコウチョウの「ホィ、ホィ、ホィ……」。幸先良さそうです。

カメラをセットし、暫し待ってると、横の林で雄と雌が飛び回り始めます。

残念ながら動きが早いことに加え、木の枝が多すぎるため、すべて枝かぶりです。

何度も姿を見せてくれますが、写真のターゲット外です。

盛んに餌を捕って虫などを口に咥えたままですから、ヒナに餌を運んでるようです。

長い雄の尾羽もすでに抜け落ちてますから、移動の時期も間もないのかも知れません。(Mさんの話によると先週は長い尾羽があったそうです)

結局11時過ぎまで粘ってみましたが、写真は撮れませんでした。(一度だけ、2メートルほど前の枝に雄と雌が同時に止まったのですが、一瞬のことで間に合わず…残念!)

右往左往してる我々をあざ笑うように、デジスコのレリーズにノシメトンボがとまります。

いわゆる赤とんぼの一種ですね。

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追い払っても追い払っても来るので、暇つぶしにドアップで撮ってみました。

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翅だけ撮ってみましたが、幾何学模様が綺麗です。誰がこのような文様を作り出したのか、実に不思議です。

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そばの水溜りにはミヤマカラスアゲハスジグロチョウも来ます。

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その間も、近くではサンコウチョウの囀りが聞こえるのですが姿は見えず。 

結局、姿は見えても写真には収めることが出来ず、残念ですが、撤収して他のポイントに移動することにしました。

途中、タカの飛ぶ姿が見えたので確認すると……ノスリのようです。

デジスコの威力ですね。多分ノスリのまでの距離は300メートルぐらいあると思います。

ボケボケですが・・・・

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天気も晴れ間が出たり、急に暗くなったり不安定な日です。

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オオルリやキビタキのポイントに移動しましたが、声がかすかに聞こえるだけで姿は見えません。

仕方なくヤマユリに来たミヤマカラスアゲハ(夏型)を撮る事に……

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ミヤマカラスアゲハの翅が光に輝いて綺麗です。

光の当たり具合で模様が変わります。左の写真が飛び立つ寸前で、右の写真が飛び立った直後です。

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近くには、アキアカネ(?)でしょうか、たくさん飛び回ってます。

もうすぐ体も赤くなって里まで群れで降りて行くのでしょうか。(いわゆる赤とんぼです)

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この後、巣立って間もないキビタキの雄を見かけましたが、まだ汚いですね。

頭のてっぺんも産毛のような幼い羽が残ってます。

残念ながら、これもピンズレ写真でした。

最後に、証拠写真だけ載せておきます。サンコウチョウは雄のブルーのアイリングが見えます。キビタキは向こうを向いてますね。

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あとはコガラなど写真としては残してきたのですが、今回は惨敗でした。

しかし、間違いなくサンコウチョウが確認でき、その近くに営巣してることが分かっただけでも大収穫(??)でした。

このポイントは誰にも知られていないだけに、来シーズンに期待して、今回のプチ遠征報告を終わります。

 

(おまけ)

暇にまかせて、水溜りに来たミヤマカラスアゲハのハイスピード動画です。

例のごとく画質は期待しないでください。

*訂正します。カラスアゲハではなくミヤマカラスアゲハのようです。てっちゃんに教えてもらいました。てっちゃんどうも有難うございました。

もう一か所、コノシメトンボも良く調べてみるとノシメトンボのようです。胸の側面の模様がはっきりしないのですが、ノシメトンボの可能性の方が高いので訂正します。    

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2011年8月 5日 (金)

EOS-7Dの動画テスト

ブログも2年目に突入して、少しは変わった試みもしてみようと、今まで、デジスコのコンデジ30Sの動画を中心に載せてきました。

今回はデジイチEOS-7Dのハイビジョン動画を試してみることにし、近くのM公園へ行ってみました。

7Dのハイビジョン動画が評判が良いことは聞いていたのですが、今回自分で試すのは初めてです。

機材はもちろんキヤノンEOS-7Dに400ミリのレンズを装着し三脚も併用してます。

*動画を見るときは画面の三角印をクリックしてください。

まずは、白いスイレンの傍に居たオオバンです。

結構きれいですね。

ピント合わせは、まず写真モードのままオオバンにピントを合わせた後、動画モードに切り替えて撮影してみました。

次はオオバンの横に居たカルガモの羽ばたきシーンです。

まずまずの写りですが、難点は昼間、野外では液晶パネルが光の反射でピントが合わせづらいことです。

ソングバードのように目の衰えてきた人間にとっては昼間のピント合わせはかなり苦労します。

対象物が、大型の鳥の場合はまだしも、次のチョウトンボショウジョウトンボなどはかなり苦労します。

このような動きが激しい小型の対象物は、一度写真モードでピント合わせをする余裕が無く、直接液晶パネルでピント合わせをする必要に迫られます。

こうなるとなかなか大変です。

動画撮影で迅速にピントを合わせるには、やはりデジスコで使用してるような、液晶フードがあった方が楽ですね。

小さな対象物を追いかける為には、照準器も装着した方がよさそうです。

他にも撮ってきたのですが、結構成果がありました。これからも時々動画を挿入していきたいと思います。

ついでに、スイレンをバックのチョウトンボの飛び物写真も撮って来ました。

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ちょっとピントが甘いですが、ご容赦を…・

この時期になると、翅もだいぶ傷んできてますね。

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この公園にはヤマトシジミもたくさんいます。

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帰り際に、ムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)の産卵シーンに遭遇しました。

雌の後ろには雄のシオカラトンボが、後ろを介添え(?)をするように寄り添って飛んでいます。

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お尻を水面に叩きつけながら、卵を水中に落としています。

必死に何度も何度も・・・・

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ベニイトトンボの雄と雌も交尾の時期です。

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鳥たちのヒナは大半がもうすでに巣立ちを済ませていますが、トンボたちは、今が産卵の真っ最中です。

卵からヤゴになり、来年、また新しいトンボがこの池の周りで姿を見せてくれるのでしょう。

今回は、動画試し撮りの一日でした。

   

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2011年8月 3日 (水)

大宮夏まつり

8月1日は武蔵一宮氷川神社の「例大祭」です。

ここ大宮氷川神社は各地にある氷川神社の総本社であり、その歴史は古く社記によると2000有余年前の第5代孝昭天皇の御代3年の創建と伝えられています。

大宮氷川神社の詳しいことは下記の過去ログで書いてますから興味のある方は・・・・

http://sakitamasongbird.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-3f18.html

興味の無い方はスルーしてください。

この「例大祭」の日は午前中に大宮の各町内から御輿と山車が境内に勢揃いし、祭礼にあたり安全を祈願するための神職からのお祓いを受け、夕刻からは大宮の真夏を飾る一大イベントとして、大宮駅東・西口周辺で「大宮夏まつり」が盛大に開催されます。

またこの大宮夏まつりは8月1日~7日まで神社周辺でいろいろなイベントが引き続いて行われます。

そして、そのイベントの一環として大宮駅前のメイン道路で8月1日午後5時から「第24回スパークカーニバル」が開かれます。

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埼玉に住みながら、このカーニバルが今年で24回目になるなんて、全く知りませんでした。

人出がすごいので、いつも横目で見ながら素通り!

ところが今回初めて、何を思ったのかソングバード君、午後5時前から道路わきに陣取って……サンバに誘惑されたか!

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マーチングバンドに始まり、御輿揃い、ちびっ子たちのダンスやフラダンスチームのパレードなどの後に、いよいよサンバチームの登場です。

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初めて目の前で見るのですが、すごい迫力で圧倒されます。

サンバの曲を生で演奏しながらの行進です。

わざとSSを遅くしてブレさせてます。(もちろんジャスピンの写真も撮ってますよ!)

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ブレてる方が迫力あります。

やっぱり考えることは一緒!カメラマンはサンバチームの所に一番集まってます。

そしてパレードの最後は「大宮万灯」のパレードです。

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東大宮の八雲神社の「砂の万灯」との違いが分かりませんが、人が担ぎながら練り歩きます。結構重そうで、途中何人も担ぎ手が居れ代わります。

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途中午後7時前に引き揚げましたが、この後も午後10時ごろまで、よさこい踊りなど延々と続くようです。

来年も来てみたくなりました。

アップしたい写真もいっぱいあるのですが、全て人が写ってる為、最小限にとどめました。

一部の画像も小さいですがご容赦を…

残念!! 

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2011年8月 1日 (月)

金子みすゞの詩を読んで

今回はいつもとはちょっと違う記事です。

 

子供の時から作文や詩など国語そのものが苦手だった私は、今まで金子みすゞの童謡詩を読むこともなかったし、全く興味もなかった。

3月11日の東北大震災以降、テレビで毎日放送されたAC広告のセリフが気になっていたのだが、その時初めて金子みすゞの作品だと知った程度である。

こんな金子みすゞの存在すら知らなかった私が、その童謡詩に遭遇したのはつい最近のことで、近くの書店で立ち読みした本の中に金子みすゞの童謡詩集を見つけた時からである。

巻頭の「お魚」と「大漁」を立ち読んだとき、何か心に響くものがあり、あっという間に3分の1ほどページが進んだ。

後で知ったことだが、この2編は金子みすゞの代表的な作品らしい。(実に無知をさらけ出すようで恥ずかしいが・・・・・) 

みすゞの詩には、優しいさと寂しさを感じるが、しかし陰湿な感じがしないのはなぜだろう?

不思議な感動を与えてくれる・・・・・・・優しさと思いやりを・・・・・・

 

このみすゞの詩の多くが、小学校などの教科書にも載せられてる事も知った。

それだけ、現在にも受け入れられるだけの要素があるのだろう。

 

金子 みすゞ(1903年(明治36年)~1930年(昭和5年))

本名、金子テル
山口県大津郡仙崎村(今の長門市)に生まれ、26歳の若さでこの世を去るまでのわずか6年ほどの間に512編もの詩を綴ったとされる。

恵まれなかった結婚生活・・・・自殺に至るまでのわずか6年ほどの間に、これだけの詩を残したことは天性の才能だけでなく情熱的で強烈なエネルギーを持ち合わせていたからであろう。

たくさんの人がこの金子みすゞの詩を評価し、論評しているが、勉誠出版「金子みすゞ 永遠の抒情」の中で井上文氏がこう書いている。

「現代を生きる私達に、最も必要なのは、目先の利害など関係なしに、小さなもの、弱い者たちや、初めて出会い、すぐに視界から消えていくものでも、慈悲深く視線を注げることだろう。・・・・(中略)・・・・みすゞさんの周りに居る生き物は、おそらく、全てが、分身なのではないだろうか。心の中の囲いを取り払い、万物に接することが出来たなら、人は、どんな時であっても、かけがえのない、大切な時間を過ごしている事実を思い出せるだろう。」

まさにこの通りだと思う。

今の時代でもみすゞファンが多いのはこうした背景があるのかもしれない。

 

・・・・・・・・・・・・・・・以上

みすゞファンもたくさんおられる中で恥ずかしいのですが、私、ソングバードが感じたままを書いてみました。

金子みすゞの生い立ちなども詳しく書こうと思ったのですが、すでにいろんなところで紹介されていますので、今回は省略しました。

みすゞの詩もほんのわずかしか読んでませんが、共感できる詩をこれからも少しづつこのブログにも挿入してみたいと思います。

 

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                                  「花のたましい」

                                 散ったお花のたましいは、

                                 み佛さまの花ぞのに、

                                 ひとつ残らずうまれるの。

 

                                 だって、お花はやさしくて、

                                 おてんとさまが呼ぶときに、

                                 ぱっとひらいて、ほほえんで、

                                蝶々にあまい蜜をやり、

                                 人にゃ匂いをみなくれて、

 

                                 風がおいでとよぶときに、

                                 やはりすなおについてゆき、

 

                                 なきがらさえも、ままごとの

                                 御飯になってくれるから。

                                                                               (金子みすゞ)

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