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2010年9月 7日 (火)

カワセミ物語(1)

まだ、まだ暑い日が続いてますが、元気なヒタキ類がそろそろ顔を見せてくれる頃でしょうか?

今回は、カワセミ物語です。今まで撮りためた写真がたくさんあったのですが、整理もせず、そのままになっていたものを、これを機にまとめてみました。

カワセミを見て、初めて鳥見に夢中になった人は多いのではないでしょうか?私も、その一人ですが、初めて見たときの感動は今も忘れられません。

いつ見ても、あのコバルトブルーが光の具合によって変化する様は、飽きることがありません。

デジスコで写真を始めたころは、カワセミばかり追いかけていたのですが、「バードカービングの資料用に…」、とアップの写真ばかり撮っていました。その頃が懐かしいです。

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さて、カワセミ君、実は環境適応力が強く、ちょっと注意をすれば、身近なところで観察することが出来るんです。近くの公園の池や小川だけでなく、どぶ川のようなところでも、立派に繁殖してます。

Img_2285s カワセミ(翡翠・川蝉)はブッポウソウの仲間で、一年中見ることが出来ます。

鳴き声「そび」「せび」から「せみ」になり、川などの水辺にいるので「カワセミ」と云う名前になったとされていますが、鳴き声の「そび」「せび」は想像できません。(古語のそびせびはカワセミの短い鳴き声"ツ・チィー"による。)

日本で繁殖しているカワセミの仲間は、カワセミ・ヤマセミ・アカショウビンの3種で、カワセミは「川に棲むせみ」の意味だそうです。

ちなみに、山地の渓流でよく見られるので「ヤマセミ」、赤いショウビン(カワセミ)だからアカショウビンと名前がついたようです。(資料:山と渓谷社「野鳥の名前」)

全体的には青緑色、腹部はオレンジ色、背中はコバルトブルーで、光の当たり具合で、一見、青く見えたり、グリーンに見えたりします。

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日本では、ほぼ全国に分布してますが、北海道では、冬季、南下するようです。

エサは、小魚やエビなどが主ですが、金魚なども捕るようですが、(金魚養殖池で、良く見られるようです。)赤い金魚をくわえたカワセミは、絵になりませんね。

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カワセミの写真と云えば、やはり、「飛び物」ですね!写真を始めると、やはり、一度は撮ってみたいシーンですが、これがなかなか機会と云うかタイミングが難しいんです。
とりあえず、今回はホバリングから……(朝日があたり、ちょっと露出オーバー気味です)Img_0407s

次は、バードカービングから・・・・・・

6年ほど前から、「何か趣味を一つ!」と始めたバードカービングですが、このところ、ご無沙汰してはや1年半。

今回、北海道にお住まいの「てっちゃん」(グランプリを数々受賞されてるカ-バーです)を紹介され、いろいろ刺激を受けました。

そこで、ほこりをかぶっていた道具を取り出し、全長11センチほどのカワセミを久しぶりに作り始めて見ました。

始めてから後悔……老眼が進んだのか、腕がなまったのか、細かい作業がうまくいきません。さらに、下塗り段階で、作品が落下し、左翼がポッキリ!!尾羽の先端も欠け!散々な再出発です。

とりあえず、下塗りをした状態です。写真を撮って見て分かったのですが、嘴が少し寸足らずか(太い)??

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次の段階で、本塗りに入りますが、色塗りが苦手なソングバードとしては、いつ完成するやら???


*てっちゃんの作品を是非のぞいてみてください。(左サイドバーのソングバード・リンクに登録してますので、クリックしてください。)バードカービング、フィッシュカービングのすばらしい作品が見れます。

次回は「飛び物」を中心にまとめてみたいと思います。

*画像をクリックすると大きくなります。

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コメント

ソングバードさん、お久しぶりです。

カワセミのダイビングに挑戦されたのですね、色塗りはやっぱり難しいですよね、魚はエアブラシが使えるので、まだ良いのですが、鳥は薄く何度も塗り重ねないといけないので、大変です。

僕のHPのご紹介有難うございます、グランプリを何度もだなんて、フィッシュカービングの方は何度か頂いていますが、バードカービングの方は初級で一度イエローリボンを頂いただけですよ。

そうですね、仰る通り、クチバシが少し太いかも知れません?カワセミの嘴って、上から見ると、まっすぐでは無くて、緩やかにカーブして、口元の方に広がっていますよ。

投稿: てっちゃん | 2010年9月 8日 (水) 00時02分

てっちゃん、おはようございます。
早速、アドバイスありがとうございます。
そうなんです。色塗りが一番大変で、「カービングは立体のキャンバス」なんて言われるのですが、努力だけでは補えないものがあるようですね。
とにかく、仕上げてみます。

投稿: ソングバード | 2010年9月 8日 (水) 07時32分

先日、初めて川口自然公園へ行きました。目当ては、カワセミでしたが、池にはアオコが発生していて今年生まれた幼鳥が一羽、なぜか飛び込めず。釣り人が小魚を釣ってカワセミが止まっている木の下へ投げると、それを食べていました。
これが正規の餌付け??カワセミは、本当に飛び込めないのか?・・・と思いましたが、見ている限りやせ細っているように見えました。きれいで、かわいいカワセミが、餓死するのは。。と思い小生も近くの上州屋へ行き、釣り道具一式を買い込み
そこで釣りを開始、5匹程度のクチボソを釣り、カワセミの止まっている木下へ投げましたところ、1回飛び込みました。(5回投げて・・・)
20年ぶりの池での釣りは、結構楽しかったので、これからはタナゴ釣りでもやってみようかな・・・と考えています。

投稿: 見沼のケンケン | 2010年9月10日 (金) 06時00分

見沼のケンケンさん、すごいですね!今回はタナゴ釣りですか?
趣味がどんどん増えて、楽しみですね。タナゴ釣りも面白そうです。また教えてください。
カワセミも賢くで、魚をくれるのを待ってるのでしょうね。

今の時期のカワセミは、一番みすぼらしい姿をしていることが多いです。
一番きれいな時期は、やはり、春先の恋の季節でしょうか。

投稿: ソングバード | 2010年9月10日 (金) 07時37分

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