サカツラガン
続き・・・・・・・・・
T沼は周囲7Kmほどの沼で、毎年ハクチョウが飛来することで有名です。
今年も、この日の時点で180羽程の白鳥が飛来してるそうです。
ここに来るのは初めてですが、この沼の西端にはG沼があり、G沼にはコハクチョウが多く、T沼にはオオハクチョウが多いようです。
今回ここを訪れた目的はサカツラガンです。
駐車場に車を止め、遊歩道を少し入った所に居ました。地元の人に聞くと、「今日は近くで見れて良かったね!」との事。
ラッキーです!!
マガン2羽と一緒に気持ち良く水面をスイスイと・・・
もともと北東アジアやサハリンで繁殖し、朝鮮半島や中国の揚子江流域で越冬するらしく、日本では数少ない冬鳥として飛来しますが、数は少ないようです。
漢字を当てると「酒面雁」、面白い名前ですね。
調べてみると、顔の様子から由来してるようです。
上の写真を良く見て下さい。
目の下や頬・喉の部分が淡い赤みのある褐色をしています。この褐色があたかも顔が酒気を帯びたように見えることから付けられたそうです。
どうです?酔っぱらいの顔に見えますか??(笑)
サカツラガンの後ろにいるのはマガンです。親子でしょうか?うち1羽は幼鳥です。
マガン(真雁)
日本では、北海道を通過して本州で越冬する冬鳥です。
名前は、鳴き声が「クワハハン」または「グワハハン」と聞こえることから由来してるらしいですが、本来は「万葉集」で「かり」「かりがね」と呼ばれていたものが、鎌倉時代の軍記物語で語調を強める為に漢字が音読みされるようになり、雁の字は「ガン」と音読みされたそうです。(「野鳥の名前」より)
次の写真はマガンの幼鳥ですが、成鳥とは少し違いますね。
サカツラガンとマガン(幼鳥)が仲良く餌を食べてます。(デジスコ撮影)
この沼にはコハクチョウ・オオハクチョウのほかにコブハクチョウもいます。
ハクチョウが羽ばたくと、さすがに迫力があります。(コハクチョウ??)デジスコ撮影
アメリカコハクチョウもいるようですが、今日は見当たりません。対岸の方にいるようです。
日が落ちてくると、鳥撮りさんが徐々に増えてきます。夕日をバックにハクチョウの飛翔狙いのようです。
夕日バックではないですが、ハクチョウの飛翔写真です。(オオハクチョウのようです)
少し夕日の気分が・・・・旋回中です。
着水場面もどうぞ。
夕日で水面がキラキラしてオオハクチョウのシルエットが綺麗です。
対岸の方にはミコアイサが水面に漂ってます。デジスコでもこれぐらいしか撮れない距離です。(150メートルくらい??)
ミコアイサを撮りに近くまで行きたかったのですが、今日は時間切れです。
近々、改めて撮りに来ることにし、少し雲が出てきたので引き揚げます。
最後に、歩きながら撮った少し赤い雲バックの飛翔です。
この日は、天気にも恵まれ、まずまずのプチ鳥見行の1日でした。
見沼のケンケンさんお疲れ様でした。
撮影に使ったのは前回のキレンジャクと今回は「デジスコ撮影」と断りを入れてる以外はすべてデジイチでした。
今日の成果:アオジ・ホオジロ・エナガ・アカゲラ・カケス・トビ・ノスリ・ヤマガラ・ベニマシコ・カシラダカ・キレンジャク・ツグミ・ヒヨドリ・コゲラ・チョウゲンボウ・サカツラガン・マガン・コハクチョウ・オオハクチョウ・コブハクチョウ・カワウ・ミコアイサ・コサギ・コガモ・ヒドリガモ・カワセミなどでした。
あとがき
実は7日(月)にサイドT沼、G沼に出かけてきました。
・・・・・・・・・もう一回続きます。┐(´д`)┌ヤレヤレ
*写真はクリックで少し大きくなります!!
| 固定リンク
「鳥見行」カテゴリの記事
- 妙高高原2日目は・・・・(2014.06.01)
- 妙高高原へ鳥見行2014(コルリ)(2014.05.30)
- 妙高高原へ鳥見行2014(キビタキ)(2014.05.25)
- 「焼酎一杯グィー!」ア・ラ・カ・ル・ト(2014.05.18)
- サンショウクイ(山椒喰)2014(2014.05.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
彼方此方遠征なさった成果の、珍しい鳥の写真を見せていただきありがとうございます。
見沼にはいない鳥も多いものですね。
投稿: key | 2011年2月 8日 (火) 16時20分
keyさん、こんばんは!
車で1時間程度のところでしたので、初めて行ってみました。
みんな見飽きたのか、あまり鳥見さんもいなくてゆっくり出来ましたよ
投稿: ソングバード | 2011年2月 8日 (火) 19時55分
サカツラガンですか、羨ましいですね、まだ見た事ありません・・・
ミコアイサは、そちらでも、やっぱり警戒心が強いのですね、こちらでも、かなり強くて、あまり良い写真は撮っていません・・・
投稿: てっちゃん | 2011年2月 9日 (水) 01時49分
こんにちは。 はじめてコメントさせていただきます。
ミコアイサ、たくさん来てるんですね。
こちら、近くの利根川では3羽がこれまでの最多です。
しかし、ミコアイサは警戒感が強いようですね。
こちらでもいつもそんな感じを持ちながら見ています。
たくさんの鳥たちの姿、楽しませていただきます。
投稿: 鉄 | 2011年2月 9日 (水) 11時58分
てっちゃん、今日は!
ミコアイサ、ほんとに警戒心が強いです。
次回アップしますが後日、根性で少し大きく撮ってきました。
お楽しみに。
投稿: ソングバード | 2011年2月 9日 (水) 17時05分
鉄さん、こんにちは!
初めてのコメントありがとうございます。
鉄さんのミコアイサの写真に感化されて、今回なんとか撮りたくて行ってきました。
鉄さんのフィールドですが、結構楽しんできました。
鉄さんのブログ、いつも拝見してます。
特に太陽のプロミネンスは、感動モノですよ。
またコメントします。(拒否されなければよいのですが…)
投稿: ソングバード | 2011年2月 9日 (水) 17時10分
サカツラガン、大きいですね、まだ見たことありません。
名前の由来を知り、びっくりしました。意外ですね。
投稿: やまちゃん | 2011年2月 9日 (水) 19時45分
サカツラガンの名の由来、知りませんでした。
言われてみると、たしかにそんな感じが・・・。
昨日散歩がてら近所の池でシナガチョウ(サカツラガンをもとに品種改良した中国系の家禽)を見ましたが、やはり雰囲気はだいぶ違いますね。
サカツラガンのほうがはるかに顔つきもシャープでかっこいいです。
アイサ類は警戒心が強いですね。
今日、カワアイサを見たのですが、決して近づけてはくれませんでした。
デジスコで挑戦してみたのですが、まだ結果は見てません。
雪が降ってる中だったので、光も弱く、たぶんフォーカスも合ってないような気がします。
でも、撮った写真をパソコンの画面で再生するときはワクワクします。
投稿: オコジョ | 2011年2月 9日 (水) 22時30分
やまちゃん、今晩は!
サカツラガン、私も初めての鳥さんです。
初めに漢名をつけた昔人の発想に脱帽ですね。
私も、今夜は我が女房殿に「サカツラガン!」て呼ばれそうです。(笑)
お互い気をつけましょうね。
投稿: ソングバード | 2011年2月 9日 (水) 22時31分
オコジョさん、今晩は!
サカツラガンの名前、面白いですね。
漢名「酒面雁」を初めて見た時はクスクスものでした。
そうですね、写真をパソコンで確認する時が一番楽しいです。
ワクワク!ガッカリ!ニヤニヤ!
デジスコも頑張って下さい。ミコアイサの少し大きな写真、もうすぐアップします。
投稿: ソングバード | 2011年2月 9日 (水) 22時38分