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2011年2月

2011年2月27日 (日)

越生梅林を巡る(2)梅園神社など

越生梅林を出て、越辺川(おっぺがわ)をはさんで反対側にある「梅園神社」に向かいます。

4437_edited1s 国道沿いにあるが、一歩中に入ると、薄暗く、うっそうとした裏山に囲まれた神社です。

左の写真は本堂で、人の姿は見えません。

真正面の本殿は今にも朽ち果てるのではないかと思うほど傷んでいますね。

この神社の祭神は菅原道真・素戔鳴尊・白山姫命で、その起源は数百年前に筑紫の太宰府天満宮より分祀した事に遡る。もとは小杉天神と呼ばれ、明治40年(1907年)に堂山の近戸権現、上谷の三島社を合祀して梅園神社と呼ばれるようになったそうです。

獅子舞が有名だそうですが、一度見てみたい気もします。








正面の狛犬、他の神社と少し違います。小さな子供の狛犬でしょうか?大きな狛犬の足元にいます。

ここのシダレウメも有名だそうで、今満開で綺麗に咲いていますが、残念ながら背景が悪く、写真にはならないですね。

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今度は、梅園神社から越辺川(おっぺがわ)に沿って散策する事にします。

越辺川の由来については、「越生の辺りを流れる川」から来ていると云う説や、北海道乙部町の「乙部」と同じようにアイヌ語の「オ・ト・ウン・ペッ(下流の方に沼のある川)」に由来するという説などありますが、詳しい事は分かっていないようです。

アイヌ説の方がロマンチックですね。

梅園神社から越生駅の方へ歩いて行く途中に立派な白梅があり、逆光でキラキラ輝いてます。

満開になればさぞかし見応えなある立派な梅の木です。機会があればもう一度撮ってみたい梅です。

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この辺りはどこを見ても、平然と当然のように梅の木が植えられています。

途中「佐藤酒造店」があり、この地方の醸造元で、美味しそうな日本酒が並んでますが、後で寄る事にして先を急ぎます。

佐藤酒造店の先を左に曲がると比丘尼橋です。

越辺川にかかる比丘尼橋近辺の梅も4~5分咲きです。

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川に沿った道路からの梅です。(佐藤酒造店の裏庭でしょうか?)

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さらに今度は川を左に見ながら川に沿って歩いていきます。

カーブミラーからの梅も面白いですね。

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しばらく進むと最勝寺に着きます。ここは梅でも有名なのか、4組ほどの見学の方が居られ、梅見用でしょうか道路沿いに駐車場もあります。

特に最勝寺入口の白梅が見事です。

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境内には、こじんまりとしたシダレウメもありますが、まだ4分咲きぐらいでしょうか。

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受付の所にはこういうものも置かれています。厄除けカリントウは初めて見ました。

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最後に、最勝寺から近い越辺川にかかる新月ヶ瀬橋から見た梅です。

ここはまだ護岸が整備されたばかりで、梅が満開になると人も多くなることでしょう。

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ここから駐車場まで戻って、今回の散策は終わりですが、万歩計はほぼ一万歩。

いい運動になりました。駐車場に戻ると時間は12時45分。3時間強の散策でした。

駐車場からほど近い有名(?)なソバ屋「梅の里」で遅い昼食を取る予定でしたが、平日にもかかわらず、店の外まで人・人・人・・・・・

諦めて、「佐藤酒造店」で日本酒をもとめて帰路につきます。

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私が買ったのはこれです!少し辛口の吟醸酒。1400円でした。

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決して宣伝料は頂いておりませんから・・・・・・・(笑)

今回は「越生梅林」とその周辺を巡ってみましたが、すぐ近くには「黒山三滝」もあり、一日中楽しめるコースだと思います。

この近辺には神社や寺が多く、じっくり回ってみるのも面白いかもしれません。

   

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2011年2月26日 (土)

越生梅林めぐり

2月25日(金)朝から晴れて、4月並みの陽気です。

さいたま市に移り住んで26~7年になりますが、越生(おごせ)の梅林には行ったことがありませんでした。

ゴルフで近くまで行きながら、いつも横目で見るだけ・・・・・今回は越生梅林とその周辺を巡ります。

現地には午前9時半ごろ到着しましたが、平日でもあり、この頃はまだ人もまばらです。

駐車場は4か所ほどあり400円、入場料は200円です。

「越生梅林」は、「水戸の偕楽園」「熱海梅園」と並んで関東3大梅林の一つとして有名です。

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「越生(おごせ)」は難読地名の代表格ですが、その語源については諸説があるようです。

越生町のHPによると・・・・

平地と山地の接点に当たる越生からは、秩父に向かうにも、上州に向かうにも尾根や峠を越えなければならず、それに由来した「尾根越し(おねごし)」の「尾越(おごし)」という言葉から変化したという説が有力視されてます。

その地にある「越生梅林」は、約2ヘクタールの園内に約1000本の梅の木が植えられ、推定樹齢600年の古木もあります。

4406_edited1s 左の写真が、推定樹齢約600年の古木「魁雪」のねじれた幹です。

この写真では分からないですね。

実は気の全体を写そうとしたのですが、土産物屋(?)の壁に張り付くように立っていて、あまりにも無粋で、古木「魁雪」のイメージが壊れるので、横たわったねじれた幹だけにしました。

園内の印象は、まだ時期が早かったせいもありますが、期待したほどの感激はありません。

高台も設置されており、上の位置から写真も撮れますが、満開の時期は綺麗かも知れませんね。

「越生梅林」は南北朝時代に武蔵国小杉村に大宰府より天満宮を梅園神社に分祀する際に植えたのが起源と云われてるだけあって歴史は古く、野口雨情や佐々木信綱・田山花袋などがその風情を詩歌に残しています。

推定樹齢600年の古木「魁雪」はその頃に植えられたものでしょうか。

「入間川高麗川越えて都より 来しかひありき梅園のさと」 佐々木信綱

園内全体では、紅梅は満開の時期を少し過ぎて、白梅は4~5分咲きぐらいでしょうか。

少し早かったようで、3月上旬が見ごろのようです。

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園内にはミニSLのレールが引かれ、休日には梅のトンネルの下を走るそうです。

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古木も多く、歴史を感じさせてくれます。幹が横たわってますが、保護のためロープで囲われてます。

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次の写真は、紅梅なのに、白い花が咲いてます。実がうっすらと赤くなる梅らしいです。

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次の写真は、この園内で一番人気の白梅です。

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ミツバチも楽しそうに梅の花に群がってます。飛んでるものを見ると、本能的に撮りたくなります。(笑)

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この園内には福寿草も綺麗に咲いていて満開です。(前ボケは紅梅の花です)

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マクロでも撮ってみました。ちょっと幻想的に・・・・

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梅の花もどうぞ。

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午前11時頃、梅林を出るときには人も増え、ゆっくり写真も撮れません。

この後、「越生梅林」を後にして「越辺川(おっぺがわ)」周辺を散策します。

                                             ・・・・・・続く

    

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2011年2月21日 (月)

マヒワの当たり年

2月21日(月)今日は朝から少し風が強いですが、比較的暖かい日です。

軽い腰痛でこのところ鳥見を控えていたのですが、今日からいよいよ活動開始です。

皆さんにいろいろご心配をかけましたが、大分楽になりました。

そんな訳で、今日は午前中、久しぶりにM公園周辺です。

keyさんやnoharatugumiさんから情報を聞いていましたので、まずはその辺から・・・・・

今日は久しぶりにデジスコ担いで、さらにリュックにデジイチスタイルで散策です。

早々に公園の職員の方から「今日はヒワですか?」と聞かれ、「エッ!!」と云う感じのスタートです。

あちこちにマヒワが地面に降りてるようで、幸先良さそうな感じです。

まずはクイナを求めて、そのポイントに行ってみましたが、影も姿も見えません。

仕方なくぐるっと回ってみますが、今日はカワセミの姿が見えないばかりか、いつものポイントの藪が坊主状態です。

風のせい?雪のせい?刈りこんだのか?分かりませんが、スケスケ状態です。

鳥見さんが二人、カメラを向けてる先を見ると・・・・

居ました!!カワラヒワにマヒワが混じった混群が、地面の餌をついばんでいます。

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今年はマヒワの当たり年みたいで、いろいろな所で、このマヒワの群れが見られます。

もちろん、冬鳥または留鳥として毎年見ることが出来る定番の鳥なんですが、M公園でこれほどの数を見るのは初めてです。

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マヒワ(真鶸)

北海道と本州中部の山地でわずか繁殖するほか、冬鳥として日本各地に渡来します。

アトリの仲間で、繁殖期以外は群れで行動します。

漢字の「鶸」という字は「小さくて、ひよわいが、しかし若々しい感じのする鳥」と云う意味だそうで、ヒワの体色から黄緑色を「ひわ色」というらしい。

「鰯」と比較すると、良く似てることが分かります。(魚へんに弱)

マヒワは「同類の中の標準的なもの」という意味で真鶸と呼ばれるようです。(「野鳥の名前」より)

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MFのA公園では、ハンノキが多く、毎年鳥見さん達を楽しませてくれるのですが、前述したようにM公園でこれだけの数を見たのは初めてです。

30~40羽ぐらいの群れが公園内を移動してるようです。(数羽の群れもいます)

次の写真は、ちょっとすねたような感じで、いつものマヒワのイメージとは少し違いませんか?

初列、次列、三列の風切羽が綺麗に見えてますので、カービングの資料には最適ですね。

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マヒワは、いつも高い所にいますので、こんな写真が多くなります。

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如何ですか?こうしてみると可憐な小鳥ですねえ!私はこの鳥を見るたびに、子供の頃飼っていたジュウシマツを思い出します。

マヒワの後、keyさんがアカハラを撮られていたので、探してみますが見つかりません。

出てきたのはジョビ子さんです。バックに紅梅の赤を入れようと、枝にとまるのを待ってみましたが、思うような位置に止まってくれません。

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池には怖そうな顔をしたハシビロガモの雄が一羽います。敢えて真正面から撮ってみましたが、本当に怒ってるみたいです。

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次の写真は、オカヨシガモの雌だと思って撮ったのですが、どうも違うようです。

嘴が黒いんです。(雌はオレンジ色で先端が黒)

どうも雄エクリプスのようです。

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そう云えば、keyさんも、以前撮られていたような????

しかし、この時期でもエクリプスがいるのかな????

分かりません。どなたか教えて頂けませんでしょうか。

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オカヨシガモは他に見当たらず、一羽だけ孤立して寂しそうです。

しかし、カモ類もだいぶ少なくなってきました。春間近なのが身体でも感じられます。

今日は、残念ながら一番の目的であったクイナとアカハラは見ることが出来ませんでした。

久しぶりの鳥見でしたが、まずまずの成果でした。

腰もなんとか持ちこたえたみたいです。

*keyさん、noharatugumiさん、情報ありがとうございました。

   

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2011年2月19日 (土)

気まぐれな鳥の追加

ほろ酔い加減で書いていたわけではないんですが、「気まぐれな鳥」にアカハラとクイナが洩れてました。

今日は腰痛の為、まだフィールドに出てないので在庫から追加しておきたいと思います。

まずはアカハラからです。

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アカハラ(赤腹)

冬鳥で毎年楽しませてくれるシロハラ(白腹)に対して、文字通り腹が赤いからアカハラ。

きわめて単純な命名ですが、アカハラはシロハラと同じくツグミの仲間です。

じつは、私も大きな勘違いをしていたのですが・・・・・

アカハラを調べてみますと、夏鳥(一部留鳥)または冬鳥なんです。

ちょっと分かりにくいですが、日本では本州中部以北で繁殖し、本州中部以南で越冬するらしく、MFでは留鳥か冬鳥か、判断するのは難しそうです。

しかし、毎年シロハラと同じ時期に見かけますので、少なくとも夏鳥ではないでしょう。

このアカハラがMFでは例年に比べて個体数は明らかに少ないと感じる鳥の一つなんです。

時にはシロハラと一緒に餌をついばんでるところも見れたのですが、今年はあまり見かけません。

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次はクイナです。

この鳥もMFでは冬から春にかけての定番だったのですが、今年はまだ確認してませんでした。

ところが先日、noharatugumiさんがいつもの公園で写真を撮られたそうで、やっと一安心です。

やはり、毎年来る鳥が来ないと落ち着かないですから・・・・

折角ですから、在庫の写真を載せておきます。

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来週でも、いつもの公園へ行って確認してきますね。

クイナ(秧鶏・水鶏)

ノックをするような調子の声を「くひ、くひ」と聞き、それに鳴くの語根「な」が加わって「くひな」と呼ばれるようになったらしい。

歌に詠まれ、「戸をたたく、クイナの声」として知られているのはヒクイナの独特の鳴き声で、クイナの鳴き声ではない。

クイナの鳴き声はヒクイナのそれとはまったく異なる。(以上「野鳥の名前」より)

クイナは北海道と本州北部では夏鳥として繁殖し、本州・四国・九州では冬鳥です。

MFのM公園やK公園では、毎年姿を見せてくれますが、ユニークな風貌で人気があります。

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足も大きくて頑丈そうですね。

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週明けにはなんとかフィールドに出れればいいのですが・・・・

しばしお待ちください。

(余談)

我が愛車アクセラも4年で4万キロを超えました。

これを機に、バッテリーとタイヤもエコタイヤに新調したのですが、このエコタイヤ、なかなかの優れ物みたいです。

今までのようなアクセル操作だと転がり過ぎるんです。ブレーキの踏むタイミングも違ってくるくらいですよ。

燃費にどれくらい貢献してくれるか分かりませんが、このところプチ遠征が多いだけに、期待するところ大です。

最近ガソリンの値段も上がってますからねえ!!

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2011年2月18日 (金)

気まぐれな鳥達

ふと気が付くと、鳥を撮り始めて丸5年が過ぎ、6年目に突入してました。

留鳥や旅鳥は、毎年その季節がくると旅の通りすがりに顔を出してくれたり、暫し留まったりしてその姿を楽しませてくれます。

そのたびに一喜一憂しながら、振り回される自分に苦笑しながら、それでも一生懸命に写真を撮る繰り返しの日々。

それでも飽きないので続けていますが、観察してると面白いことも分かります。

同じ鳥なのに去年見かけた旅鳥が今年は全く見かけないことが良くあります。

山から里へ、北から南へ、南から北へ、毎年繰り返される行動が、年によって変化することもあります。

人は「気象のせいだ!」とか「木の実の発育に左右されてる!」とか云いますが、はっきりした原因は分かりません。

多分、鳥さん達にもいろいろ事情があるのでしょう。(笑)

そんな訳で今回は、今シーズンあまり見掛けなかった鳥を取り上げてみました。

その筆頭がアトリです。

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まだ2月ですからこれから群れで現れる可能性が大きいのですが、私は今シーズンまだ2回しか見ていません。

昨シ-ズンはMF内でもいろいろな場所で長く楽しませてくれたのですが、今年は少ないようです。

アトリ(獦子鳥)

日本には冬鳥として全国に飛来し、飛来数の多い時には数万羽の群れになることもあるそうです。(私はまだ見た事ありませんが・・・)

名前の由来も、この大群の様子が獲物を追い立てる勢子のようであることから獦子鳥と付けられたようです。

野鳥を捕獲して食べていた第2次世界大戦が終わる以前には秋に渡来するアトリの大群を霞網で捕獲し、その数は年に10万羽を超える程であったらしい。と云われています。(「野鳥の名前」より)

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次の写真は高原の雪景色の中のアトリです。(雪は見えませんが・・・・)

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雄の夏羽はオオジュリンやノビタキと同じように、頭の部分が黒くなり人相(鳥相?)が変わります。

上の3枚の写真いずれも1月に撮った写真ですが、下の写真は3月に撮ったものです。

旅立ち寸前か移動の途中だと思いますが、雄の頭の部分がだいぶ黒くなっていますね。分かりますか?

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次に登場するのはカケスです。

カケスも毎年冬になると「ジェー」とか[ジャー]とか賑やかな声で林の中をせわしなく飛び回る留鳥ですが、なかなか綺麗な姿を撮らせてくれません。

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ところが、MFの公園で機嫌よく何日も楽しませてくれたシーズンもあったんです。

カケス(樫鳥・橿鳥)

普段は低山から山地の良く茂った林の中にいますが、冬は平地の林でも良く見られるカラスの仲間です。

オナガやカササギなども同じカラスの仲間ですが、街の嫌われ者のハシブトカラスやハシボソカラスと同じ仲間とは思えませんね。

古名の「かしどり」は樫などのドングリを食べることから付いたそうです。

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このカケスも今シーズンはMFではあまり見る機会に恵まれませんでした。

こうして振り返ってみると、今シーズンのMFではヤマガラやベニマシコも例年より少ないような気がします。

2006年にはウソが多かったですし、2009年のレンジャク騒ぎも今となっては「兵どもの夢の後」の気分です。

今シーズンはマヒワの当たり年のようですが、いつも控えめですが何処にでもいるアオジの数は例年に比べて少ないように感じます。

折角ですからアオジも紹介しておきますね。写真は雌です。

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アオジは日本では本州中部以北で繁殖し、冬に南方や平地に移動する留鳥でもあり、中部以西には冬鳥として渡来するホオジロの仲間です。

冬平地では「ヂッ、ヂッ」と地味な地鳴きで、面白くとも何ともない鳥なんですが、春先の恋の季節は非常に綺麗な声で囀ります。

このような地鳴きとさえずりが全く異質な鳥は結構多いですね。(ウグイスやミソサザイなど…)

次の写真は5月に戸隠で撮ったものですが、雄が綺麗な声で囀ってるところです。

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少し話が逸れてしましましたが、このように毎年同じサイクルで同じような鳥を撮っていても、都度、新しい感動があります。

だから止められないんですけどね…・

Aさん曰く・・・・

「その時にその瞬間をたくさん撮っておかないと来年また撮れるかどうかわからないよ!」

その通りだと思います。

女房殿曰く・・・・・

「同じような写真ばかり撮っていて飽きないの?」

飽きないから続けてるんです。これからも続けますよ!!

そのおかげで、PCもだんだん重くなります。

(あとがき)

実はこうして在庫を引っ張り出してきたのは・・・・

持病の腰痛がぶり返してきて、せっかく天気が良くなってきたのに、フィールドに行けないんです。(悲)

症状は軽いんですが、機材を抱えて出ていく気にはなれず、写真の整理に精を出してます。

ここに取り上げた「今シーズンあまり見れなかった鳥」は、あくまでソングバード個人の感覚ですから悪しからず・・・・・・

(ちょっと面白い記事紹介)

いつも拝見しているHenrymiuraさんのブログに面白い記事がありました。

平安時代からある「長袴」と「ウェディングドレスの長い裾 」の講釈、なるほどと感心しましたので、興味ある方はどうぞ。

下記URLをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/henrymiura/20110212

(ソングバードのリンク「Henrymiuraの日記」からも入れます。)

*写真はクリックすると大きくなります。

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2011年2月15日 (火)

ウメジロ

2月14日(月)曇りのち小雨で夕刻から雪がちらつき始めました。

今日はバレンタインデー、私には縁のない日ですが、やはり心がウキウキするのは若かりし日の思い出がかすかに残ってるせいでしょうか??

このところ天気が悪く、鳥見もままならない日が続いてましたが、今日は久しぶりにデジイチだけ担いでO公園へ出かけます。

いつもの小さな枝垂れ梅は満開状態で、シジュウカラやヤマガラが訪れています。

誰かが幹に密液をつけたのでしょう、そこへメジロが1羽やってきました。

紅梅をバックにまず1枚。残念ながらピントが少し甘いですね。

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枝にでも止まってくれるといいのですが、なかなか止まりません。

今度は花の間から狙ってみました。花のボケがいい感じです。

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少し角度を変えてみます。ジーッとポーズ撮ってくれてサービス満点です。

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今度は、位置を変えて梅の花をバックにしてみました。

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上空の高い枝に30羽程のマヒワの群れが通過します。 今年はマヒワの当たり年でしょうか、いろんな場所で観察されます。

シロハラが2羽飛び回ってますが、やっと木の枝に止まってくれました。

この時期は単独行動が多いはずなのに2羽でいるのは珍しいですね。

今シーズンはこのシロハラも多く見られますね。(アカハラがいつもより少ないです。)

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カワセミもいますが、今回は雌ですね。

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ここから池の方に歩いて行く途中、ビンズイを見つけました。

相変わらず松林の中をチョロチョロしています。3羽一緒にいたのですが、2メートルほどまで近付いても逃げません。

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もう1羽来て少し高い松の枝に止まってくれました。

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池の傍まで来ると・・・・・・・ 悪臭がします。

池の水は完全に抜かれていて、池の底が見えます。

池を浄化するため、池の底をしばらく露出させ殺菌した後、水の入れ替えをするようですが、サクラの時期までのは間に合うのでしょうか。

この公園には今までにオオタカやマミチャジナイ・レンジャク・キクイタダキ・ミソサザイ・ルリビタキ・エナガ・イカル・ミヤマガラス・キンクロ・ユリカモメなどの実績があり、じっくり観察すると面白いかも知れませんね。

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2011年2月13日 (日)

梅の花を撮る

やっと花の季節到来です。

冬の間は花や昆虫も少なく鳥撮りに専念しますが、冬鳥ももうすぐ旅立ち。

これからはウメ・サクラなどの花が綺麗です。梅にウグイス・メジロ、桜にメジロ・ヒヨドリなど鳥さんと一緒に撮るのも良し!

まずは梅から始めましょうか。

ソングバードの梅の花撮りはまず近くの大宮公園から始まります。

ウメの花は毎年の定番なのですが、この「梅の花」が結構難しくて苦労するんです。

サクラだとサクラの木全体を撮ったり、花だけを撮ったり、全体の風景の中にサクラを取り込んだり、結構変化をつけて撮れるのですが、梅はそうはいかないんです。(私にとっては・・・・)

ついついマクロ中心の撮り方に偏ってしまします。

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もともと、アンダー気味の写真が好きで、鳥なども良くその手法で撮ることが多いのですが、今回は淡い色を出すよう心掛けてみました。

上の写真のバックの淡い朱色は、紅梅です。

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この2枚の写真は、シダレウメの種類ですが、風で枝がゆらゆら揺れるのでなかなかピントが合いません。

次の写真は、同じくシダレウメ系ですが、花一輪をアンダー気味に撮ってみました。

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大分雰囲気が違いますね。淡いピンクが綺麗です。

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次は、ちょっと変わった所で、紅梅のアップ写真ですが、シベの先端が星のように見えて面白いので撮ってみました。イメージ通りうまく撮れません。

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今度は、紅梅の木の幹から直接咲いてる紅梅です。新しく吹き出た枝にも花が咲くんですね。

しかし、紅が強いせいか、ちょっとどぎつい感じがします。 オーバー気味で撮ってもあまり雰囲気が出ません。

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紅梅はやはり木全体の方が撮りやすそうです。

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次は白梅の細い枝に咲いた花と蕾です。

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少し近づいて角度を変えてみると・・・・

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さらに撮り方を変えてみると、印象がだいぶ変わります。

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ちょっと撮り方を変えるだけで、雰囲気が変わって面白いですね。

次は、白梅のバックに暗い茂みを入れてアンダーで撮ったものですが、全然印象が変わります。

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今回の写真で使用したレンズは100ミリマクロですが、私はこのレンズが好きで、虫の写真などにも良く使います。

しかし、今回もいつもと同じような写真になってしましました。もう少し工夫が必要ですね。

花の写真は鳥の写真に比べて、だれでも手軽に撮れるだけに難しいようです。

それにピントをどこに合わせるのかもいつも悩みます。

鳥撮りの場合は、常に瞬間の判断で構図やピント合わせをしますが、やはり静物だと「いつでも撮れる。」という安心感からか、いつもラフになってしまします。

大いに反省する必要がありそうですね。

梅の花の時期、次回はちょっと違うところでもう一度挑戦してみたと思います。       

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2011年2月10日 (木)

ミコアイサ

T沼の続編です。

2月7日(月)快晴ですが、朝から風が強いです。

先日ミコアイサを撮り損ねていましたので、今回は再挑戦です。

Iさんと午前7時大宮を出発。(実はこの時間に出発したのが大失敗!)

G沼の駐車場に8時過ぎに到着。

どこかのテレビ局が、ハクチョウの様子を取材してるようです。

ちょうど餌やりの時間帯だったようです。ここはコハクチョウ以外にオナガガモの大集団です。

ここのオナガガモはどういう訳かほとんど雌です。

餌を撒くと一斉に飛び立ちますが、すごい羽音で迫力満点。

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デジイチで撮りますが、近すぎて全体がなかなか上手く撮れません。

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オナガガモの雄の飛翔ですが、今日は風が強い為、雨覆いの羽が風の乱気流で乱れてますね。

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もう一枚オナガガモの雄です。これだけ大きく撮ると羽の1枚1枚の様子が良く見えます。

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今度は雌です。

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こんどはG沼からT沼の北側へ移動します。先週、来なかったポイントです。

アメリカコハクチョウとコハクチョウの混血種が1羽いるそうですが、ハッキリわかりません。

今日の目的のミコアイサが3羽、徐々に近づいてきますが少し遠いのであわててデジスコを車まで取りに行きます。

浮き桟橋の先端にデジスコを構えたのですが、水面は強風でうねってる上、浮き桟橋も波で上下にゆらゆら揺れます。

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スコープを覗いてピント合わせしてると、船酔いになりそうな気分です。

この写真はパンダ顔が良く分かりますね。

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さらに悪い事に、この時間帯はミコアイサのお食事タイムです。

水面に出たと思うと、すぐに潜ってしまいます。水面に出てくるときには、潜った時と違う場所に出てきます。なかなかピントが合いません。

それでもデジスコカメラ30Sの連写に助けられてなんとか撮り続けます。

夕刻になると集団で、水面にじっと浮かんでるらしく、撮影するなら夕刻の方が良かったみたいです。(大失敗)やっぱり夕刻の方が良かったか?

次の写真は餌を捕る為に潜る寸前です。まるで、大きく息を吸って潜る仕草のようです。

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ミコアイサ(巫女秋沙)

パンダ顔で人気があるカモの仲間ですが、日本では北海道で少数繁殖するが、基本的には冬鳥です。雌はミミカイツブリの冬羽に似てます。

名前の由来は、「白い衣を着て、目の周りに黒い入れ墨をした巫女」に見立てたのだそうです。

漢字名の「秋沙」は日本で生まれた名前で、秋は季節、沙は「去る」「間」などの説があるらしいが語源ははっきりしないようです。(「野鳥の名前」より)

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上の写真は、正面ですが、面白い顔をしてます。

下の写真は後ろから…クリクリ坊主のようです。なんか怖そうな顔ですね。

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ミコアイサも岸から離れたので、先週来た南側の公園に移動します。

この日もサカツラガン・マガンは、少し遠いですが元気に泳いでます。

ところで、「ガン」と「カモ」の違い分かりますか?

どちらもカモ科の鳥なんですが、一言で云うと、ガンの方がカモより大きいです。

食べるものも、ガンは主に草食性で、陸の上での食事が多いです。一方、カモは雑食~肉食性です。

換羽もがんは年1回なのに、カモは年2回以上換わります。

 

話を戻して・・・・・・

婚姻色で頭が白いカワウが水面すれすれに飛びます。

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朝日をバックにしたハクチョウです。

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最後に、ハクチョウの飛翔

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Iさんは主に朝日をバックにしたハクチョウのシルエット写真をかなり撮られたようです。

風がさらに強くなり、カメラを構えても風で身体がゆれるほどです。

体感温度もさらに下がり、寒くなってきたので、そろそろ引き揚げることにします。

3回連続で、今回のプチ遠征の様子を載せましたが、ちょっと長すぎましたね。

反省・・・・・・・・

 

 

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2011年2月 8日 (火)

サカツラガン

続き・・・・・・・・・

T沼は周囲7Kmほどの沼で、毎年ハクチョウが飛来することで有名です。

今年も、この日の時点で180羽程の白鳥が飛来してるそうです。

ここに来るのは初めてですが、この沼の西端にはG沼があり、G沼にはコハクチョウが多く、T沼にはオオハクチョウが多いようです。

今回ここを訪れた目的はサカツラガンです。

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駐車場に車を止め、遊歩道を少し入った所に居ました。地元の人に聞くと、「今日は近くで見れて良かったね!」との事。
ラッキーです!!

マガン2羽と一緒に気持ち良く水面をスイスイと・・・

0912_edited1s_2サカツラガン(酒面雁)

もともと北東アジアやサハリンで繁殖し、朝鮮半島や中国の揚子江流域で越冬するらしく、日本では数少ない冬鳥として飛来しますが、数は少ないようです。

漢字を当てると「酒面雁」、面白い名前ですね。

調べてみると、顔の様子から由来してるようです。

上の写真を良く見て下さい。

目の下や頬・喉の部分が淡い赤みのある褐色をしています。この褐色があたかも顔が酒気を帯びたように見えることから付けられたそうです。

どうです?酔っぱらいの顔に見えますか??(笑)

サカツラガンの後ろにいるのはマガンです。親子でしょうか?うち1羽は幼鳥です。

マガン(真雁)

日本では、北海道を通過して本州で越冬する冬鳥です。

名前は、鳴き声が「クワハハン」または「グワハハン」と聞こえることから由来してるらしいですが、本来は「万葉集」で「かり」「かりがね」と呼ばれていたものが、鎌倉時代の軍記物語で語調を強める為に漢字が音読みされるようになり、雁の字は「ガン」と音読みされたそうです。(「野鳥の名前」より)

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次の写真はマガンの幼鳥ですが、成鳥とは少し違いますね。

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サカツラガンとマガン(幼鳥)が仲良く餌を食べてます。(デジスコ撮影)

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この沼にはコハクチョウ・オオハクチョウのほかにコブハクチョウもいます。

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ハクチョウが羽ばたくと、さすがに迫力があります。(コハクチョウ??)デジスコ撮影

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アメリカコハクチョウもいるようですが、今日は見当たりません。対岸の方にいるようです。

日が落ちてくると、鳥撮りさんが徐々に増えてきます。夕日をバックにハクチョウの飛翔狙いのようです。

夕日バックではないですが、ハクチョウの飛翔写真です。(オオハクチョウのようです)

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少し夕日の気分が・・・・旋回中です。

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着水場面もどうぞ。

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夕日で水面がキラキラしてオオハクチョウのシルエットが綺麗です。

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対岸の方にはミコアイサが水面に漂ってます。デジスコでもこれぐらいしか撮れない距離です。(150メートルくらい??)

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ミコアイサを撮りに近くまで行きたかったのですが、今日は時間切れです。

近々、改めて撮りに来ることにし、少し雲が出てきたので引き揚げます。

最後に、歩きながら撮った少し赤い雲バックの飛翔です。

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この日は、天気にも恵まれ、まずまずのプチ鳥見行の1日でした。

見沼のケンケンさんお疲れ様でした。

撮影に使ったのは前回のキレンジャクと今回は「デジスコ撮影」と断りを入れてる以外はすべてデジイチでした。

今日の成果:アオジ・ホオジロ・エナガ・アカゲラ・カケス・トビ・ノスリ・ヤマガラ・ベニマシコ・カシラダカ・キレンジャク・ツグミ・ヒヨドリ・コゲラ・チョウゲンボウ・サカツラガン・マガン・コハクチョウ・オオハクチョウ・コブハクチョウ・カワウ・ミコアイサ・コサギ・コガモ・ヒドリガモ・カワセミなどでした。

あとがき

実は7日(月)にサイドT沼、G沼に出かけてきました。

                                 ・・・・・・・・・もう一回続きます。┐(´д`)┌ヤレヤレ

*写真はクリックで少し大きくなります!!

   

 

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2011年2月 7日 (月)

キレンジャク

2月5日(土)、この日はN公園とT沼・G沼へプチ遠征です。

「赤い鳥さんでも居ないかなあ。」・・・と思いながら見沼のケンケンさんと午前7時大宮を出発。

途中のんびり走りながら、午前8時半ごろ現地に到着。いつ降った雪か分かりませんが、日陰にはまだ雪が残ってます。

さて、どこにポイントを置くか、こんなときは悩みますね。
仕方なく鳥が来そうな場所に見沼のケンケンさんはカメラをセット。私は公園をひと回りします。今日は暖かくて歩いているとうっすら汗をかくほどです。

見かけたのはエナガ・カケス・カシラダカ・アカゲラ。遠くにはトビとノスリが旋回してます。

その間見沼のケンケンさんはエナガ・ノスリをゲット。ベニマシコも確認したとの事。

突然、残雪の枯れ草の中からレンジャクが飛び出し近くの木に止まります。見るとキレンジャクが1羽。

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数枚確保してから見沼のケンケンさんに連絡し合流する間も、木の枝と残雪の斜面を行ったり来たり、逃げていく気配はありません。良く見ると枯れ草の間を突っつきながら餌を探してるようです。

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見沼のケンケンさんは、この後ベニマシコが気になるらしくそちらのポイントに移動しますが、私はキレンジャクに専念です。

冒頭の写真もそうですが、枝かぶりなのですが新芽が膨らんだ様子が気に入ってます。

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このキレンジャク、あまり寒くもないのにいつも羽毛を膨らませてるようです。(メタボ???)

望遠側でも撮ってみました。イケメン(美女??)ですね。

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余談が長くなってしましました。

7082_edited1sキレンジャク(黄連雀)

レンジャク科の鳥では、このキレンジャクとヒレンジャクがいます。

どちらも日本では冬鳥として全国に飛来し、本州中部以北で多く見られます。

関東ではキレンジャクの数の方が少ないようです。

キレンジャクは「黄連雀」、ヒレンジャクは「緋連雀」と書き、黄と緋は、尾羽の先端の色によります。鳴き声も特徴のある「チリチリ、チーチー」と特徴があり、すぐ分かります。

年によって多く飛来する時と少ない年がありますが,群れで移動します。MFではA公園のヤドリギに飛来するので有名ですが、今年は、何度か小さな群れで飛来するものの落ち着きがありません。

それではキレンジャクとヒレンジャクと比較してみましょうか。(ヒレンジャクは在庫からです)

左がキレンジャク(黄連雀)、右の写真がヒレンジャク(緋連雀)です。

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このレンジャクが群れで現れると、鳥見さん達がそれにつられて大移動するようで、それだけ人気のある鳥さんです。

しかし日陰だとやはり苦しいですね。もう少し明るい所へ出てくれればいいのですが・・・・

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最後は、ちょっと光線が当たり、綺麗な色が出てる写真です。これぐらいの光が当たると良い色が出ますね。

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如何ですか。時には街の電線などに群れで止まってる時もありますから、観察できるかもしれません。

ここでは最初から最後までキレンジャクと一緒でした。

見沼のケンケンさんは、ベニマシコ・エナガ・ノスリ・キレンジャクなどゲットし、取りあえずここを引き上げて今度はT沼とG沼に向かいます。

                                     ・・・・・・・続く

   

   

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2011年2月 4日 (金)

春近し!オオジュリン変身中?

久しぶりに民家園から芝川沿いに歩いてみました。

対岸では護岸工事の機材がうなりを挙げています。

最近、堤防の強化をうたい文句に、あちこちで堤防補強の工事が行われています。(それもいつ終わるか分からないような長期間の工事が…)
本当に必要なのか疑問を感じるのは私だけでしょうか?

そんな疑問を感じながら、冬の代表的な鳥の一つオオジュリンを探します。

一羽だけ、枯れヨシの間で、一生懸命ヨシの茎を割りながら中の小虫を採ってるオオジュリンを見つけました。

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茎の間から狙いますが、なかなか良いところに出てくれません。

6689_edited1sオオジュリン(大寿林)

ホオジロの仲間で、スズメより少し大きく、日本では東北以北で繁殖し、冬、南方や暖地に移動するほか、全国に冬鳥として渡来します。(地域によっては留鳥)

良く枯れヨシにとまっていますので、比較的簡単に観察できる鳥の一つですね。

囀りの「ジュリーン」から「ジュリン」の名前が付いたようですが、漢字の「寿林」は当て字のようで、特別な意味はなさそうです。(「野鳥の名前」より)

雄の夏羽は、ノビタキと同じように頭が黒く、全く異種のような精悍な感じがします。

体が一回り小さい「コジュリン」は、夏に観察されるようですが、囀りも少し違うようです。

私もまだ見た事ありません。

ところで、この写真のオオジュリンを良く見ると、すでに夏羽に変わりつつあるのでしょうか。

頭の黒い部分が濃くなってるように思います。夏羽に変身する準備でしょうか?

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在庫の写真からですが、雌のオオジュリンです。雄に比べてかわいいですね。

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このヨシ原には、ホオジロやカシラダカなどもたくさんいます。

隣の田圃では、ムクドリの群れがいます。いつも嫌われ者ですが、その中に一羽少し色の白い個体が混じってます。

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アルビーノ(白子)でしょうか?若鳥でもなさそうです。完全に白であれば珍しいと思いますが、ちょっと中途半端な白さですね。

一応群れと一緒に行動してますが、良く観察してみると、どこか群れの行動からワンテンポ遅れてるようです。

もう少し大きく撮ってみました。遠くて良い位置では撮らせてくれませんでしたが、一瞬枝の間からこちらを向いた時の写真です。このときは群れから離れて一羽だけです。

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ここ2~3日は春らしい暖かい日が続いてますが、冬鳥もいよいよ旅支度し始めてるようです。

2月4日、立春ですね。

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2011年2月 3日 (木)

トラツグミ

久しぶりにA公園をPの森からKの森まで歩いてみました。

このところのカラカラ天気で、グランドも埃っぽいです。

今年は堤防側の工事のせいで追い出されたのでしょうか、いつ来てもグランドにはタゲリがいますね。

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徐々に警戒心も薄くなってるようで、結構近くで撮れます。

途中見かけたのはツグミやモズなどだけで、目新しいものは見つかりません。

Kの森のヤドリギの下に行ってみると、少し前にレンジャクが8羽程居たとの事。少し遅かった!!

ヤドリギの実はまだ熟してるようには見えませんが、移動の途中立ち寄ったようです。

いつもの水飲み場もすでにカラカラに乾燥しています。何処を歩いても水気がなく、このままでは鳥も水確保に苦労してることでしょう。

トラツグミがいます。昨年は寅年だったせいか、結構この森でもフィーバーしたのですが、今年もあちこちで見られるようです。

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このトラちゃん、人馴れしてるのか、近づいても逃げません。近くにはだれかが造った人工の水飲み場があるようで、突然水浴びを始めました。

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上の写真は、水浴びの後の毛繕いです。

木の枝に止まるのを待ちますが、なかなか止まってくれません。

やっと止まってくれたのですが、残念ながら枝が被ってます。

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トラツグミ(虎鶫)

ハトより少し小さいツグミの仲間で、日本では九州以北・奄美大島・西表島などで繁殖し、北方や高地のものは冬、暖地に移動する留鳥です。

全身に黒褐色の三日月班があり、まさにトラのようで名前の由来になってます。

人などが近づくと、近くの木の枝の陰などに飛び込みますが、次の写真はその時のものです。自分では隠れたつもりなのか、このまましばらくじっとしてます。

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少し滑稽な仕草が面白いですね。

ムクドリの群れもいます。相変わらず賑やかな鳥です。
この鳥はご存知のように、夏の時期、大群で駅前などの木に群がり厄介者扱いされてる鳥です。

じっと見るとかわいいんですが・・・・

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駐車場のそばのハンノキには、すっかりおなじみになったマヒワもいます。

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今日は、久しぶりの暖かい日でしたが、こんな日は鳥の動きも活発になります。

ムクドリの姿を見ると、やはり「春近し!!」ですね。

   

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2011年2月 1日 (火)

ちょっと色気のある話(キセキレイ)

1月31日(月)晴れ

日本海側では大雪でたくさんの被害が出てるようですが、関東地方も、朝から風が強く寒い日です。

蓼科から帰ってから、外出らしい外出をしてなかったので、今日は朝から思い切って寒い中をK公園まで出かけてみました。

月曜日は休館日で、鳥見さんも少ないはずなんですが、今日は10時過ぎあたりからカメラを担いだ人が多くなります。

児童公園近くの橋は工事中で渡れません。鳥も居ません。いつものジョビ男君が元気に愛嬌を振りまいてくれるだけです。

久しぶりにヤマガラが人懐っこく相手をしてくれますが、ベニマシコの雌が現れただけで、雄の姿はありません。

突然ツグミと??シギが飛び出しました。毎年ヤマシギがいたのですが、ヤマシギでしょうか。

一瞬のことで、シギ類の特徴である長い嘴しか確認できませんでした。

池も一面の氷で、カモ類も居ません。カワセミが藪の中から飛び出します。今日みたいな寒い日は、やはり鳥の活動も鈍くなるのでしょうか。

結局11時過ぎまで確認できたのは、アオジ・モズ・キセキレイ・ハクセキレイ・カワセミ・ジョウビタキ(雄・雌)・ツグミ・ベニマシコ(雌)・シジュウカラ・コゲラ・シメ・エナガなど・・・・

今回の成果は、枝止まりのキセキレイとモズだけです。

6202s

ちょっと若いかもしれませんが、久しぶりの枝止まりのキセキレイです。

キセキレイの事を少し詳しく調べてみようと、いつもの「野鳥の名前」をパラパラ開いてみると、ちょっと面白い記述がありましたので、今回はキセキレイを取り上げてみました。

次の写真は、以前、近くの公園で撮ったものですが、この鳥さんは水辺が一番似合います。

5671sキセキレイ(黄鶺鴒)

日本では北海道から九州で繁殖し、北方のものは冬に南下する留鳥です。

ハクセキレイなどと同じセキレイの仲間ですが、だれもがお馴染の鳥です。

「野鳥の名前」によると、このキセキレイは、尾羽を上下に振りイサナギ・イザナミに性交を指南する「嫁ぎ教え鳥」だと言われてるらしいです。

もう少し詳しく、本を引用してみます。

セキレイの古称は「にはくなぶり」「まなばしら」「とつぎおしえとり」などと呼ばれていたようです。

「日本書紀」神代上、イザナギの尊とイザナミの尊の二柱の神の「国生み」の項、一書(第五)には「・・・・・ついに合交せむとす。しかし、その術を知らず。その時、鶺鴒飛来し、その首尾を揺す。二の神、それを見習い、交(とつぎ)の道を知る」 と記されている。これから「嫁ぎ教え鳥」といわれる。

確かに、セキレイの仲間は一様に尾を上下に振る特徴があり、「腰を振るのよ!」と教えてるように見えなくはないですね。

これからキセキレイやハクセキレイなどのセキレイの仲間を見かけたときは、この話を思い出して、いろいろご想像あれ!!(笑)

昔人の想像力や観察力は現代人より勝っていたのでしょうね。

そんな訳で、今回はキセキレイを取り上げましたので、在庫の写真の中から少し載せてみます。

まだ巣立ったばかりのキセキレイの幼鳥です。

腹の部分が少し黄色くなってきてますね。

104s

電線の上のキセキレイですが、綺麗な黄色です。

カゲロウか何かの小虫をたくさん頬張ってますね。どうしたらこんなに頬張れるのかな??

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如何でしょうか。

最後に、口直しに、同じ日のK公園のモズを張っておきます。

6172_edited1s   

*デジスコカメラ、30Sは、こんな条件の時、最高の写りを見せてくれます。

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